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在学生×教授 メッセージ
研究室の取り組みと、未来に対する想い
科学的根拠に基づいた
視点と知識を課題解決に
活かしてほしい
緒方 裕光教授
疫学・生物統計学研究室
研究指導分野/保健統計学
児童の健康意識を高める
効果的な睡眠教育を
検証していきたい
Cさん
埼玉県出身 女子栄養大学卒業
保健学専攻 修士課程2年
健康課題の解決に向け、養護教諭の専門性を高める
Cさん 私は大学1年生の頃から大学院進学を考えていました。学部生の時に実習やインターンシップで現場を経験して、4年間では十分に学ぶことができない領域があると知り大学院進学を決意しました。
緒方 学部生の時に授業を担当していましたが、常に真摯に取り組んでいると感じていました。大学院進学の報告もしていただきましたね。
Cさん 学部を卒業した時にまわりの友人が養護教諭として実際に働き始めることもあり、現場を経験したいという思いも強かったです。だから、学校保健教職コースで学校現場を理解しながら研究ができる環境はとても魅力的でした。養護教諭の役割はいろいろとありますが、研究を通して子どもたちが健康に過ごすための教育的指導に関して強みを持ちたいと思っています。
緒方 私は公衆衛生学分野で生物統計を専門としています。学校保健は公衆衛生の一部なので、昔と比べ学校現場での健康問題が多様化している現状は感じていました。また、そこに科学的な視点で健康問題を解決していく高度な人材も求められています。研究も順調に進んでいますよね?
Cさん 小学生を対象にした「睡眠教育」について研究を進めてます。授業と掲示物を組み合わせた教育効果を検証しています。掲示物を効果的に授業でも活用することで、睡眠に関する学びがより持続的になるのではと考えています。現在、子どもたちへの教育効果を計るための予備調査のための質問紙の作成を進めています。
緒方 来年には介入調査も行いますね。学校での課題のひとつに「健康」というキーワードがあり、そこにはいろいろなことが関係しています。科学的な見方と考え方をプラスして合理的な解決が目指せればいいと思います。
Cさん ありがとうございます。大学院修了後は養護教諭として学校現場で活躍したいです。特に、研究テーマである睡眠をはじめ様々な健康教育に積極的に参加して、大学院で学んだ知識やスキルを子どもたちや学校のために活かしていきたいと思います。
緒方 いい意味でこだわりがあるので、踏み出すのに時間がかかることもありますが、研究を経験した養護教諭という意味では、Cさんはとても向いていると思います。期待しています。
現代的な健康課題を抱える
子どもたちへのより良い
支援を目指してほしい
深田 耕一郎教授
福祉社会学研究室
研究指導分野/学校福祉学
保健に関わる情報を
児童生徒の理解度や
状況にあわせ発信したい
Dさん
東京都出身 女子栄養大学卒業
保健学専攻 修士課程2年
保健の知識と教育的視点を持ち、専門性の高い養護教諭へ
深田 学部生の時に行った養護実習での経験が大学院進学のきっかけとなり、今の研究にもつながっていますよね。
Dさん はい。中学校で養護実習を行い保健室で来室対応をしましたが、想像以上に自分の状態や考えを言葉にして話すことを苦手としている生徒が多かったです。状況を改善したいと考え、気持ちや辛さを分類したコミュニケーションカードを保健室の入口に掲示しました。すると、これまで考えを伝えることができなかった生徒がこのカードを使って気持ちを教えてくれるようになりました。この経験から、保健室内外の掲示物の重要性や可能性を感じ研究したいと大学院への進学を決めました。
深田 普段の生活からまじめで誠実であると感じています。それは研究に対しても表れていて、研究テーマとしっかり向き合っていますね。
Dさん 「保健室内外の掲示物がもたらす児童生徒の援助希求能力や来室頻度への影響に関する研究」というテーマで研究を進めています。保健室内外の掲示物には来室者の心理に大きな影響を与え、行動変容を促す可能性があると考えられます。また、通常学級には発達障害の可能性のある児童生徒が約8.8%在籍しているという調査結果もあります。そのため、保健室においても視覚教材を用いて教育的支援を行う必要があると考えます。
深田 私自身は福祉の分野を対象にして、社会学の理論で研究と実践をしてきました。主に障がいを持った方の介助です。人を支援するという視点では、沖田さんの研究と通じるものがありますね。対人支援では、保護や指導だけでなく、主体性を尊重し引き出すことも必要です。掲示物を通して、効果的な健康相談や子どもたちの健康意識を高めることができればとても有意義ですね。
Dさん 現在の保健室内外の掲示物の種類や配置状況を把握し、さらに養護教諭へのインタビュー調査を実施して実践的知見を収集することで、効果的な掲示物を検討していきます。インタビュー調査は初めてなので、どんな質問をすれば効果的なのかを考えながら、粘り強く取り組んでいます。
深田 質的研究の手法ですね。数値に表れないデータをどう分析していくのか、これからが研究の醍醐味ですね。また、研究を進めていけば、それなりの困難にぶつかると思います。失敗を恐れずに、成長の機会と捉えて歩んでいってください。
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