ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

「笹巻き」 /~葉包みもち~
山形県遊佐町の笹巻きは、ちまきの流れを汲んでおり、端午の節句に欠かせません。笹の葉2枚、イグサひも60cm、もち米40gだけで作られるシンプルな食べものです。笹を剥くと円錐形の粒もちが現れ、甘い黄な粉をつけると味が引き立ちます。地元産のもち米を用い、鳥海山の笹を採取し、鳥海山からの伏流水を使うのが特徴です。フィールドワークを行った遊佐町の笹巻きについて、全国の葉包みもちと比較しながら、作り手の笹巻きに寄せる思いも含めて報告します。合わせて大学での笹巻きづくりの実習についても報告したいと思います。

郷土料理の継承 /~山形県遊佐町にみる取り組み~
食の簡便化が進み、多種多様な食材や食品が出まわる現代は、飽食の時代と言われています。好きな時に好きなだけ食べたいものが手に入り、豊かな食生活が営まれる反面、食の大切さや食の意味が失われつつあります。山形県遊佐町では農家の婦人たちを中心に、地場産の食材や郷土料理を守り、伝えていく取り組みがなされています。特に郷土料理の代表である「笹巻き」における普及活動などの取り組みは際立っています。現地でのフィールドワークの結果を踏まえ、郷土料理の継承について報告します。




磯田 厚子ゼミ

気持ちで繋がるフードバンク /~ボランティア活動を通じて~
日本ではパッケージの印字ミスや売れ残りなど、まだ十分に食べることのできる食品が数多く捨てられています。一方で日々の食事を満足に得ることができない人たちが数十万人います。それを活用する活動にフードバンクがあることを知り自分にもできることがあるのではないか。と思い活動に参加し、課題や意味を探ります。≪活動内容①炊き出し活動②被災地支援活動③レシピの作成④福祉施設への食品配送⑤地方のフードバンクの見学≫

お菓子の軌跡をたどる /~田舎育ちのフランス菓子~
フランス菓子ときくと色彩豊かで華やかなイメージがありませんか?しかし、一方では、見た目が素朴なお菓子もあります。その多くが郷土菓子や伝統菓子です。私はそんな彼らに秘められたエピソードに魅力を感じました。だから私は、作る・食べるに続く知るという魅力を伝え、もっと彼らを身近に感じてもらいたいと思いました。そのため、今回は文献で調査した内容に加えて、フランスの伝統菓子と日本の文化や食材を融合させた菓子を製作しました。みなさんも彼らのことを知れば、作りたい、食べたいと思うこと間違いなしです!

高齢者ソフト食 /~愛情のひと手間、おいしい笑顔~
“介護食”と聞いて、皆さんはどのような食事を想像しますか?見た目の美しさ、食事としてのおいしさ、誤嚥をしにくいテクスチャーを特徴とする「高齢者ソフト食」の行事食開発を行いました。高齢者ソフト食は、障害を広くカバーすることが出来ます。行事食を開発するにあたって、文献の収集と分析(高齢者や介護食について、献立・盛り付けの参考)、市場調査(市販されているレトルトの介護食を食べる)、介護施設でのおやつ・食事作り、行事食作り(計8回)、行事食の献立作成&試作、調理工夫のカード作成を行いました。

「宅配介護食提案」 /~20食分の食事記録~
「宅配介護食」を知っていますか?高齢者の様々な食のニーズに対応できる手軽で便利な食サービスです。そこで、栄養バランスや調理方法などを検討し、多くの人に知ってもらいたいと思います。前期では介護施設にて刻み食と嚥下食を学び、後期では4社分の宅配介護食の食事調査をしました。また、宅配介護食を取り扱う高齢者施設にて、調理から宅配の一貫した食のサービスを学びました。業者によってメニューの多彩さや調理法などの違いがあるので、忙しいときや介護食が必要になった際には、上手に活用してもらいたいと思います。




磯田 厚子・浅尾 貴子ゼミ

卵・乳製品・小麦粉を使わないケーキ /~食物アレルギーを持つ子供に贈るケーキの開発~
洋菓子の美味しさを作っているのは、卵・乳製品・小麦粉の3つです。しかし、アレルギーを持つ子供たちはこの3つの食材が食べられません。そのため、私たちのように洋菓子を気軽に楽しむことができないことを、皆さんはご存知ですか?そこで私は、この3つの食材を使わないケーキを開発しようと思いました。試行錯誤しながら何度も試作を繰り返し、改良を重ねました。実際の商品化には至りませんでしたが、レシピ開発として現時点では最良のものが仕上がったと思っています。

しょっぱい!? 甘い!? 新感スイーツ「醤油ラスク」 /~伝統と地域産業と健康のコラボレーション~
坂戸市の弓削多醤油さんと出会って新商品開発をすることになって約1年。厳選した国内材料と伝統的で丁寧な造り、添加物ナシで風味の良い美味しいお醤油を使用した新商品開発は苦悩の道のりでした。醤油不人気の現状、スイーツを買う客層、様々なラスクとの出会い、レシピ開発の難しさ、製造引継ぎの難しさ、パッケージ開発など。そして、こうして作成した醤油ラスクが、いよいよ販売に。さて、その販売状況は?味の評価は?この続きは実習発表会で報告します。

新スタイル和食メニュー開発で健康応援 /食材の旬を踏まえたヘルシーメニューの提案
坂戸市との産学連携で、和食店のメニュー開発を行いました。現代の日本は便利になった一方で、食材の旬を知ることが少なくなり、安価な惣菜や弁当があふれていると感じています。だからこそ、健康に良くて四季のある和食の良さを意識し、栄養価についても葉酸が豊富に摂れることを心がけました。さらには、近年伸びている中食の市場調査から新しいスタイルの和食があることも学び、メニュー開発に生かしました。外食産業が縮小傾向にある昨今、商売に貢献という視点も持った、メニュー開発実習の成果をご紹介します。




磯田 厚子・稲葉 恭二ゼミ

北海道の食文化とレシピ提案
昨年、調理師科に学内留学をし、北海道の「しずお農場」と共同開発で、ラムしゃぶ専用ごまだれを開発した。今年の6月に行われた「チアアップ!ニッポンの“食”展」にしずお農場が出展したため、ゼミ生も参加した。販売中、多くのお客様から「この野菜はどんな料理に合う?」と質問を受けた。そこで、陳列される商品の横にレシピカードを設置することで、このようなお客様のニーズに応えられるのではないかと思い、料理とレシピカードの作成に取り組んだ。また、北海道の食材を使用するにあたり、北海道の食文化を調査し、考察する。

ひつじLIFE /~もっと身近な羊肉へ~
羊肉と聞いて多くの人がイメージするのはやはりジンギスカンだろう。しかし現在はブームも過ぎ去り、一般に普及しているとは言い難い。そんな羊肉をもっと身近な食材として考えてもらうべく、効能、合わせやすい食材について学び、羊肉の利点、欠点をうまく生かした料理を考える。そして、私たちが日常的に食べられる料理として、羊肉を取り入れた和風、洋風、中華風の家庭料理を焼き物、汁物、炒め物、揚げ物、サラダとして提案、レシピ集の作成を行う。また、実際に北海道の牧場に見学に行き、羊肉がどのような料理に使われているか学ぶ。

ジャガイモを味わい尽くそう!
私は学内留学制度を利用して、調理師科で1年間学びました。そこで北海道士別市にあるしずお農場と提携してゴマダレの開発を行ったことで北海道の食材に興味を持ちました。日本のジャガイモをもっと美味しく食べてもらうために、色々な料理や用途にあったジャガイモ料理を紹介していきたいと思います。ジャガイモは品種によって肉質が違い、適する調理法、料理も異なっています。そこで、より美味しく食べるためにジャガイモの品種を5つ(男爵、メークイン、北アカリ、インカのめざめ、レッドムーン)にしぼり、フランス料理のフルコースを作成してみました。

げんかつぎ朝ごはんで Happy Life♪
あなたは朝ごはんを食べていますか?朝ごはんは一日の中で一番最初に口にするものなので、その一日をどう過ごしたいかによってメニューを少し変えたり、“げんかつぎ”のような役目があると考えました。例えば、大事な試験の日にはカツ丼を食べて試験に勝てるように願いを込めたり・・・。いつもの朝ごはんに“げんかつぎ”をプラスして、思わずプチ早起きしてしまうような楽しい朝ごはんを、調理師科に行った経験を活かし提案します。コンセプトは、・身近なげんかつぎ・栄養たっぷり・簡単 です。

コーヒーをもっと楽しむために・・・
私はコーヒーが好きで美味しいコーヒーの淹れ方について追及していました。前半は「美味しく飲む」をテーマに、コーヒー豆の焙煎度、挽き具合、抽出器具、湯の温度の組み合わせ方による味の違いについて、後半は「コーヒー × 料理」をテーマに、コーヒーで炊くご飯やコーヒーを使った煮込み料理など、コーヒーを使用した料理の試作を行いコーヒーの効能について取り組みました。コーヒーが好きな人にも興味がない人にもコーヒーに興味を持ってもらえるよう、いつもとはちょっと違った新たなコーヒーの楽しみ方を紹介します!

