令和2年度 食文化栄養学実習

宮内正ゼミ■文化学研究室


素早く仲良くなれる方法


 初対面の人や友人と素早く仲良くなれる方法。それは、一緒にご飯を食べることです!一緒に食べることで、相手のありのままが見えやすく打ち解ける時間が短時間で済むからです。なぜ食事という行動で親しくなることができるのか。その謎を今回の発表で解明していきたいと思っています。
 なぜ、このテーマに興味をもったのか。理由は、自分の中での経験があるからです。
 昨年とある実習の授業にあった学外実習の中で、調べた国のレストランに行き本場の味を知るというモノがありました。実習の一緒に行った人とは最低限の会話しかしなく、お互いには見えない壁がありました。しかし、一緒に食事をしたとき相手との会話が弾み、壁が無くなり色んな話を聴くことができたり、自分から話せるようになっていきました。ここで食事というものには人との距離を縮める何かがあるなと気になり調べ始めました。
 そこで前期では、誰かとの食事するうえで大切のことは一体なにかを調べました。結果分かったことは、マナーや行儀などの社会に必要なルールの上で食事という行為がなりたっていること、人間関係によって変化する食事シーンの捉え方です。この2つがあることによって、「食事」という行為で親しくなるための準備が完了します。
 後期ではなぜ早く親しくなれるのかについてCMを使いタイプ別に分けます。またそこから見える人間関係はどのようなものか、何を描こうとしているのかをまとめていき、そこから親しくなっていくポイントの共通点を探っていきます。また、そこから見えてきた食事で親しくなれる方法を発表していきます。更に、「食事」という行為はいつから始まり現在までに至るのかについてもお話しできればと思っています。