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- 栄養学専攻 修士課程
修了者メッセージ
人々の健康に寄与したいというモチベーションが研究の活力になる
大和田 真由
埼玉県出身 女子栄養大学卒業
栄養学専攻 修士課程 2024年修了
指導教員:西塔 正孝教授
株式会社はくばく
私は大学時代から、「食を通じて人々を健康にしたい」「健康的な食品を開発したい」という思いがありました。進路を考えたときに、栄養学の勉強だけでなく、将来は食と健康をめぐる様々な課題を理解し、健康に寄与する食品や成分について探究することの重要性を感じ、大学院への進学を決意。
大学院では、近年高まる健康志向の中でも、特に血圧や血糖値の上昇を抑制する機能性成分に着目。「食用ナマコ類体壁から調製された酵素加水分解物の食品機能性評価」というテーマで修士論文に注力しました。先行文献が少ない中、研究を進めることに苦労しましたが、人々の健康に寄与することをモチベーションに、粘り強く取り組むことができました。
また、主体的に学ぶことが必要になる大学院では、自ら情報を収集する能力が向上し、専門分野に関する知識も蓄積されたと実感しています。現在、私が所属する開発部では、食に関するトレンドやマーケティング、製造に関わる機器や包装技術など多岐に渡る情報の理解が求められます。大学院時代に修得した、情報を収集し整理する能力と、学内外でのセミナーに参加し積極的に知識や情報を得てきた経験が、日々の仕事に活かされています。
大学院の学びがプロスポーツ選手の最高のパフォーマンスを支える栄養サポートにつながる
本橋 寛子
東京都出身 女子栄養大学卒業
栄養学専攻 修士課程 2022年修了
指導教員:上西 一弘教授
株式会社LEOC
管理栄養士
大学卒業後、受託給食会社で3年にわたり、管理栄養士として働きました。その後、スポーツ栄養を学ぶために他大学のスポーツ科学部で科目等履修生として学びながら、スポーツ栄養学研究室でアスリートに対する調査などの仕事をサポート。そして、大学院進学を目指していたので1年間の留学も経験しました。スポーツ選手への献立作成や栄養教育といった仕事を通じて、選手が最高のパフォーマンスを発揮するためにできる栄養サポートを実践するには、スポーツ栄養分野での研究が必要であると感じ、大学院への進学を決めました。女子栄養大学大学院は、栄養学の幅広い分野において最先端の学びがあること、スポーツ栄養において様々な競技のサポートを行っている環境が魅力です。大学院では、大学生男子陸上長距離選手を対象に酸化ストレスと主観的気分評価との関連をテーマに研究を進めました。大学院は大学と異なって、自ら学びを追究する場でした。
現在は、プロサッカー選手を対象に献立を作成し、食事を提供する仕事に携わっています。要望への迅速な対応力が求められ、大学院で得た知識や実践力を活かしています。