令和2年度 食文化栄養学実習

平口嘉典ゼミ■食料・地域経済学研究室


いすみ市の魅力を発信しよう!
女子大生からみたいすみ市の魅力〜大原漁港〜


 千葉県いすみ市は東京から2時間弱とアクセスが良く、海と山に囲まれた自然豊かな街である。そのなかでも伊勢海老の水揚げ量が全国1 位など漁業が盛んな大原漁港がある。漁業を中心にいすみ市の魅力について知っていきたい、広めていきたいと思い実習テーマにした。
 本実習ではいすみ市の漁業に焦点を当てて、漁師の仕事、大原漁港の魅力について全国の人に知ってもらうための活性化計画の作成・実施を目的とする。いすみ市のPR 動画を作成するためにフィールドワークを行い、いすみ市の魅力は何かを実際に漁師の方にインタビューするなどして情報収集を行った。
 いすみ市へのフィールドワークにより、タコやヒラメなど一年を通してたくさんの海産物が捕れる漁港であることが分かった。また「船上活〆」といって大原漁港の漁師が極めた高度な技術があり、「いすみブランド」という価値の高い商品があった。漁師の親子二組へのインタビューではいすみ市は一年を通して過ごしやすい気候であること、他の漁港と比べて捕れる海産物が多いことや、漁師として生きていく誇りを聞くことができた。また、市役所の方に市内を案内してもらい、老舗のお店、歴史、神社など地元の方だからこそ知っている魅力を知ることができた。今までいすみ市には漁業しかないと思っていたが、それ以外にもPR したいポイントが多くあった。以上のフィールドワークを踏まえ、これからいすみ市について知りたいと思っている人に対し、いすみ市の魅力を最大限伝えるために、PR 動画を作成した。
 この実習を通して、いすみ市漁業の魅力だけでなく、いすみ市全体の魅力について知ることができた。また地域を知ってもらうためのPR 動画作成では、伝えたいことを上手く動画で表現するのが難しかった。このPR 動画をきっかけに少しでもいすみ市の魅力が伝わり、訪れる人が増えてくれることを願う。