令和2年度 食文化栄養学実習

高島美和ゼミ■英語圏文化研究室


視覚からの食の輝き
1日のひとときに幸せ感を


 食べ物を見ているだけで幸福感や満足感が満たされるのを感じたことがあるだろうか?
 私は、初めてアフタヌーンティーに訪れたとき華やかで可愛らしく作られたお菓子たち見てとてもワクワクした気持ちやときめきを感じた。食から感じる幸せや、ウキウキとした気持ちなど、人の心を動かすのはどんなところからなのか明らかにできたらと思い、研究を始めた。
 前期では、オリジナルのブレンドティーを作り、1日を朝、昼、午後、寝る前の4 つのシーンに分けてそれぞれに合うお茶を生み出した。例えば、寝る前の一杯「Elegant sweet」。ラベンダーは、香りを嗅ぐだけでリラックス効果を得ることができ、ローズの香りで安眠効果や、優雅な気持ちを与えてくれる。そのため、1日の締めくくりにぴったりだと考えた。そして、ドリンクの商品名は重要であると考えている。なぜなら、店で注文するとき、ネーミングが気になったものにまず目がいくからだ。それはどんな味がするんだろう?どんな形で出てくるのだろう?と想像が膨らみ、目の前に出てきて、それを口にするまでワクワクした気持ちになる。その経験をふまえ、ネーミングにもこだわった。
 そして今回は、四季に合ったブレンドティーとハーブティー4つとそのお茶と一緒に楽しめるスイーツも提案する。スイーツは、今まで訪れたアフタヌーンティーで食べたプティフールやセイボリーをシーズンごとに何をテーマにしているのかを分析した。それらをもとに、春、夏、秋、冬に分け、それぞれ2品ずつ提案する。季節感を感じてながら、見た目も楽しめるものにした。
 普段の日常のなかで、食からのほんの少しのトキメキや幸せ感を感じてもらい、日々の生活に潤いを感じてもらえたらと思っている。