香友会主催講座・講習会
平成29年度第5回「元気はつらつ市民講座」開催報告

~大人気 !! おいしい肉まんを作ろう~

平成30年1月30日(火)13時15分より、香川綾記念教育交流センター香友会館において今年度最後の「元気はつらつ市民講座」が開催されました。  今回の市民講座は「大人気!!おいしい肉まんを作ろう」をテーマに、キッチンサロンEGUCHIを主宰されている江口君枝先生を講師にお迎えし実習と試食を行いました。

江口君枝先生は名古屋栄養短期大学を卒業後、名古屋中日文化センター料理教室に勤務されました。平成2年に現在の香川調理製菓専門学校の製菓科を卒業され、現在は製菓科の講師をされています。
今回教えていただいた肉まんは、江口先生がいろいろ実践した結果、誰でも失敗なくおいしく作ることができるものでした。


最初に、干し椎茸、筍、長葱、白菜をみじん切りにし、ラードでよく炒め豚ひき肉の半分を加えてさっと火を通し、合わせ調味料(しょう油、砂糖、塩、ごま油、しょうが汁、豆板醤、酒)を加えボウルに取り出します。粗熱が取れたら、残りの豚ひき肉を加えて粘りが出るまでよくこねます。こねたら、30gの肉団子を14個作ります。
真剣に肉団子作りに取り組んでいた参加者から、30gって大きいけど作りやすい、自宅でもラードを使ってみようと思うなどの意見がありました。

江口先生から、ラードを使うことで具材がまとまりやすく均等な肉団子ができると伺い納得しました。
次に、肉団子を冷ましている間に生地を作りました。生地の作り方は、強力粉、薄力粉、ベーキングパウダーを合わせ、2回振るってボウルに入れておきます。そこに、塩、砂糖、卵、仕込水、イーストを加えて混ぜ合わせます。今回は仕込水に甘酒の上澄みが加えてあり、試食時に甘酒を加えた生地がふっくらとおいしく仕上がっていました。生地をしっかりこねてからラードを加え、さらによく捏ねます。生地のまとめ方を教えていただきみんなでチャレンジしましたが、なかなか難しかったです。生地が滑らかになったら30度~35度のぬるま湯で約30分発酵させてから、ガス抜きし50gずつに分割します。
分割した生地を猫の手で丸くして、そこに肉団子を包み込みます。肉まんは包んだ方を上にして蒸籠で10分蒸すと完成です。あんまんも同じように作り約5分蒸すと完成です。生地の発酵が遅いと心配していると、「パンの気持ちになって待ってあげてね」と先生がおっしゃいました。「捏ね終えた時間が違うからみんなと同じではないでしょ」と言われ安心しました。


江口先生は、自立支援サポートにも力を入れておられ、肉まんづくりもその一環だそうです。
ある参加者は以前から江口先生の講座に参加しているそうで、気さくなお人柄が魅力ですとおっしゃっていました。他にも今回の肉まんづくりを大変楽しみにしていた参加者が多かったです。
完成した肉まんとあんまんを各半分ずつ試食し、そのおいしさに大感激しました。生地から手作りした肉まんは、ふっくらとしてかすかに甘酒の香りのするやさしい味がしました。試作した肉まん3個、あんまん1個は持ち帰りました。
先生の気さくなお人柄を感じる講座でした。

〔取材 香友会広報部〕