香友会主催講座・講習会
平成30年度第4回「元気はつらつ市民講座」開催報告

 平成30年11月28日(水)10時30分より、香川綾記念教育交流センター香友会館において、今年度第4回目となる「元気はつらつ市民講座」が開催されました。この講座は女子栄養大学近隣の市民の皆さまとの交流も兼ねて開催しており、リピーターの方も増えています。

講師画像

講師の江口君枝先生


 今回は昨年度もご登壇いただいた江口君枝先生を講師に迎え、「本格インドカレーでヘルシー健康!!」と題し、調理実習も含めた講座となりました。江口先生は香川栄養専門学校製菓科をご卒業になり、その後キッチンサロンEGUCHIを主宰され、多くの方々に料理をお教えになる他、香川調理製菓専門学校での講師もされています。
 当日は冬らしい寒さではありましたが、男性4名を含む24名の方の参加がありました。受講生は4人ずつのグループに分かれ、下記の2品の調理実習を行いました。

  1. チャパティ (全粒粉のアタをこねてクレープのようにのばして焼くもの)
  2. バターチキンカレー (焼いた鶏むね肉を香辛料、トマトで煮込み生クリームを加えたもの)

 調理を始める前や調理の途中で先生の調理デモンストレーションがあり、その際には先生の料理教室でインドに嫁いだ生徒さんからお聞きになったインドでの食生活のこと、知り合いのインド料理店主のインド料理に関する情報など、さまざまなお話を交えてご紹介下さり、とても和やかな雰囲気の調理実習でした。
 インド料理については

  1. 各家庭の母親がその都度手づくりして家族や友人と楽しく食べる。(作り置きはしない)
  2. アタは全粒粉を使って作るので健康に良い。(精製した粉ではない)
  3. シナモン等香辛料は精製、製粉されていないものを使っている。(技術、加工場がない)大量に使用するものではないのでなるべく買い置きせず、早めに使い切る方が風味を楽しめる。
  4. カレーの材料に使う豆は何でも利用できる。ただし豆のゆで汁も味の一部になるので、ドライパックを使う際はブイヨンスープを入れるとよい。
  5. 酸味、辛味、甘みがカレーの味の決め手になる。酸味はトマトやレモン汁を利用するとよい。

などの点を教えてくださいました。また五味(味をよくする)五色(食欲をそそる)を考えて組み合わせることでおいしい食卓になることもご紹介下さいました。
 参加者からは「全粒粉と米粉の違いは?」「チャパティを一度にたくさん焼く方法は?」「カレーに使える豆が知りたい」など活発な質問も多くありました。試食は、実習で作ったチャパティとバターチキンカレーにひよこ豆のカレー(ひよこ豆、玉葱、じゃがいも、トマトを使ったカレー)も味わい、和気あいあいとした時間を過ごしました。

実習画像

実習の様子

料理画像

完成したカレーとチャパティ


〔報告 香友会広報部〕