平成31年2月26日(火)13時30分より、坂戸の香川綾記念教育交流センター香友会館において、今年度5回目となる「元気はつらつ市民講座」が開催されました。
今回は女子栄養大学のフレッシュマンキャンプで学生たちがお世話になっている川崎市黒川青少年野外活動センター所長 野口透先生を講師に迎え、「家庭で手軽にコーヒー焙煎!」をテーマに、実習を含めた講座となりました。野口先生は、アウトドアでの様々なイベントや地域・学校・企業などのプランナー・講師として活躍中で、女子栄養大学のフレッシュマンキャンプでは学生たちが毎年お世話になっています。
講師の野口透先生
コーヒー豆を自家焙煎をするメリットは2つあり、1つは生豆の価格が安く、通常の焙煎したコーヒー豆の半額以下であること、2つめは酸化していないため、胸やけもせずに健康に良いとのことでした。
先生は野外活動をするなかで仲間たちとコーヒー焙煎に挑戦することになったということで、試行錯誤するなかで、家庭焙煎専用の焙煎具に出会ってから手軽に簡単に生豆の焙煎が出来るようになったそうです。
今回は、その焙煎具を使って参加者が3〜4人のグループに分かれて実習をしました。焙煎具を予熱させてから、生豆を投入した後は振り続けます。2分程すると豆がふくらんできて「パンッ」とはじける音がします。青白かった豆も茶色に変化し、香ばしい香りがしてきました。この状態を1ハゼというそうで、その後振りながら加熱を続けると、ほどなくしてその音に変化が出てきて、2ハゼという状態になります。好みの焙煎状態になったところでザルに移し、あら熱をとって焙煎の完了です。
コーヒー豆の焙煎には8段階あり、参加者は、準備された6種類の生豆(モカ、キリマンジャロ、グアテマラ、ブラジル、コロンビア、マンデリン)の中から1種類をそれぞれの豆に合った焙煎度になるように挑戦しました。ちょうどよい焙煎度になった後、余熱で焙煎がどんどん進むため、焙煎しすぎてしまいそうになることもありましたが、みなさん上手に焙煎することができました。
焙煎の様子
左:焙煎前の生豆 右:焙煎後の豆
焙煎したてのコーヒーをテイスティング
その後焙煎したてのコーヒー豆を挽いて、先生が紹介して下さったおいしい淹れ方と味わい方にそって、
グループごとに数種類の焙煎したてのコーヒーのテイスティングをしました。焙煎したてのコーヒーの香りと味わいに感激しながら、優雅な時間を過ごすことができました。そしてこの焙煎具を使うことで、5分足らずの短い時間で、家庭で手軽にコーヒーを焙煎できることを実感しました。
今回使用した焙煎具は、ほうろく(ごまや茶葉を煎るのに用いる素焼きの平たい土鍋)に似ているもので、ネット販売をしていると紹介して下さいました。
〔報告 香友会広報部〕