2025.11.27
社会連携
短期大学部の学生が荒川区内の特別養護老人ホームにて開発メニュー提供と栄養講話を実施
2025年11月22日(土)、荒川区の特別養護老人ホーム癒しの里 南千住が運営する「いやし食堂」において、本学短期大学部 食物栄養学科 小澤啓子准教授のゼミに所属する2年生4名が、学修の一環として あらかわ満点メニューの提供 と 栄養講話 を行いました。
本企画は、地域高齢者の“食と栄養を通した健康づくり”を支援するとともに、学生が実践を通して学びを深めることを目的としています。
当日は、ゼミ生が施設の管理栄養士の方と一緒に、栄養バランスや食べやすさに配慮して考案したあらかわ満点メニューである「野菜たっぷりごちそうランチ」 を提供しました。ハッシュドビーフ、鮭フライ、コンソメスープ、ミルクゼリーを組み合わせたメニューで、1食で野菜171g(1日の目標量の約1/2)を摂取できる点が特徴です。学生たちは、配膳、利用者の皆さまとの会話にも積極的に関わり、会場は笑顔にあふれました。
食前・食後には、担当学生が中心となり、「毎日を元気に過ごすための食事の工夫」として、「さあにぎやかにいただく」10食品群を活用した食事の整え方について、わかりやすく講話を行いました。長期保存食品の活用、間食の賢い取り入れ方、1日3食の重要性 といった、日々の食事にすぐ役立つポイントを紹介しながら講話を展開しました。
利用者の方々からは、「野菜がたっぷりでおいしかった」「家でも“さあにぎやか”を意識してみる」など温かい感想を多数いただきました。学生たちに直接「ありがとう」と声をかけてくださる方も多く、地域の皆さまとの交流が深まる貴重な機会となりました。
学生たちも、メニュー開発の実践・講話の立案、教材作成、準備(PDCAサイクルの実践)・講話によるコミュニケーション・地域高齢者の食環境の理解など、多くの学びを得ることができ、学生からは「相手に伝わる話し方の難しさを知った」「食べやすいメニューの工夫の大切さを実感した」などの感想が出ており、多くの学びを得ることができたようです。