日本栄養大学×SDGs
日本栄養大学×SDGs
2026.07.06
社会連携
捨てられてしまう水産資源(皮や骨などの加工残渣、小魚やナマコなど未利用資源)を宝の山に変え、これらに含まれるタンパク質から、健康維持や美味しさに寄与する食品成分を掘り起こす、持続可能な食品開発に挑戦しています。
食品に含まれるペプチドには、血圧上昇の抑制や血糖値の管理など、生体内で重要な役割を果たすものが多数存在します。しかし、酵素分解などで生成されるペプチドの組み合わせは膨大で複雑です。当研究室では、以下のプロセスで有用な成分を特定しています。
1.回収と生成: 廃棄される魚介類の加工残渣からタンパク質(コラーゲン等)を回収し、酵素や加熱、圧力などの技術を用いて多様なペプチドを生成します。
2.特定と分析: 膨大な組み合わせの中から、最新の分析方法を駆使して、有用な成分を見つけ出します。
3.有効性の検証: ヒトの消化・吸収過程を考慮した上で、実際に標的組織やヒトが摂取する際にどのように作用するかを科学的に解明します。
これまでコラーゲン由来ペプチドの特徴とDPP-4阻害活性の関係や、GLP-1分泌促進のメカニズムといった高度な分子レベルの解析は、まさに当研究室が取り組む「生活習慣病の予防に適した食品開発」の最前線と言えます
[食品生産科学研究室 西塔正孝教授]