令和2年度 食文化栄養学実習

高島美和ゼミ■英語圏文化研究室


海賊の世界を旅する
―砂漠の島と空の島―


 皆さんは、自分の好きなものの世界に入ってみたい、そう思ったことはあるだろうか?私はそれを好きになってから常々自分が仲間になっている姿を想像している。実習では自分が理想とする、世界観を再現したそんなカフェを作ろうと考えた。私の理想とするカフェは、一緒に冒険をしているかのような空間をつくることである。例えば、船の中にいるような内装で小物を使い細かく演出をする。料理を見ただけでシーンを思い出し、入り込むことができるようなエピソードごとのセットメニュー。食文化栄養学科で学んできたことを活かして、カフェを提案できると考えた。
 私の好きな世界とは「ONE PIECE」である。海賊になった少年がひとつなぎの大秘宝を見つけ、海賊王になるという夢をかなえるため冒険する話。その話の中でも、砂漠の島と空の島での冒険エピソードにテーマをしぼった。島やキャラクターを表現したメニュー、シーンをイメージさせるメニューを考えた。また、それぞれのエピソードのあらすじを書いたPOP をメニューと一緒にテーブルの上に置くことで、麦わらの一味と冒険している世界観を感じてもらおうと考えている。さらに、小物を使い海賊の食事シーンをイメージしたテーブルコーディネートや内装を作り、店舗設計では船の中にいるようなデザインにすることで、砂漠の島と空の島を旅しているような、お客様がワクワクしたものになるように考案した。
 自分の理想を詰め込んだONE PIECE 好きによるONE PIECE 好きのためのONE PIECE をコンセプトにしたカフェ。食文化栄養学科で学んできたことを存分に出した、私にしか提案することのできないこのカフェの名は「麦わらstories」。私の集大成といえる実習をぜひ楽しんで聞いていただき、皆さんにも自分の好きな世界を自分の手で作ってもらいたい。