女子栄養大学 女子栄養大学短期大学部 学校法人 香川栄養学園 女子栄養大学大学院 香川調理製菓専門学校

社会連携のいま
2024.04.01

実践栄養学科3年生のボランティア活動【豊島区 地域支援活動】

大学臨床栄養管理研究室(指導担当:恩田理恵 教授)が行っている、豊島区でのボランティア活動は、2年目を迎えました。

この活動は、豊島区駒込の地域にお住まいのご高齢の方々(なかよしさくら会)と「食」を通して交流し、地域活性化に貢献するものです。学生たちは、授業や実習等の予定を調整し、定期的にこの活動を行っています。

3月21日(木)は春らしく、ちらし寿司をつくり、ご参加の皆様と一緒にお食事をしました。
学生たちは朝から駒込キャンパスの調理室にて、ちらし寿司の具材の仕込みを行いました。会の皆様が食べやすいように、歯ごたえのあるレンコンは少し小さめにカットしたり、菜の花の茎はやわらかく煮たりという工夫をしています。



ご体調やお身体を考慮し、お食事会にご参加のできない方へは、ご自宅への配食を行います。
この日は、お誕生日を迎えた方がいらっしゃったので、学生が作成したお誕生日カードも一緒にお届けしました。



お食事後は、地域によるちらし寿司の違いや、ちらし寿司に入っている緑黄色野菜(にんじん・菜の花)の栄養に関するお話をしました。
ご質問もいただき、管理栄養士を目指す学生にとっても、貴重なアウトプットの機会です。

この活動に際して学生たちは、豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー、会の方々と事前の打ち合わせを行っています。その際、お食事メニューのご希望を聞き取り、栄養バランスや食べやすさを考慮し、レシピを考え、調理しています。
臨床栄養管理研究室に所属する学生は、将来医療の場で働くことを目指す学生が多いことが特徴です。このボランティア活動は、将来に繋がる学びでもあり、貴重な経験です。
そしてなにより、ご参加の皆様とのお食事の時間は学生にとっても非常に有意義な時間でもあり、笑顔があふれていました。

今後も継続していくことで、地域支援活動に少しでも貢献できれば、と研究室一同考えています。