令和2年度 食文化栄養学実習

浅尾貴子ゼミ■フードマーケティング研究室


ストーリーとカワイイのある商品開発
盛り付けと販促の工夫6つのポイント


●動機● SNS に投稿される料理写真や、話題になるお店のメニューや商品には、どんな要素があるのか気になったことがきっかけです。
●1年半の流れ●行ったことは3つあります。一つ目は小売業への商品提案です。企画書作成・商品提案の手順を知りました。競合商品が多い中で手に取ってもらう方法・他の商品との差別化が必要であることを改めて感じました。二つ目に、外食企業のテーマレストランでのメニュー開発です。市場調査を繰り返し、料理のビジュアルに関するテーマを取り上げることを決めました。企業の方に助言をいただきながら、季節ごとに3回の商品提案の機会に恵まれました。特に販売につながった秋メニューの提案では、企画書作成からお客様用のメニュー表作成まで、全ての工程を経験することができ、店舗運営の仕事のイメージできました。商品となる料理に関しては、盛り付け方法、食材の選び方、味の組み合わせ、演出方法の4つを研究しました。三つ目には自粛期間中のオンラインゼミで、毎週各自のテーマに沿って料理を作る訓練を行いました。10人分の案を毎週見て、考えの幅を広げました。限られた時間でまとめ上げる訓練にもなりました。
●まとめ●商品開発では特に、ネーミングと盛り付けやパッケージデザインが重要だと改めて考えるよになりました。外食メニュー開発では、モチーフを食材や盛り付けの形状に生かすことや、高低差を出して立体感をつけること、写真に綺麗に収まるよう前面を意識して盛り付けることを意識しました。また、食感を擬音にしてネーミングに組み込んだり、メニュー表の商品説明で食べ方や世界観を伝えたりなど、販促もポイントになると確信することができました。