美SKIN /~美肌料理を女子大生に提案~
皆さんは美肌になりたいと思いませんか?女性にとって肌が美しくなることはとてもうれしく、毎日をよりいきいき過ごすことができると思います。このような人々の気持ちまでをも変える美肌を、多くの人が日々の食事から手に入れられたらいいなと考えました。中でも、学校やアルバイト・遊びなどで不規則な生活をしやすい女子大生は肌に悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。今回そんな女子大生のために、美肌になるために大切な基礎知識を伝えると共に、家庭でも手軽に作ってもらえるような美肌料理を開発することにしました。




磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

作ってあげたい野菜のおやつ /~子どもが野菜を好きになるきっかけづくり~
野菜を無駄にしてしまうことはありませんか?私は、製菓科への学内留学制度で得た技術を活かし、家庭で使いきれずに余ってしまう野菜とお菓子を組み合わせて、子どものおやつを考案しました。野菜が苦手な子どもが食べられるように、作成したおやつにはバナナを加えるなど野菜の味を抑えるように工夫しました。また、作る手間を少なくするため、材料はホットケーキミックスと家にあるものを使用しました。レシピは、保護者の方が簡単に作れるように工程の写真を載せるなど、わかりやすく本にまとめました。ぜひ、みなさんにも野菜のおやつを作ってほしいです。

野菜おやつで無駄なくおいしく! /~おやつで楽しむ野菜の魅力~
今話題の「野菜スイーツ」!皆さんはご存知でしょうか?食べたことはあっても、家で作ったことがありますか?私は、製菓科への学内留学制度で学んできた経験を活かし、女子大学生を対象とし、一人暮らしでも家庭にある材料で手軽にできる、わかりやすい野菜おやつレシピbookの考案をテーマとしました。野菜(スイーツ)の実態調査アンケートや、レシピ評価のためのお菓子教室を開き、たくさんの野菜おやつを作りました。野菜本来の味を楽しみ、甘いだけではなく、軽食にもなるようなレシピで、新しい野菜の魅力を見つけましょう!




奥嶋 佐知子ゼミ

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ /上手に切れるもんっ!
「1人で出来るもんっ!」小学生だって一人で料理したい!そこで私は料理する事に欠かせない「切る」作業に注目した。料理教室で子どもが1人1回、包丁を使うようにしようと思い、毎回の教室で1つの切り方に重点を置いている。2ヶ月に1種類のペースで子どもでも簡単に出来て、使用する頻度が多い切り方を選んだ。子ども達自身で調理することにより、食材の苦手意識の克服や食に興味を持ってもらえることに繋がると思う。包丁を安全に使って楽しく料理しちゃおう!

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ /~食育レンジャーと楽しくお料理!~
子ども達に料理を通して調理の楽しさを知ってもらい、食への興味をもってもらうため近隣の小学生を対象に子ども料理教室を行っている。子ども達が料理って楽しい!自分ひとりでも作ることができるんだ!と自信が持てる、そんなレシピを作りたい。まずレシピに興味を持って貰うにはどうしたらいいのか?ここから誕生したのが、トマトのトマリン・ナスのナスリン・ピーマンのピーマリンの3人の食育★レンジャー!きっかけはなんだっていい。楽しくなければ興味は湧かない!食育★レンジャーと一緒に、調理の楽しさ、大切さを知って欲しい。

食ってなあに?~教えて!食育★レンジャー~ /おうちごはんのススメ-家庭の味を伝える-
「子どもたちに食に興味を持ってもらおう」というテーマで、近隣の子どもたちに料理教室を行っている。その中で、私は「家庭料理の伝承」と「家庭の味」の大切さを子ども達に伝えたいと思い‐家庭の味を伝える‐をサブテーマにした。「家庭料理」という言葉を子ども達に親しんでもらいやすいように「おうちごはん」という言葉に変えて料理教室に取り入れ、実際に「おうちごはん」を家族に教わり作ってくるという宿題を夏休みに出した。また、家族とコミュニケーションを取ってもらうために、中間発表会後から「お うちでの目標」を決めた。「子どもたちに食に興味を持ってもらおう」というテーマで、近隣の子どもたちに料理教室を行っている。その中で、私は「家庭料理の伝承」と「家庭の味」の大切さを子ども達に伝えたいと思い‐家庭の味を伝える‐をサブテーマにした。「家庭料理」という言葉を子ども達に親しんでもらいやすいように「おうちごはん」という言葉に変えて料理教室に取り入れ、実際に「おうちごはん」を家族に教わり作ってくるという宿題を夏休みに出した。また、家族とコミュニケーションを取ってもらうために、中間発表会後から「お うちでの目標」を決め た。




奥嶋 佐知子・石川 裕子ゼミ

楽しんで実践できる男性料理 /食材を使い切ろう!!
私は、中高年男性に料理を作る楽しさを伝え、今よりも料理を身近なものにすることを目的とし、料理教室を運営している。対象者のほとんどが少人数(1~2人)での生活であるが、少人数での生活では、一回の料理で食材が余ったり、多く買っても使わずに無駄にしてしまうことがあるため、余った食材の適切な保存方法と調理方法を紹介し、食材を無駄にしない方法を伝えたいと考えた。また、料理をより身近に感じてもらい、家庭でも気軽に料理ができるようにするために、料理に不慣れな男性にも、わかりやすい分量表示でレシピ作成を行った。

楽しんで実践できる男性料理 /ヘルシーレシピ!!
私は、健康的な食事に関心のある中高年男性に対し、実際に食材に触れ、自分で料理をすることで楽しみながら、健康的な食事を知ってもらうために、中高年料理教室を行っている。また、現在はスーパー等で年中季節を問わず食材が手に入るため、旬が分かりにくい。食材の最もおいしい時期を知ってもらうために、レシピには旬の食材を取り入れている。毎月旬の食材を1つ取り上げ、その食材の栄養特性と、その季節に旬の食材をリーフレットに載せ、レシピと一緒に紹介している。

楽しんで実践できる男性料理 /切り方をマスターしよう!!
私は料理教室を通して男性に、料理を作る楽しさ、食べる楽しさ、誰かに食べてもらう喜びを感じる事が出来、また自分で料理をする事は、健康維持にも繋がり、生きていく上で大切である事を感じてもらいたいと思った。そこで、男性が基本的な切り方をマスターすることで、家庭で料理を実践しやすくなるのではないかと考え、切り方や食材の下処理の方法を、毎回のレシピでわかりやすく紹介した。対象者が料理をすることをどう感じるようになったか、切り方を知り料理をしやすくなったかを、まとめて発表する。




五明 紀春ゼミ

なし /~梨好きの、梨好きによる、梨好きのためのおはなし~
あなたは「茨城=?」と聴かれたら何を思い浮かべるだろうか。茨城は梨の収穫量全国第2位なのだ。果実の中で最も古い歴史を持ち、日本文化と深い繋がりを持つ『梨』。短命で脚光を浴びることは滅多にないが、その魅力と可能性は絶大だ。梨農園・和菓子屋への取材、収穫体験をなど通して感じた梨加工の難しさや梨の繊細さ、現場の声を、文献調査から得た情報に盛り込み、『梨』に対しての更なる発見と期待・難点をお伝えしたいと思う。またレシピ提案を通じておいしい可能性も追究し、「茨城=梨」の印象付けを図ろうと考えた。

