令和2年度 食文化栄養学実習

田中久子ゼミ■公衆栄養学研究室


もったいないおばけと行く!すごろくゲーム
食品ロスを知ろう


 前期に引き続き食品ロス削減について、インターネットのニュースや取り組みを調べた。しかし、調べれば調べるほど前期時点の目標であった食品ロス削減を目的としたボードゲームの作成が困難であると感じた。行き詰った際、卒業生の先輩と食事に出かける機会を得、その旨を伝えたところ先輩から自身の研究内容を伺い非常に刺激となった。そのため、昨年の先輩のボードゲームの案をインスパイアさせてもらいつつ前期で行った食品ロスの調査をもとに、後期はボードゲームの制作に乗り出した。ストーリーとしては飲み会や外食で「お金を払っているから」という理由でむやみやたらと注文をするだけして残して帰ることを日常的に繰り返し、自炊用に買った食材も手を付ける前に腐らせる、捨ててしまうことがほとんどだったあなたはある夜、夢を見ます。夢の中であなたはもったいないおばけに出会い「お前が食品ロスについて理解するまで夢から醒めさせない」と言われあなたの一挙一動を振り返りつつ世間ではどのような対策が取られているか知る旅に出ます。その一部始終をプレイヤーに行ってもらい食品ロスについて学び、いち早く夢から覚める(ゴールする)人が優勝の双六を制作予定だ。マス目には食品ロス関連のクイズや健康に関する豆知識、例えば廃棄率の少ない食材の切り方を選ぶ、食べ物の旬を答える、SDGsについて、ドギーバッグの概要など実際に一人暮らしをする際に役立つようなものを記載する予定でこの人生ゲームを通して食品ロス削減に対する知識を得てもらうのが目的である。11月中には完成させ、ゼミ生にプレイしてもらいその時の様子や感想、批評それを踏まえての改善点を12月の発表会で発言していきたい。