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高齢者の診療ガイドラインを巡って~栄養食事マネジメント~
日本では高齢者が急増し、健常な高齢者から疾病やフレイルを合併した高齢者など、多様な健康状態に適した、栄養食事療法や指導が求められています。
高齢者の低栄養は、基本的ADL 低下、握力低下、下肢の身体能力低下、QOL 低下、在院日数の延長、在宅復帰率の減少、死亡率の増加と関連することが明らかになりました。J-EDIT 研究(日本における高齢糖尿病患者を対象に行われた6年間の大規模追跡調査)を含めた多くの研究成果から、診療分野の異なる日本老年医学会と日本糖尿病学会などの2学会合同の診療ガイドライン(糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満)が2017年から2018年にかけて策定されました。ガイドラインでは高齢者の多様性、認知機能低下や死亡リスク回避などの特性を捉えることが重要としています。
そこで本講座では、意図しない体重減少や食事摂取不足、BMIや身体組成の評価、悪性疾患などの合併を考慮した高齢者医療の包括的な栄養食事マネージメントを解説し、次いで患者や家族の主体性を尊重した医療の課題を考えます。高齢者の食事や栄養指導に従事されている方、興味のある方の参加をお待ちしています。
2019年9月28日(土) 13時30分~15時30分(受付開始13時00分~)
講演 高齢者の診療ガイドラインを巡って~栄養食事マネジメント~
講師 本田 佳子 女子栄養大学教授
一般 3,000円
年会費納入会員 2,000円(香友会会員で2019年度の年会費納入済みの方)
本学学生 500円
80人(申し込み先着順)