愛しのジャガイモ /~その魅力を究める!~
ジャガイモは保存がきくので一年中売られており、私たち日本人にとても馴染み深い根菜です。肉じゃが、ポテトサラダ、そしてカレーの具として、様々な調理方法でジャガイモは愛されています。そんな愛すべきジャガイモをもっと知ってもらいたい、愛してもらいたいと思い、ジャガイモについて調べました。栃木県足利市で一般的に食される「ジャガイモ入り焼きそば」など、ユニークで興味深いジャガイモ料理の魅力を伝えたいです。

地域復興の夢―わたしのカリフラワー /~おいしく食べる100選レシピ~
カリフラワーはビタミンCを多く含む野菜の中でも、茹でた際の損失量が低いという特徴をもった優れた野菜です。食物繊維も多く、また水分量も多いジューシーな、食べ応えのある野菜です。 カリフラワーは直ぐに熱が通るため、調理の最後に加えます。鮮やかな白色が加わることで、一気に華やかな料理になります。言葉の通り、料理に花を添えられるのがカリフラワーです。にもかかわらず影が薄いカリフラワーには、もっと光が必要です。食卓で輝けるレシピを提供し、より多くの人に、カリフラワーの良さを知っていただきます!

I LOVE 人参!! /~もっと人参を好きに~
人参には、一般に好かれている野菜、というイメージはありません。しかし最近は違うようなのです。大学生男女各110人に「人参は好きですか?」というアンケート調査を行った結果、男女各7割が「好き」と答え、2011年8月31日(野菜の日)に行われたカゴメ主催の子供を対象にした「好きな野菜ランキング」では第9位でトップ10入りをしています。人参≠嫌われ野菜ということをベースに、より多くの人が人参を好きになるように人参を追求し、その魅力、オリジナルレシピなどの内容で熱く発表します。




島崎 とみ子ゼミ

長崎に伝わった異国料理 /卓袱料理
唐人(中国人)が客をもてなすための饗応料理であったと言われている。長崎に唐人・南蛮人が居住してから、長崎市民の食卓は中華・南蛮の料理を数多く受け入れ多彩なものとなった。また、朱塗の円卓を囲み、身分の隔てなく膝を交えて食事をする食事形式は、封建制度の厳しかった時代、町人の街であった長崎だけに根付いたのだった。卓袱料理は中国の文化に接していた長崎で生まれた家庭料理に原点がある。近年、家庭料理としては殆ど見られなくなっているが、現在では長崎を代表する郷土料理として料亭にて提供されている。

日本のものになったラーメン /~受け入れられ、育てられた麺~
日本人はラーメン好きがとても多いように見受けられます。中国から伝わったラーメンが何故日本に広まり、日常食となったのか調べています。水戸黄門が日本で最初に食べたラーメンは、豚と鳥のスープと麺を合わせた塩味のものでした。日本人に受け入れられるように、そばやうどんの要素を取り入れて進化したラーメン。このようにラーメンは時代にあわせて、和風化されてきました。近年様々な種類のラーメンが生まれていますが、ラーメンには未だに定義や決まりごとがありません。そんなラーメンとはいったい何なのかを追求していきたいと思います。

日本人と豆のかかわり /~戦後から今日まで~
現在、日本では豆を調理して食べることが少なくなっていると感じる。自分自身もこれまでの生活で特に豆に対して関心なく食生活を送ってきた。なぜ私達日本人は豆を家庭で調理して食べることが少なくなってしまったのだろうか?これまでの日本人と豆の関連を調べるために、食生活に密着した雑誌『栄養と料理』を創刊年から豆の記述や料理を抜粋してみようと思った。そして、どんな豆を、どんな調理法、どんな料理で紹介しているのかを調べる。また、調理法別、何人前の分量表記しているかを調べ、その年代の日本人と豆の関係を知る。




高城 孝助ゼミ

忘れないで /─家庭のフードロス─
世界中でフードロスの問題はとても深刻です。中間では、世界の飢餓とフードロスの問題を物語にしました。本発表では、身近に考えられるように、日本の家庭のフードロスの改善を取り上げます。世界の中でも、日本は食べ物が必要以上に溢れています。台所に期限切れの食品、冷蔵庫の中で腐っている食品、冷凍庫にはいつ購入したかわからない食品。このようなことが私たちの家庭で起こっていませんか?家庭で出来る、無駄を減らす方法や有効的な保存方法を提案します。フードロスを難しく考えず、私たちが出来ることから始めてみませんか?

一皿で幸せを感じたい /~ワンプレートのコーディネート~
食べ物は、味覚・臭覚・視覚・聴覚・触覚などの五感で評価をされます。特に、最も影響力を持つのは視覚だと言われています。今、私たちのライフスタイルにすっかり溶け込んでいるカフェ。独自のスタイルを持ったカフェがたくさんあり、料理の見せ方も多彩です。ただ魅せるのだけではなく、心にも体にも良いごはんが食べられたらもっと幸せですよね!日本料理には様々な調理法や決まり事があり、その中でも基本である五味・五色・五法を取り入れた、視覚で楽しめるワンプレートを提案したいと思います。

ディズニーランドの魅力 /~ホスピタリティーを外食産業にも~
100年に1度の不況と言われている今、過去最大の入場者を獲得したディズニーランド。リピーター率95%、年間パスポート保有者7万2千人。強い固定ファンに支えられて成長を続けているディズニーランド。可愛いキャラクター、音楽、パレード、子供だけではなく大人、お年寄りまで、誰でも楽しめる場所、それがディズニーランドだ。しかし、私は今回、ディズニーランドで働くキャスト(従業員)が実際に行っているサービスを観点に、ディズニーランドの魅力を研究してきた。アルバイト(居酒屋)でホスピタリティーを実践し、店の雰囲気、お客様の満足度はどのような変化があったのかを発表します。

カフェ・ごはんにおけるアレコレ /~「おいしい」「食べたい」を感じさせる魅力とは~
みなさんは、どんなカフェは好きですか?近年、「和」という文化を取り入れた日本らしいスタイルを持ったカフェが注目を集めています。そこには、外国人のお客様も少なくないようです。そこで私は、「日本には日本のカフェのスタイルがあるべきだ」と考えました。今回はメニューにしぼり、研究を進めてきました。様々な和風カフェに足を運び、次回の発表ではいくつかピックアップし、カフェの紹介も行います。□研究のポイント★ 和食をテーマに、日本の食事の中心、米を主役にしたカフェメニュー★ +αの提供価値を加えたメニューの考案

チョコレートの魅力 /チョコレートを主食にする
みなさんチョコレートは好きですか?嫌いだという人は少ないと思います。でも、好きだけど、カロリーを気にして食べられないという人も少なくないのではないでしょうか。そこで、お菓子としてのイメージがあるチョコレートではなく、毎日食べられるような主食になるチョコレートを提案していきたいと思います。チョコレートの主成分のカカオ量の調整と増量するための食材の工夫などで主食チョコレートに近づけます。そこから、チョコレートを使ったメニュー提案をしていきたいと思います。

思ってるよ、思ってるんだけどね /行動をどう変えていくか、そんな難しい課題
こたつの恋しい季節になってまいりました。みなさん初めましてこんにちは。高城ゼミの金子佳冬です。「痩せたい」そう思っていてもなかなかお菓子を我慢できない、運動は明日から明日から・・・そんなことありませんか?糖尿病の治療やダイエット、仕事や生活などなど、自分の行動をどう変えていくか、そんな難しいことを課題としてやってきました。難しかったです。答えは1つではないし、人間はみんな違うので一概に通用することでもないと思います。私なりの答えを出してみました。がんばりました、よろしくお願いします。

