オンライン講演会
生活習慣病等を予防するための新たな食事の指標~食事性炎症指数(DII)
川端 輝江(女子栄養大学教授)
毎日の食事内容を点数化し、「どのような特徴があるか」「どのくらい健康的か」をわかりやすく示す方法を「食のスコア化」といいます。食事は、個々の栄養素の量や質だけでなく、全体のバランスや組み合わせによって健康に影響を及ぼすため、スコア化によってその全体像を把握しようとする取り組みが進められています。
一方で、近年注目されているのが、食事が体内の慢性炎症に与える影響です。慢性炎症は、生活習慣病、がん、認知症など多くの疾患の背景要因とされており、食事と炎症の関係を探ることが重要になっています。
こうした背景のもと開発された「食事性炎症指数(Dietary Inflammatory Index:DII)」は、食品や栄養素が炎症に与える影響を、科学的文献に基づいて数値化した指標です。DIIは、個人の食事が炎症を促進するか抑制するかを評価することができ、生活習慣病の予防や健康リスク評価に役立つ指標として、世界各国で研究や疫学調査に活用されています。
本講演では、食のスコア化の意義をふまえながら、DIIの構成や算出方法、研究への応用、日本人の食事との関連について紹介し、今後の活用可能性についても考察してまいります。
令和7年9月21日(日)14時00分~16時00分(入室開始13時45分~)
※途中10分休憩、質疑応答を含みます。
一般 3,000円
年会費納入会員 2,000円(香友会会員で2025年度の年会費納入済みの方)
本学学生 500円
※オンデマンド配信視聴料を含む
Zoomウェビナーを利用したライブ配信
※当日の録画を令和7年9月25日(木)17時~10月2日(木)17時までオンデマンド配信いたします。
200人(申し込み先着順)
申し込み受付は終了しました。
女子栄養大学香友会事務局
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