香友会主催講座・講習会
令和4年度第2回「元気はつらつ市民講座」開催報告

 令和4年11月25(金)10時より、香友会館において令和4年度第2回元気はつらつ市民講座が開催されました。
 テーマは「スマホで映える料理写真を撮ろう」。Cook Planning Office A.S フードディレクター、管理栄養士の澤坂明美先生を講師に迎え、美味しそうに見える撮影テクニックを教えていただきました。

講師画像

講師の澤坂明美先生


 日頃スマホで撮影することは多くなりましたが、平面的になってしまったり、全体を写しただけになったりで「映える」写真を撮るのは難しいですね。料理撮影に多く携わっている先生から、雑誌などで見ている料理写真のアングルや構図、採光、どの位置から撮られたものなのかなど説明を聞き、普段何気なく見ている写真も撮り方に違いがあることがわかりました。
 その後は実習で、まずは撮影に使うレフ板作りです。厚紙にアルミホイルと白紙を貼り、1人3枚ずつ作りました。そしていよいよ自分のスマホを使い、撮影です。3人1組で先生が用意してくれたお料理やお菓子にクロスやカトラリーを合わせてセッティングをしました。
 普段はスマホを同じ位置で構えてしまい、スマホを縦のまま、ズーム機能を使わず自分が寄っていく撮り方になりがちです。確かにその通りで、先生に言われてみんな笑ってしまいました。さっそく横向きにしたり、低い位置で構えたり、ズームにして撮ってみました。先生のアドバイスを聞きながら撮っていくと、いつもの写真と違っているのがわかります。手作りのレフ板で明るさを調節したり、クロスなどの敷物を変えたりしただけで料理の見え方が変わるのが驚きです。20分もすると「雑誌の写真みたい!」自分の撮った写真を見せ合いながら歓声が上がりました。わずかな時間で上達するので皆さんとても楽しそうでした。

 写真の撮り方だけではなく、料理の盛り付け方のコツも教えていただきました。斜め45度から撮るなら皿の手前に盛ることや麺やスープを持ち上げるとリアルに見えるなど、貴重なアドバイスをいただくとさっそく皆さんが試していました。
 撮影をたくさんこなしている先生ならではの技を教えていただき、時間はあっという間に過ぎてしまい、終わってからも「食器の選び方や敷物について」熱心に質問されている方がいらっしゃいました。高価な食器を用意する必要はないということや、合わせやすい色や材質など食器の選び方や敷物についてなど丁寧に答えてくださいました。

 講座では料理やお菓子をコーディネイトしながら撮影をするという貴重な体験ができ、これからクリスマスや正月などごちそうを食べる機会が多いのできっと今日習った事を思い出して写真を撮ることと思います。おいしいお料理やお菓子をすてきな写真に残して置けたら、写真を見るたびに楽しい時間を思い出したり、ご家族やお友達に話したり、SNSにあげたりできるので楽しみがどんどん広がっていくと思いました。

 澤坂先生には撮影のために多くの料理やお菓子の他に様々な材質や色の食器やカトラリー、敷物をご用意いただき本当にありがとうございました。

 

講座の様子

手作りのレフ板を使って

講座の様子

真剣に撮影に取り組む受講生

 

 

講座の様子

カメラ位置の確認

(報告:香友会広報部)