1人で入れるもん(・∀・)! ! /~女性が気軽には入れる店とは~
女性は飲食店に1人で入ることに抵抗を感じる人が多いと思います。理由としては「恥ずかしい」、「緊張する」、「人の目が気になる」などです。そこで私は、1人でも気軽に入りやすいお店をプロデュースしたいと思いました。現代の外食産業の競合相手は同業者だけでなく、コンビニエンスストアや中食産業まで拡大しています。食べ物や飲食店が飽和状態のなか、どうやって生き残るか。それは、新規顧客の獲得。いかに女性客を取り込んでいくか。サービスや空間など目に見えない価値をどのように提供していくかを研究しています。

インターネットカフェの魅力を追求 /高齢化社会に向けた今後のインターネットカフェ提案
今高齢社会であり、最近、若者達と同じような場所で、休日を有意義に過ごしている年配の方々を良く見かける。そのような光景は今後さらに増えるであろう。買い物に来るお客様を対象に気軽に入れて歩き疲れた体を休められる場所の一つとして、あらゆるサービスが充実しているインターネットカフェに焦点を当て、年齢関係なく誰からも支持されるような空間を提供したいと思った。スマートフォンの普及により、今後インターネットカフェでのPCの利用客が減っていくと考えられる。客の視点から見た新しいインターネットカフェを提案する。

購買意欲を高めるパッケージとは /~購買心理とパッケージ~
世の中には様々な商品が出回っています。同じ種類の商品も山ほどありますよね。同じ種類の商品なのにどうしても惹かれてしまう商品、また、あまり魅力を感じない商品があると思います。それはなぜだろうと考えたときに、商品のパッケージが関係しているのではないかと考えました。私自身パッケージに惹かれてついつい買うつもりではない商品を買ってしまったという経験があります。そんなどこか惹かれてしまう商品のパッケージとはどのようなものなのか、調べたいと思いこのテーマにしました。

腸内改造計画 /~さよならぽっこりお腹~





居酒屋のプロデュース /~固定客化のプログラムの開発~
みなさんは居酒屋が好きですか??私はお酒が大好きで、居酒屋で働きながら仕事終了後に必ず1杯は飲んで帰ります。居酒屋とはお酒を飲み、美味しい料理を食べ、日頃のストレスを発散させたり、お喋りをしたりなどして楽しむ場所です。しかし、最近は『安い』だけのあまり個性のないお店が多いのではないでしょうか。そこで、『安い』だけではなく、お客さんはもちろん店員さんも一緒に楽しむことができる個性的なお店をプロデュースしたいと思いました。若い女の子でも気兼ねなく、1人でも行きたくなるような居酒屋を提案したいです。

飲食店の繁盛の法則を探る /厳しい経営環境にどう対応するか
近年、景気低迷のあおりを受け外食産業の顧客獲得が激化している中、次々と新店舗・新業態の店が開店していく一方、看板を下ろす店も少なくありません。しかし、その中で客足の絶えないお店もあります。では、そんな繁盛店はどんな経営をしているのでしょうか?基本的な経営の仕方からどのように繁盛店にしていくのか、つまり繁盛の法則を探っていきます。そして厳しい経営環境に今後どのように対応していくべきなのかを考えていきます。

ラテアート /―バリスタからのメッセージ―
注文して手元に届いたカプチーノやカフェラテに、かわいらしい絵が描かれていたら、あなたはどう感じますか?そして、そのコーヒーを淹れたバリスタの気持ち、伝わりますか?最近のカフェやバールでは、接客・味・値段に加え、+αのサービスが求められています。ラテアートされているカプチーノやカフェラテもそのひとつです。絵の描かれたコーヒーが出てきたらうれしく、その日一日が幸せな気分になりますよね。そこで、バリスタとして、バリスタのサービス精神とおもてなしの心をふまえ、シーンに合わせたいろいろなラテアートを提案します。

オリーブを、もっと自由に! /~オリーブオイルの新・食べ方提案~
健康や美容に良いことで知られるオリーブオイル。日本においても、2度のブームを経て、今では完全に市場に定着しています。鮮やかな黄金色、独特の香りと風味、オリーブオイルをふんだんに使った地中海料理…と、ここまではお馴染ですが、実はオリーブオイルと一口に言っても、オリーブの栽培地・品種・天候・栽培の時期など様々な要因によって、全く異なった風味のものになります。その風味の違いを活かし、今まで以上にオリーブオイルのおいしさ・可能性を広げるためにレシピ考案等していきたいと思います。

ドッグカフェのコラボ /~異業種店舗との複合化~
ペットブームの拡大に伴い、近年は「ねこカフェ」や「ドッグカフェ」などのカフェが各地で見られるようになった。我が家では犬を飼っており、家の近所に飼い主と犬が一緒に行って楽しめ、料理も美味しいドッグカフェが出来たらいいなと思っている。「喫茶店と本屋」「牛丼屋とうどん屋」など、小売業でも外食業でも最近は異業種店舗との複合化という形態が見られる。そこで、犬を飼っている人の利用を拡大するための「ドッグカフェ」と異業種とのコラボした店、また、犬好きだけど飼っていない人、住宅事情等で飼えない人達も利用できる複合化店を考えてみたいと思う。

外食における危機管理 /~リスクを最小に抑えるために~
みなさんは飲食店に行ったときに、料理が遅かったり、ゴミが入っていたなどの経験をしたことはないでしょうか?このようなちょっとしたミスが重大ミスに繋がることを外食産業に携わる人がどれだけ理解しているかと言うと、まだまだ意識は低いと思います。そこで私は、どのようにしたらリスクを最小限に抑える事が出来るかを研究します。衛生面はもちろんですが、主に接客サービスから改善できることを提案し、少しでも良い食空間をつくっていけたらと考えています。

*アメリカ☆日本食* /~アメリカでの現状とこれからの日本食...~
12月の発表では、日本食の店舗数が1番多い“北米”を取り上げてみた。北米の中でも最も多くの日本食店舗があり、“世界の中心”と言われているニューヨークを中心に日本食の現状を調べる事にした。情報発信や流行発信の地と言われているニューヨークで“日本食”がどのように扱われているのか、食べられているのかを現地で撮影した写真とともに紹介し、これからの“海外での日本食”のあり方について私なり考えてみたいと思います

コンビニスイーツの魅力 /~ライバルはスイーツ専門店!?~
近年、コンビニスイーツが大変なブームになっています。コンビニエンスストア各社ではスイーツのオリジナルブランドが展開されており、見た目や素材などそのこだわりは専門店並だといっても過言ではありません。また、スイーツ男子と呼ばれるスイーツ好きな男性の増加やメディアでのコンビニスイーツ特集の機会が増えたこともブームの要因となっています。流行の発信地であり、社会の方向性が顕著に見えるコンビニエンスストアでヒット商品を生み出すためには、商品に何かしらの付加価値を持たせてより魅力的に演出することが必要です。

ライフスタイルアソートメント /~新しい売り場の提案~
ライフスタイルアソートメント?地域住民のライフスタイルを把握した上で、地域住民に合った品ぞろえを提案すること。例えば…◆白菜、人参、鍋料理の素、鍋、コンロ、ガスボンベを一緒に陳列→お鍋料理を提供これは関連したものを一緒に陳列している、「クロスマーチャンダイジング」という手法。青果・精肉などの部門にこだわることなく、関連商品を同じ所にまとめることで、消費者の買い忘れを防ぎ、献立提案、そして売上促進に繋がる。このようにして『売り場』を作っている、埼玉を拠点としたスーパーであるヤオコーを事例にして、ライフスタイルアソートメントを考える。




高島 美和ゼミ

スペインバルのすすめ
スペインというとサッカーやフラメンコが有名と多くの人が答えます。しかし、スペインの料理や食習慣についてはあまり知られていないことがわかりました。そこでスペインの魅力を食事という方面から調査しました。また、現地の人々が食事に対しどのような考えを持っているか探求し、スペインという国に興味を持つきっかけになって欲しいと思います。

「ハリー・ポッター」から見るイギリス料理
みなさんはイギリスの有名なファンタジー小説、「ハリー・ポッター」を読んだことがありますか?私は「ハリー・ポッター」が大好きです。そのハリー・ポッターには食事シーンが数多く登場します。登場する料理はどれもおいしそうです。しかし、私はイギリス料理について何も知りませんでした。また、料理だけでなく、イギリスという国についてもほとんど知りませんでした。そのため、私はイギリスの料理や国について調べてみました。今回の発表では、「ハリー・ポッター」を通してイギリスやイギリス料理について調べたことを発表します。

