令和2年度 食文化栄養学実習

山下史郎ゼミ■フードマーケティング研究室


惚れ薬開発計画
料理で惚れさせる方法


 みなさんが考える“惚れ薬”とはいったいどんなものでしょう?小瓶に入った液体の薬?それとも風邪をひいた時に飲むような錠剤または粉状のもの?そしてこれらをこっそりの惚れさせたい相手に服用させること?こういったイメージを持つ人がほとんどでしょう。しかし、私が考える“惚れ薬”とはそんな怪しい薬ではありません。そもそもそのような薬が存在するならば飛ぶように売れていることでしょう。現実に“惚れ薬”と呼ばれる薬が存在しないのはどうしてなのでしょうか。
 一方で、“惚れ薬”が欲しいという需要は一定数存在しています。各種の調査で「恋愛はしたいけどできない」という現代の若者のニーズが分かっています。それを解決するひとつの手段として“ 惚れ薬” ばあればとても効果的だと考えます。
 私が“惚れ薬”にこだわるのはなぜでしょう。今まで片思いをしたこともあり、お互いの気持ちが離れそうになったこともあり、恋愛は難しいということが分かりました。好きな人に好きになってもらうということはとても難しいことです。そんなとき“惚れ薬があれば”と思いました。
 今まで惚れ薬効果のある食材や研究について調べてきました。多くの人がセクシーや色っぽいという意味でフェロモンという言葉を使います。しかしフェロモンとは動物の体外に信号として放出される化学物質のことです。人間にはフェロモンというものはありません。その役割をしているのが匂いと言われています。これまで、匂いやフェロモン、媚薬として使われていた食材などを調べてきました。そこで調べてきた食材を用いて「料理」としての惚れ薬を作りたいと思いました。
 今回の発表では私が考えた料理としての惚れ薬の作り方とその効果について説明します。