JOURNAL KAGAWA ヨクシル
学部のキャリア支援【未来の課題を創造する】

学びと教育

協力企業:エスビー食品株式会社

学部のキャリア支援【未来の課題を創造する】

 今回は、大学1年生後期開講のキャリア講座Ⅰ(企業参加型)で行われた最終プレゼンテーションの様子を紹介します。本科目は、実社会の企業が抱えている課題解決に取り組み、その過程を通して、課題解決に必要な姿勢や方法論、スキルなどを身につけることで、将来に向けてのビジョンやキャリア像を明確にすることを目的としています。
 今年は、エスビー食品株式会社様にご協力いただき、課題は「2050年のエスビー食品株式会社の新規事業を考える」でした。その最終プレゼンテーションの様子をお伝えします。

今年の協力企業は、エスビー食品株式会社

 今年の協力企業様は、エスビー食品株式会社です。創業100年以上の歴史をもち、日本の香辛料のトップメーカーであり、味と品質にこだわった製品づくりを続けてきた食品メーカーです。企業理念は「食卓に、自然としあわせを。」のもと、研究と創意工夫を重ね、新たな価値の創出に挑み続けるとともに、社会や市場環境の変化にも柔軟かつ積極的に対応されています。

 今回の企業からの課題は「2050年のエスビー食品の新規事業を考える」という未来志向のテーマでした。各グループに与えらえた仮想の2050年の未来社会に対して、その社会に住む主人公が抱える課題を解決するために必要な新規事業を構想するという、"答えがない問題”に挑戦しました。

「答えがない問題」に挑戦

 エスビー食品株式会社では、「食の長期的課題」「食文化の進化」に関わる新しい知の探索を行い、食のイノベーションを推進するために【食文化未来研究所】を設立されたそうです。今回の課題は、この食文化未来研究所が社内研修として取り組まれた内容と同様のものを学生向けに実施していただきました。

 提示された2050年の6つの未来社会
●100年人生と超高齢社会●気候変動と資源制約●メタバースの日常化●都市と地方の逆転●食のデータ化と調理時間の減少●AIとの共生社会

 各グループに1つの未来社会が与えられ、その未来に必要な新規事業を提案するという「答えがない問題」に挑戦しました。グループワークやプレゼンテーションで必要な姿勢や方法論を学びつつ、中間発表や企業の方との意見交換を重ね、最終プレゼンテーションに臨みました。
 最終プレゼンテーションでは、企業の方の採点による最優秀賞を決めることも事前に伝えられ、学生たちは最優秀賞を目指して課題に取組んでいました。

最終プレゼンテーション

 最終プレゼンテーションでは、発表直前まで資料の最終確認やリハーサルを行い、どのグループも最後まで考え抜いた「2050年のエスビー食品の新規事業」を提案していました。

 各グループの発表後には企業の方々からも直接コメントをいただき、学生ならではの発想に驚かれる場面もありました。また、学生たちは実社会での経験に基づいた社会人の具体的なフィードバックに、視点や創造力の広さを感じている様子が見られました。

 学生たちは他のグループの発表を評価することも課題とされており、真剣に他のグループの発表に耳を傾けていました。

最終プレゼンテーションを終えて

 6グループの最終プレゼンテーション後には、エスビー食品 特別顧問 山崎雅也様から総評をいただき、答えのない問題に取組んだ経験をこれからの大学生活の中でも大切にして欲しいとの励ましの言葉を頂戴しました。

 企業から最優秀賞に選ばれたグループは、これまでお互いに取組んできた努力を称え合いながら、喜んでいる姿が印象的でした。最優秀賞のグループには、エスビー食品様からの豪華賞品も贈られました。

 授業終了後も個別でフィードバックを聞きに行くグループもあり、答えのない問題を考える面白さに気付いていた様子も見られました。

女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部は、2026年4月より共学化に伴い、日本栄養大学・日本栄養大学短期大学部に名称変更いたします。