ボンジュール! 12か月のフランス菓子
フランスでは、宗教行事の際や、食後のデザートの習慣がありお菓子が生活に密着している。そしてひとりで味わうというより、家族や友人みんなで楽しむことを大切にしている。これもまたフランス菓子の魅力の一つである。こうしたフランス菓子の食べられ方にも注目し、フランス菓子の魅力を伝えるカレンダーを作成する。クリスマスなどの宗教行事のお菓子や日本の季節に合わせて選んだお菓子など12か月分を掲載。このカレンダーをもとに家族や友人とイベント感覚でフランス菓子を楽しんでもらえたらと思う。

ドイツの美味しい歴史
ドイツの美味しい歴史気候に恵まれず痩せた土地の多かったドイツでは、人々の工夫や様々な苦労によって独特の食文化が発展していった。本実習ではそんなドイツの食文化を知り、より身近に感じてもらうことを目的としている。前期で行ったドイツパンに加え、後期はバウムクーヘン・じゃがいもに注目し、調査を行ってきた。発表ではそれぞれの歴史や民衆との関わりという点からその役割を考え、考察を行う。また、前期発表時のアンケート結果を元に、美味しいドイツパンの食べ方や家庭でも簡単に作れるドイツ伝統のじゃがいも料理を提案する。




高橋 勝美ゼミ

おいしいし、大谷石
栃木県大谷町の特産物である大谷石には消臭効果や熟成効果などがある。この実習では採掘時に出る廃棄物である木っ端の有効利用法として、多孔質構造を生かした消臭実験などを行った。コーヒーの香りを使った消臭効果の実験では、大谷石の有無で明確な差があった。また、木っ端と和紙を使用したランチョンマットを作成したところ、大谷石の薄緑色を生かせた味のある仕上がりになった。今後はより考察と改良を重ね、食を通して食文化を豊かにするだけでなく、その地の特産物を有効利用し地域活性化や地元の食育に繋げられればと思う。

Shark Struggles /~サメを使った新たなレシピ、スイーツ提案~
サメというと、多くの人はフカヒレと思だろう。そこで、サメ肉を使用した料理や、お菓子の開発を行った。料理は、全都道府県の特産品などとサメを組み合わせ、おいしく食べる方法を考えた。また、魚特有の生臭さを除去する方法を考え、それを応用し、お菓子ではクッキーやドーナツ等の開発を行った。フカヒレの産地である気仙沼の企業からサメを送ってもらい、ご協力をいただいた。そのサメを使ったレシピを先方に公開し、ブログにも紹介していただいた。このような形ででも、東日本震災からの復興のきっかけのひとつになれば幸いである。

長岡野菜の魅力 /未来へのメニュー開発
長岡野菜は京野菜、加賀野菜に続くローカル野菜と言われており、100年以上前から作られている伝統野菜であるが、若い世代では知らない人も多い。そこで長岡野菜を広く伝えるために、生産の現場、流通の状況などを調べるとともに、伝統料理を参考にして、オリジナルメニューを作った。約30のレシピを開発し、好評を得た。地元では、旬の時期であれば、思ったより安価に入手することができたが、地元以外での入手方法がないことが難点である。

召しませ漬物 /福井県を漬ける
福井県活性化ため漬物に着目し、常識に捕らわれない現代風の漬物を考えた。特に魚のぬか漬けであるヘシコは福井県に独特のものである。一方福井県では近年サワラの漁獲量が増えていて新たな用途開発が急務である。そこでサワラを使ったヘシコ作りをメインに漬物の応用料理を考案した。脂質が少なく本来ヘシコには向かないサワラを使い新たな名物として提案したい。女子大生を対象とした漬物の意識アンケート調査の結果から、漬物を使った洋食のレシピ提案および漬物に対する意識向上CMを制作した。




田中 久子ゼミ

伝統食でつなぐ食育 /~秩父市栃谷の事例から~
あまり書籍に記録されておらず、口伝えなどで伝承されてきた秩父の伝統食“たらし焼き”。高齢化によってこの伝統食が薄れゆく可能性がある。私はたらし焼きの歴史やルーツなどを書籍やインターネット、秩父市栃谷地区でふるさとづくりの活動を行っている地域の人々との交流から探求する。ふるさとづくりの活動は放置された農地の復活、直売所の開設を目指し、都市と農村の交流の場をつくることを目的としている。そこで、私は直売所で販売できる“たらし焼き”と“紫とうもろこし粉”のレシピを提案し、交流の素材として人と人をつなぐものにしたい。




根岸 由紀子ゼミ

よもぎの可能性∞
春になると、土手や河原など身近な場所に姿をみせてくれる「よもぎ」。草餅としてもお馴染みですが、日本人は薬草として古くからよもぎを愛好してきました。よもぎは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養価の高い葉もの野菜の一つです。そこで、よもぎをもっと活用できないのだろうか?と思うようになり、よもぎのちょっと変わった料理提案や、料理以外のよもぎ活用法など、多くの方々によもぎの魅力を伝えていきたいと思います。

地元糸魚川市を食で地域活性化
みなさんは「糸魚川市」をご存じですか?「いといがわし」と読み、新潟県の最西端にあり、人口約4万8千人の海と山に囲まれた自然豊かな市です。私はこの糸魚川市で出身であり、糸魚川市をより多くの人に知ってもらいたい、何か役に立ちたい、地元をより知りたいという思いから、食という視点で地域活性化を図るべく取り組んできました。糸魚川市は日本の東西の食文化が混ざり合う独特の食文化を持ち、海の幸から山の幸まで様々な特産物のある魅力的なところです。その糸魚川市の食マップや地元食材を使用した手軽に出来るレシピもご紹介します。

高齢者向けの惣菜メニュー提案 /~毎日の食事をより楽しく~
65歳以上の高齢者の人口は年々増加し、高齢者向けの商品も増えていますが、そのほとんどは流動食などの介護食です。介護食でない高齢者向けの料理がもっとあっても良いのではないかと考えました。また、「一般的に高齢者の方は和食などのさっぱりした料理を好むと思われていますが、実際はどのような料理が好きなのだろうか?」と疑問に思いました。そこで市場調査と高齢者の方にインタビューを行い、食事状況や好む料理を調べ、商品としての「惣菜」と料理のための「レシピカード」に分けて料理を提案することにしました。

さつまいも /10代~20代女性に対する薩摩芋、紫芋のメニュー提案。
私は、大好きなさつまいもを同世代の若い女性へ食べて欲しいと思い研究を始めた。 デパ地下やスーパー、カフェなどでは、さつまいもを使った製菓や総菜が秋頃を中心に、市場に多く出回っている。しかし、若い世代の消費調査した所、極めて少ないという事が解った。 よって、既存あるさつまいも商品を若い世代に食べてもらう工夫を考える。また季節限定ではなく、一年中さつまいもを食べてもらえるように、さつまいも料理を提案していく。

ほーむめいど ぱん
以前からパン作りに興味を持っていたのですが、パンを捏ねる場所の問題や時間がかかりそう、難しそう、と感じてなかなか挑戦できませんでした。しかし、学内留学制度を利用して製菓科に通い、「自分の手で作ること」や「手作り」の面白さを実感しました。そして、やはり自宅でもパン作りがしたいと強く思うようになりました。初心者でも作りやすいレシピの紹介も予定しているので発表を通して少しでもパン作りに興味を持ってもらい、作ってみたいと思うきっかけづくりができればいいなと考えています。

サボテンを、食べる
サボテンをもっと身近な食材へ・・・サボテンは栽培しやすく、いろいろな料理への汎用性があるということを知ってもらい、よりサボテンを買いやすく、食べる機会の多い野菜にしていくことが目的で、食用サボテンについて研究しています。栽培のしやすさを実際に証明するために、サボテンを実際に栽培したので、半年間の栽培の記録と、栽培においての工夫点、改善点についてまとめ、 更にサボテンを粉末化と、その利用法を検討し、生のサボテン料理も含めレシピにまとめました。レシピブックを作成し、その内何例かを発表します。

