香友会のご紹介
香友会会長からのメッセージ

    

香友会会長 磯田 厚子〔女子栄養大学 学部昭和47年卒・大学院修士昭和49年修了〕

 

就任のご挨拶 ~ 卒業生と共に歩む香友会を目指して

 

 昭和16 (1941) 年に創設された香友会は、今年で80周年を迎えました。卒業生も53,000人を超えています。このような節目の年に香友会会長をお引き受けすることとなり、責任の重さを実感しているところです。

 80周年の記念事業は、山下静江前会長がその任期内から計画を立ち上げ、本年中に記念誌と記念講演会に向けて準備を重ねてきています。新執行部も参加しながら、これからの香友会を見据えた記念の事業にしたいと考えております。
 さて、昨年来の新型コロナウイルスの感染は、いまだにとどまる気配はなく、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を何度も発令する事態となっています。
 香友会でも、昨年は定例総会も書面評決でおこなわねばならなくなり、本年はリモート開催の形で何とかおこなうことができました。幹事会他多くの会議もリモート開催となっています。対面でおこなえない歯がゆさもあるものの、全国に展開している会としては、新たなコミュニケーション・ツールとして捉えねばと思います。
 皆様におかれましても、職場でのご苦労や身近な方々の感染など、困難や不安を抱える日々となっているのではないかと拝察いたします。
 香友会の発足は、学園創立者である香川綾先生が、建学の精神である「食を通して人々を健康に」することを実践するために、各地に広がっている卒業生を組織したものと理解しています。通常の同窓会の性格にとどまらず、むしろ、卒業後の同窓生たちの活躍こそが学園教育の本当の目的だとして作られたものと受け止めております。
 とはいえ、このコロナ禍の中で、会としての活動も大きく制限され、財政的にも厳しい状況にあります。しかし、綾先生が香友会を立ち上げた本来の目的は、今こそ重要だと思います。前会長も昨年の香窓79号に書かれていますが、これまで通りにはいかない時代の中で、香友会は何をすべきなのか、何ができるのかを、皆様とともにしっかりと考え、模索する年にしたいと考えています。
 会の発展のためにご尽力くださった諸先輩方が築いてくださった香友会を守りつつ、新たな陣容で切り拓いていく所存です。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。