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はじめに

『知の宝庫』とも言われる図書館の歴史は、紀元前7世紀のアッシリア王アッシュールバニパルの宮廷図書館にまで遡ることができる。当時の知識、情報は粘土板文書として保存されていた。日進月歩の現代の図書館とはいささか趣を異にするが、知識、情報が人々に求められ、生活の向上に貢献していたという点では共通している。

大学は教育と研究を主要な活動として運営されており、その教育成果、研究成果を社会に還元し貢献することが求められている。こうしたなかで図書館は学生の学習や教員の教育・研究を推進するための「知識・情報の蓄積庫」として、また、発信の場として機能すると共に、学生が自由に利用できる勉学の場を提供するものである。

図書館では学習用の図書を充実するために、学生が読みたい本、学生に読ませたい本に関して、栄養学に限らず多様な分野の新刊書をできるだけ揃えようと努力している。とりわけ、大学図書館では必修科目「読書」に備えて、必要な本の整備やコーナーを設置している。また、シラバスに掲載されている参考書、専門書はもとより、最先端の栄養学の研究を行うために、国内外の最新の学術誌、論文を電子ジャーナル等により即座に検索できるよう整備を進めている。

本学園図書館では、最大数の学生に対応する大学図書館、多彩な学生を抱える短期大学部図書館とサービス提供は多岐にわたっており、求められる課題も異なっている。また、栄養学に特化した本学では、サービス提供者の図書館司書に求められる役割も、他大学の司書とは異なる部分があろう。

学生には、未来への可能性と自由な時間をより多く持てる学生時代に、さまざまなジャンルの書籍に触れ、親しんでほしいと切に願うものである。古今東西の書籍にはこれからの長い人生にとって必要な多くの智恵や教訓が含まれており、そこから学ぶことも多い。多くの学生たちの図書館利用を歓迎する。

現在の大学図書館は情報の蓄積だけではなく、発信、検索が即座に出来ること、その先取りをも要求されている。館内はパソコンによる図書・文献検索が自在に出来るだけではなく、各種のビデオやCDあるいはDVDを揃えるよう館員一同鋭意努力しているところである。これらを利用することによって勉学に大いに役立てられるような、時には息抜きの場としての環境を整えていきたいと考えている。

学生たちの素晴らしい本との出会い、人との出会い、新しい情報との出会いを大いに期待したい。

2017年1月

図書館長 宮城重二