草木染め /~ごみで染めてみた~
あなたはタマネギの皮をどうしますか?食べます?床でもためしに拭いてみます?キャラメルフラペチーノにトッピングなんてどうですかね?あらお洒落☆なんてなりませんよね。我が家ではそのまま三角コーナー行きです。せめてこの鮮やかな茜色使えるんじゃないかと思いませんか?あるんです。草木染め。廃棄物(小豆のゆで汁、野菜の皮etc..)でオーガニックコットンに草木染めし化学繊維アレルギーの方にも安心して使ってもらえるキッチン用品を提案していきます。

新しいデザートスープ
皆さんは果物のスープを飲んだことがありますか?私は、果物が好きで、興味がわいたのでテーマにしました。野菜のスープは様々な種類があり、日常的に飲む機会が多いかと思います。しかし例えばブルーベリーのように、健康にも役立てられるようにもっと果物を食べやすく、食べる機会を多くし、たくさん食べられるように、スープを考え試作し、レシピ化しましたので紹介します。そして、もっと皆さんに知っていただき、楽しんでとりいれていただきたいと思います。実習内容としては様々な、果物のスープの試作とレシピ化し料理カードを作成します。前回は埼玉県で採れる果物(いちご、みかん)を使ったスープのレシピを紹介しました。また、ハンガリーの店の紹介(さくらんぼ)もしました。今回は、さらに梨、桃、プラムを使ったスープのレシピ紹介をします。果物を使った料理を、毎日の食事でもっと多く食べてほしいと思います。

究極の揚げ衣 /~もっと揚げ物を楽しもう!~
家庭で揚げ物をしますか?揚げ物を懸念する理由は、キッチンが汚れる、美味しく仕上がらない、市販で十分と様々だと思います。家庭でも美味しい揚げ衣が作れたら揚げ物をする機会が増え、お弁当にもレパートリーが増えると考えました。好みは様々ですが、特にお弁当に入れて時間が経っても美味しい衣を身近な材料をベースに、卵や水の有無、粉の種類等を変えながら試作を重ねました。好みに合わせたパターンをいくつかミニレシピにしてご紹介します。

普段の食事で摂取出来るコラーゲンとは /~鶏皮!捨てないで・食べ方の提案~
みなさん、コラーゲンと聞くとどんなものを想像しますか?今、さまざまなコラーゲン商品が販売され売り上げを伸ばしています。普段の食事では、鶏皮と魚の皮を残さず食べれば良いようですが、皮は好まれていません。コラーゲンを多く含む「鶏皮」を使って、おいしく食べられるコラーゲンチップスや、ご飯の友になる食べるコラーゲンを発表しましたが、今回の発表では、鶏皮丼やパリパリ北京ダック風、鶏皮スープなどを紹介します。

ちば弁当 /~千産千消でお弁当開発~
皆さんは千葉県といえば何を思い浮かべますか?ディズニーランド、落花生…?と答える方が多いと思いますが、この他にも知られざる魅力が沢山あります!そこで千葉をもっと身近に、わかりやすく知ってもらいたいと思い、「お弁当」を通して千葉をPRしようと考えました。このお弁当は「1食でわかる千葉の魅力」をコンセプトに千葉県産の食材や特産品を生かしたお弁当で、若い女性や千葉をあまり知らない人に興味を持ってもらえるようにと考え作ったお弁当です。発表会当日は試食も行うので是非見にきて下さい!

お酒の、お酒による、お酒のためのパン /~パンでおつまみを!~
あなたはこれまでのおつまみに、どのような印象を持っていますか?「油っぽいな」、「野菜がもっと欲しいな」と感じた経験はありませんか?私は、昨年学内留学制度を利用して1年間製菓科に編入していました。そこで、製パンの授業があったことから「パンを女性が食べやすいようにおつまみにアレンジしたら面白いのではないか?」と考えました。野菜や果物など様々な食材と組み合わせて気軽に、楽しく女性におつまみを食べてもらいたいので、できるだけ簡単に作れてエネルギーを抑えめにすることを意識したつまみを作ってみました。みなさんも、お試しあれ!

納豆の新しい食べかた
昔から日本人に愛されてきた納豆。私の地元は茨城県水戸市ということもあり、名産品のひとつである水戸納豆を小さい頃からよく食べていました。そのままごはんにかけて食べるだけでなく、いろいろなメニューに取り入れるのが地元での納豆の食べ方でした。そこで私はもっとおいしい納豆料理ができるはず!!と考えいろいろな納豆料理を考え提案できればと思いました。そのほかにも茨城県は農業、漁業ともに盛んです。その豊富にとれる地元野菜や地魚をつかって新しい納豆料理を提案したいと思います。




平野 覚堂ゼミ

きらめけ着色料
着色料でかわいらしさを出すことはそう難しいことではないのですが、見た目がかわいいだけでは着色料がきらめいているとはいえません。着色料がきらめくためには、使いたいと思えること、食べたいと思えることが大切だと考えました。そこで、普段キッチンに置いてある食材を着色し、使えば料理がみるみるきらめいてしまうようなものを考えました。自然に着色料を普段の生活に取り入れられ、なおかつ色があることへの特別感が感じられる、そんな食品を提案しました。きっと、食べてしまうのがもったいない程のきらめきを感じるでしょう。

あなたの食べているもの―いただきます―
飽食・豊食の時代、あなたは自分が食べている物について考えたことがあるだろうか?『いただきます』という言葉に込められている、感謝の気持ちを忘れていないだろうか?食べ物が私たちのもとに届けられるまで、一体どれだけの人や物が関わり、時間がかけられ、どのようなことが行われているのか。このことを知ってもらうことで、食べ物への意識を変え、大切な気持ちを思い出すきっかけを作ることができないかと考えた。そこで生産者などを訪ね、生産の過程や仕事の内容、想いなどを取材し、それをわかりやすくアニメーションと、映像にまとめたものを作った。

ココノトイレ ココロトイレ /─人にやさしいトイレ提案─
日本のトイレ業界は世界の中で進んだ技術をもっている。少し昔のトイレは3Kと呼ばれていて、汚い、怖い、臭いと悪いイメージだった。しかし最近のトイレはきれいで美しい。悪いイメージが払拭された今、次のトイレはどう進化していくのだろうか。これからのトイレはもっと人の感情、内面、行動を考えられたトイレになっていくのではないだろうか。トイレには用を足しにいくばかりでなく、他にも友だちと会話したり、体をほぐしたりする。いままでなにげなくしていたトイレでの行動を改めて考えてみることでトイレの世界をかえることができるかもしれない。

あっとパン /―マトリックスでパンを自由に―
現在、日本のパン屋さんにはたくさんの種類のパンが並んでいて、欧米諸国をはじめ、アジアや中近東など世界中のパンが手に入る。日本ほどパンの種類の多い国はないと言われるほどである。日本のパンには名前、材料、製法、形などに規定はない。ということはもっと自由にパンを考えられるのではないか。さらにパンの可能性を追求したいと思い、マトリックス図を使ったパンの展開を考えた。マトリックス図に日本で定番のパンを位置付けし、それぞれの軸に基づいて展開させた。at(ココに)あっと驚くようなパン、あっとパンの提案。

パッケージのRe-デザイン
米や卵、牛乳のパッケージはグラフィックの観点では時代と共に変化するものの、プロダクトの観点では長年あまり大きな変化がない。そんなパッケージに「米びつに移しにくい」「牛乳パックが手から滑りやすい」など、なにかしら不満をもったことは無いだろうか。不満をもつのは、それらのパッケージがコスト面や運搬のしやすさなど、企業側の視点から作られている為である。もし、それらのパッケージが消費者側の視点から作られたらどうなるのだろうか。リ・デザインを通して、パッケージの固定概念を覆し、新しい可能性を生み出していく。

