令和2年度 食文化栄養学実習

平口嘉典ゼミ■食料・地域経済学研究室


東京のオアシス「清瀬」に行ってみよう!


 私の地元である東京都清瀬市は、東京都であるにもかかわらず知名度が低い。市内・市外問わず、たくさんの人に清瀬の魅力を知ってもらいたいという思いから、清瀬市の地域振興を研究テーマとした。また、清瀬市は都心から電車で30分ほどのアクセスの良さだが、農業が盛んである。都心の喧騒から少し離れた清瀬を「東京のオアシス」とイメージし、このワードをテーマに入れることにした。
 本研究の目的は、清瀬市を特産品の活用を通して振興することである。そのために、清瀬市の商工会や市役所の方へのヒアリングを実施し、私なりに清瀬市の特産物をPRする方法として、オリジナルレシピの考案とレシピカードの作成、配布を行った。
 清瀬市は東京の中でも、畑が多く農産物が豊富に存在し、農家の方が経営する直売所が人気である。採れたての野菜を目当てに、少し遠いところから車で買いに来る人がいるほどである。清瀬市の特産物で最初に名前があがるのは、東京都一の生産量を誇る「にんじん」である。その他にも、ほうれん草、小松菜、里芋など色々な種類の農産物が生産されている。また市内には牧場があり、牛乳も生産されている。
 清瀬市の魅力の一つである農産物をPRするため、オリジナルレシピを考案した。このレシピに基づいて試作を行い、それぞれレシピカードも作成した。レシピカードは、JA東京みらいが運営する「みらい清瀬新鮮館」にて配布した。また、レシピカードにQRコードを記載し、 レシピカード入手者を対象に地元農畜産物に対する意識調査(Webアンケート)を実施した。
 本研究を通して、市内外のより多くの人に清瀬の農畜産物に興味を持ってもらい、さらに「食べてみよう」と行動を起こしてもらいたいと考えている。