JOURNAL KAGAWA ヨクシル
短期大学部で初めての金融リテラシーセミナーを開催!

短期大学部

キャリア支援の一環(将来に備えた学び)

短期大学部で初めての金融リテラシーセミナーを開催!

短期大学部では、2年間という限られた時間の中で栄養士資格の取得を目指しながら、自身の進路を決めていく必要があります。専門分野の学びと進路実現を考える日々の中で、実生活に役立つ知識を得る機会は限られがちです。そんな中、今回キャリア支援の一環として、学生のうちに「お金」に関する基本的な知識やリスク管理の考え方を身につけ、「豊かな将来を築くための力」「社会に出た後の生活力」を高めることにつなげてほしいという思いにより、初めて「金融リテラシーセミナー」を開催することになりました。

「金融リテラシーセミナー」で広がる未来の選択肢

今回の「金融リテラシーセミナー」は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社との共同により開催しました。近年、人生100年時代といわれる中で、早い段階からの金融教育の重要性が高まっています。2022年には高等学校の学習指導要領にも金融教育が拡充され、社会全体で「お金の知識」を身につける動きが広がっています。こうした背景を受け、本学でも専門分野に加えて、実生活に役立つ金融リテラシーを学ぶ機会を提供することとなりました。

「食・栄養・健康」の専門知識に加えて、+α(プラスアルファ)で”生きる力”を身につける

短期大学部での2年間は、栄養士資格取得という明確な目標に向かって学ぶ時間が大半です。その短い時間の中で、自身の進路を決める必要もあり、専門分野以外の学びの時間を確保するのは簡単ではありません。しかしながら、社会に出たら「食・栄養・健康」の知識だけでなく、生活全般に関わる力も社会人として必要であり、知っているだけで未来に大きく関わる可能性があります。
今回のセミナーでは、雇用形態による違いから生じる「お金」の話から、貯蓄・投資・保険・クレジット・税金・ローンなどのテーマを取り上げ、学生たちが自分自身の将来を考えるきっかけとなるような内容のセミナーを実施しました。普段は「食・栄養・健康」といった専門的な学びに集中している学生たちも、このセミナーでは少し視点を変え、自分の生活や将来について考える姿が見られ、「知らなかったことを知ることができた」「将来に向けて準備する意識が芽生えた」といった声がありました。

セミナー講義の様子

学生の未来に寄り添うキャリア支援

金融リテラシーは、社会で生きる力のひとつです。専門分野に加えてこうした実生活の学びを取り入れることで、学生たちの未来の選択肢は広がり、より豊かな将来につながっていきます。本学では、就職先や進学先などの進路実現のキャリア支援だけではなく、学生一人ひとりが社会に出たときに“本当に役立つ力”を身につけられるような支援も必要だと考えています。学生一人ひとりの未来を見据えた支援により、社会で自立して活躍できる力を育んでまいります。

女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部は、2026年4月より共学化に伴い、日本栄養大学・日本栄養大学短期大学部に名称変更いたします。