間違ったダイエット、過剰に体型気にしない /―現代の間違ったダイエットの認識改革―
痩せたいと思う女性は多くいる。多くの女性は自分の体型を気にしている。けれど彼女たちはけっして太っているわけではない。しかもダイエットを促すメディアや、間違ったダイエット情報がたくさん流れる。間違ったダイエットはときに身体も心も壊す。頑張ってダイエットしているのに身体を壊すのはすごくやるせないことだ。そこで私は間違ったダイエットを種類ごとにわけてアニメーションを作る。現代の女性が間違ったダイエットをしないよう、そして過剰に体重を気にして欲しくないという思いを込めている。

ただのごはん、だけどごはん /―みんながもってる物語―
私たちは毎日小さな物語の集まりの中で生活している。その小さな物語すべてを気にして生活することは難しいが、少しでも気に留めることができたら何か変わるのでは、と考えた。毎日の中で当たり前にあることの一つとして、食べる行為がある。栄養を摂取し、元気に暮らしていくためには大事なことだが、それは言葉にしない人の想いを詰められる行為でもある。会話をする時も食事の時も、どんな時も私たちは人と関わっている。そこで、食事をきっかけに何かが変わる様子を物語にした。当たり前が当たり前ではないことをこの物語から伝えた。

OHASHI SWEETS
お箸は日常生活の食卓のシーンで、あたり前のようにでてくるが、基本的にスイーツに使われることはない。お箸を使うことで新しい食べ方が生まれるのかと思い、あえてお箸を利用したスイーツを考えた。そして、お箸は家や飲食店ばかりで使われるのではなく、オフィスや公園などさまざまな場所で使われている。そこで、あらかじめ決まった場所でお箸を使って食べるのではなく、どこでも手軽に食べられるお箸スイーツを提案。いろいろなお箸スイーツがあることで、さまざまな味やいくつかのお箸の動作ができるようなものになっている。

DJみそしるとMCごはん /─くいしんぼうHIPHOP─
たった一曲で狭いキッチンにスポットライトが当たり、孤独な料理作業はヒップでホップなライブパフォーマンスになる。レタスをちぎる音や大根がことこと煮える音、たくさんの歓声が聞こえてくる。「くいしんぼうHIPHOP」は、魔法のような音楽だ。今回は、一年間の活動の集大成となるフルアルバムを発表する。第一作目にして、おそらく最後のアルバムとなるだろう。テーマは「母の味」である。おいしくて楽しいお料理ラップは、良妻賢母への第一歩。主夫または、主夫志望の男子諸君も要チェックだ。

にっぽんごはん道 /─遊んで知る日本の食文化─
現代は「飽食の時代」である。私たちはこんなに食べ物で溢れかえってしまっている現代で日本の食文化の魅力をどれくらい知っているだろうか?日本には祖先の人たちが培ってきた古き良き日本の食文化の魅力がたくさんある。そんな日本の食文化の魅力を未来を担う子どもたちに楽しく知ってもらえるような絵本を作成した。絵本には、季節感、一汁三菜、おもてなしの心についてのゲームや物語を盛り込み、絵本の主人公と共に読者(子ども)が日本の食文化の良さを知りながら成長していけるような構成にした。

こだわりエプロン /―エプロンひとつに想いをこめて―
エプロンは暮らしの中にあり、毎日身につけるものです。毎日身につけものだから、「便利さ」や「かわいらしさ」ではなく、「心地よさ」を大切にしたエプロンを提案します。ひとりひとりに布の素材やサイズを選んでもらうセミオーダー制を取り入れ、ちょっとした違いから生まれる「心地よさ」を、エプロンを身につけることで感じてもらえるようにしました。ひとつひとつを考えて選んでいく中で、ひもの幅や布の素材など自分の想いをこめたエプロンができあがります。こだわりの一枚から、暮らしの中で大切にしたい心地よさをみつけてほしいです。




松田 康子ゼミ

虫歯になりにくいお菓子 /~キシリトールを使用した菓子類とレシピの開発~
ヘンゼルとグレーテルが見つけたお菓子の家。家をかじった二人の子供達はその後虫歯になったのか?なんて無粋なことを考える人はほとんどいない。「一軒食べても虫歯になりませんよ・・・」なんて魔女の囁きにも似た文句で世の子供達を笑顔にしたい。立ち上がったのが科学の力。キシリトールを使ってお菓子を作ったら、きっと誰もが憧れるお菓子の家になるはずだ。キシリトールを使用した美味しいと感じるお菓子を作ることが出来るのか、そしてそれはどういう形態なのかを追求し、レシピを作成する。

顧客満足とカフェの運営 /~Tia Roseの今までとこれから~
顧客満足とはCustomer satisfaction(CS)の訳語であり、商品やサービスを受けた消費者が買ってよかったと思う満足度を表すものである。飲食店において大切な物は商品の味が第一条件であり、日々各店舗が研究を重ねよい商品を提供している。しかし、お客様に満足して頂くためにはそれ以外の事も重要になってくる。今回、私は実際にカフェの運営を行い、どうすればお客様に満足して頂けるのかを考えてきた。提供する商品、内装、音楽、サービス…etc、ありとあらゆるものが影響を与える。初回と今を比べどう変わったのか。満足度は上がったのか、発表する。

◆◇◆Tia-Rose’s Chiffon◆◇◆ /おいしい*しふぉんけーきの*つくりかた
ティアローズでは『いままでにない、新しいことをやる!』をモットーに、シフォンケーキにフレーバーをつけることを考えました。お店の看板商品としている「ローズシフォン」を始め、季節によって旬のものを取り入れたオリジナルレシピのシフォンケーキを毎月新しく作りました。どれも基本のプレーンのレシピをもとにほとんど一から作って行くため、試作がとても大変でした。中には10回以上も試作したのち出来上がったレシピも・・・。発表ではこれらのことをもとに、シフォンケーキ作りにおける大切なことやコツをお教え致します。

*.'・*'. Tia-Rose *.'・*'.* /魅力的なコンセプトと内装、制服を一から作る!
4年間の授業で学んだことの集大成として、カフェの営業を行っている。その中で、私が力を入れたことは、コンセプトに合った内装と衣装だ。『お姫様』というコンセプトを決め、明るくシンプルにならないような内装を考え、ピンクと白を基調とした空間作りを行った。イメージを忠実に形にするために、布を買ってきて自分たちで縫ったため、時間がかかり、作業は連日深夜まで続いた。その内装が、どのようにカフェのコンセプトのイメージとして生かせたかを発表する。

CafeTia-Rose 盛り付けで魅せるおもてなし /~想いの詰まったワンプレートの裏側~
カフェでは接客はもちろん内装、メニュー、味など様々な角度からお客様をもてなすが、私が特に力を入れて取り組んだのはメニューの盛り付けだ。自分がカフェで注文をする際、メニュー表の絵や文字より出てくる料理をイメージし、運ばれてきたものもまず視覚から楽しむ。提供側からすると、この時点で美味しそう!と思ってもらえたらよいが、そうでないと食欲がそそらないなどと判断されてしまう。そこで、カフェで提供するメニューをお店のコンセプトに近づけ視覚から美味しそう!と感じていただくことを目指してメニューの盛り付けを研究・追求した。




宮内 正ゼミ

異世界としてのディズニー /~Secret of Fantasy~
みなさんはディズニーリゾートのパーク内で異世界に迷い込んでしまったかのような、夢のような感覚を体験したことはありませんか?これは、ディズニーによる徹底した管理やサービスから生まれるものであると思いますが、原点ともいえる映画作品もまた、見ているとディズニーの世界(異世界)に引き込まれる…それだけの世界観があるのではないかと思います。その中でも、幼い頃に憧れを抱いていたプリンセスが登場する6作品を調べ、共通点や西欧民話がディズニーの手でどのように変化しているのかを比較していきたいと思います。

音楽と食空間
カフェやレストランで耳にするBGM 。食空間に必要とされるBGMはどのようなものか。それらはどのように利用され、どのような効果があるのか。これらは、音楽をメインとする空間。生演奏と食事を一緒に楽しむ空間。食空間におけるお互いのプライバシーを守るためのしきり壁としてのBGM。音楽による空間演出。BGMを拒絶して自分だけの世界をつくる。など、BGMの関わり方や内容によって食空間の雰囲気は大きく左右され、そこにいる人たちの行動や心理にまで影響を与えていることがわかる。

