令和2年度 食文化栄養学実習

高島美和ゼミ■英語圏文化研究室


癒しのハーブスイーツ
~香りを活かしたスイーツの考案~


【背景】現代の私たちの生活には、便利で快適に過ごせるためのもので溢れている。一方、それと同時にストレスを感じる要因になっていることもある。例えば、通勤通学の満員電車。SNS はいつでも人と繋がることができるが、その言葉を受け取る人によって感じ方が違い誤解を生み出すこともある。医療の進歩で平均寿命が長くなったが、日常生活で感じるストレスが原因で精神的な病気にかかる人もいる。このようにストレスを避け続けることが困難な世の中で、それと上手く付き合っていくためには溜め込み過ぎないよう発散することが必要だ。
 人それぞれストレスを解消する方法は違うが、私にとってスイーツを食べることが一番の方法である。そこで、香りの癒し効果に着目し、ストレスを解消できるスイーツを考案しようとテーマに選んだ。
【目的】20 代前半は就職や引っ越しをする人も多く、実生活において環境が大きく変わるタイミングである。そんなストレスを感じやすい23 ~ 25 歳の社会人女性をターゲットに、日常生活で感じるストレスを癒すハーブの香りを活かしたスイーツを考案する。
【内容】洋菓子店に売られるスイーツと想定し、タイム、カモミールなどを用いて4 種類考案した。食べるシーンを想定し、ハーブが持つ香りの効果に触れていく。また、味や見た目でもハーブを感じられるよう試作を繰り返してレシピにまとめた。私と同じようにストレスと上手く付き合っていくための方法として、スイーツを食べることがストレスの解消となっている人も多くいる。お茶を淹れて大好きなスイーツを用意し、ハーブの香りに癒されながら緩やかな時間を過ごす。そんな時間こそ、気持ちをリフレッシュさせて心に余裕を持たせてくれるのではないだろうか。