エキナカで遊ぼう /エキュートの利用価値
みなさんはエキュートをご存じでしょうか。JR東日本の7つの駅構内にある商業施設の名称です。デパ地下に似ていますが、実は駅ごとに利用客や利用方法が異なります。例えば、ビジネスの街品川ではアフター5にアルコールを提供する店、日本のターミナル駅東京は高級感のあるホテルのような内装でお出迎え。このように、エキュートはそれぞれの駅利用者にあった価値を提供しなければならないのです。多様な価値を生み出しているエキュートには、他にも隠れたニーズがあるのではないでしょうか。それらを見出し、より使いやすいエキュートを追究します。

カフェにおける接客
みなさんはカフェに足を運んだことはありますか?そのお店でどのような接客を受けましたか?カフェは若い人からお年寄りまで、幅広い年代の方々が利用します。カフェを利用する人は、一人で読書をしている人もいれば、友達との待ち合わせをしている人、それぞれ自分の空間を有意義に過ごしているため、カフェでの接客はお客さんとの程よい距離感が大事なのではと感じました。普段はあまり気にすることのない接客ですが、現在のカフェはどのような接客をしているのかに目をつけ、フィールドワークを通して探っていきました

店員から見た利用客とは
多くの人が利用するスーパーマーケット。そこでの人の動きや利用の仕方などについてを詳しく調査し、利用客にとってスーパーマーケットとはどのような存在なのか、そこから日本の社会現象も知ることが出来るのではないかと考えた。その結果利用客にとってのスーパーマーケットとは、それぞれの生活環境に即して利用することの出来る店であること、一人暮らしで孤独を感じているお年寄りの交流の場としての利用もされていることが分かった。このほかにも様々な利用の仕方がある。利用客についてより詳細な観察をふまえて、スーパーマーケットの社会的な役割などを報告する。




宮城 重二ゼミ

子どもの健康と外食 /どうメニューを選ぶの?
お子様ランチを始めとした子ども向けのメニューは、多くの場合野菜が少ない。そこに疑問を持ち、子どもの外食について調べ始めた。手始めに、より多くの場所の子ども向けメニューの写真を撮り、傾向などを調べてみた。またお子様ランチを選んでいる親は、どのようにメニューを選んでいるかアンケートを実施した。外食でもメニューの選び方一つで、今後の「食」に影響を与えるからだ。他にも店内においてのマナーを知るために、子どもが入りそうなお店で観察をしてみた。この発表を通して、少しでも子ども連れの外食がより良いものになればと思う。




武藤 志真子・藤倉 純子ゼミ

「駅ナカ」のユニバーサルデザイン
以前、授業でユニバーサルデザインを習った。年齢や性別、国籍、障害など、様々な特徴に当てはまった道具や施設をデザインするというものだ。私はこの考え方に共感し、ユニバーサルデザインをもっと知りたい、見つけたいと考えた。ユニバーサルデザインは意外と身近なところに存在するが、私の実習では私たちの暮らしに最も関わりのある「駅」をターゲットにした。最近の駅は、「駅ナカ」と呼ばれる駅構内の商業施設も多く、食との関わりも深い。そこで、駅ナカのユニバーサルデザインの現状を独自に調べ、比較検証してみることにした。

生涯現役*
食事が満足に摂取出来なくなり、食生活に不満や不安を抱えている高齢者にもっと食事の楽しみと喜びを感じてもらいたいと思い、楽しく学べる「食育ツール」の作成と食事情調査を行いました。 栄養学と、ボード上の問題の解答が記載されている手引きの冊子を見ながら問題に答える形式です。また、食事に関わる家族に対しては高齢者の生理機能・身体機能に対する理解を深め、正しい知識つけてもらうツールの作成をしました。ツールは自主的に学び、更に継続し続けてもらう事を目的とし、対象者の意見・要望をできるだけ取り入れ作成しました。

薬膳料理365日 /~アレルギーの体質改善をしよう!!!~
アレルギーの体質改善のために「薬膳料理!!!」に注目しました。生薬は入手しにくいのでスーパーなどで売られている食材に置き換えます。薬膳マイスターという資格を取り、先輩が開いている薬膳料理教室に参加し、アシスタントとしてリーフレット作成や参加者の方のサポート等を経験しました。また「薬膳365日」としてレシピを考案し、実際に調理、撮影し、作り方、料理や薬膳のポイント、写真を掲載したホームページを作成し、アンケートを取り評価してもらいました。自分自身、試食をして試食の前後に血液検査を行い変化を見ました。

野菜カフェ /野菜スイーツcooking!
野菜摂取量が最も少ない20代の若い世代をターゲットに、野菜の大切さや効能などが手軽に学ぶことが出来るホームページを作成した。また、オリジナル簡単野菜スイーツレシピも載せ、興味をいだかせる工夫をした。そして、より野菜に親しみをもってもらうため野菜スイーツを提供するカフェを開いた。そこには、目で見て学べるような野菜の効能が書かれたさまざまな媒体を装飾した。来店された方に入店前後で野菜についての考え方について変わった点など変化があったかどうか調査を行い、集計、解析した。

アロマニア /~アロマによる、過食症の予防~
10代~30代の女性の50人に1人とも言われる摂食障害。特に過食(嘔吐)症が摂食障害の最終段階であり、治りにくい根本的な原因は「強いやせ願望」とは違い、1人1人が抱える「心の傷」から発生している。そこで、①HPにおいて摂食障害の自身の状態を知る。また、正しい摂食障害の知識を得る情報提供。②アロマによる過食症改善=「食欲のコントロール」また、過食症の原因とされる糖依存症を抑えるのかどうかを調べる。そして、最終的には、周囲に摂食障害の人が現れたときに理解者になり、偏見を持たない環境を作りたい。

男性化粧品のすすめ
「化粧」は「女性」だけのものなのか?という疑問を抱き始めたことがきっかけで、この実習をすることにした。男性美容部員の現状、男性の化粧の歴史と現状、男性社会人を対象にした化粧品の使用に関するアンケート調査などを行った。また、男性の化粧に関する内容のリーフレットを作成し、ご協力いただいた方々にアンケートを取った。結果、化粧品を使用する男性に職種による違いは出なかった。また、百貨店の女性化粧品売り場に男性美容部員の姿が目立ち始めている。ただ、それも外資系の化粧品会社がほとんどのようである。




山内 喜昭ゼミ

色と食欲の関係
食欲は、見た目によって左右されています。例えば、きれいに焼けた黄色の卵焼きは「美味しそう」と感じますが、焦げてしまった黒色の卵焼きに「美味しそう」と感じる人はほとんどいません。色は食欲と直結しているのです。色彩の基礎知識から食欲が増進される色や組み合わせを、多くの人に知ってもらうためにホームページを作成し、その情報を掲載しています。具体例としてお弁当を作り、お弁当づくりを通して色と食欲の関係をより分かりやすく示します。多くの人に親しみやすさを感じてもらえるホームページを作成しています。

食育ホームページの作成
私は毎月2回、主に小学生を中心とした子どもたちとふれあうボランティア活動をしています。そのなかで「子どもの食物の好き嫌い」が目につき、またそれにともない食事のマナーも乱れているように感じました。ホームページでは子供に人気のあるレシピ(ハンバーグ、卵焼き、ポテトサラダなど)や、コンニャクスポンジづくり、ごはんのノリづくりの紹介などをし、子供の興味を引かせ、そこから子供自身で食について学ぶことを可能にします。

栃木県って…?
みなさんは栃木県と聞いて何を思い浮かべますか?私は20年間栃木県に住んでいますが、「栃木県って何があるの?」と聞かれると少し考え込んでしまいます。栃木県は北関東に位置する関東で一番大きい面積の県です。有名なものとして、日光東照宮、宇都宮餃子、佐野ラーメンなどがあります。しかし、栃木県について調べてみて鹿沼の鹿沼そばや宇都宮の大谷石、真岡のSL列車など、栃木県にはまだまだ魅力的なところがある!と強く感じました。今回の発表で少しでも栃木県について知ってもらい、行ってみたいと思ってもらえると嬉しいです。