平成29年6月25日（日）「香友会ホームカミングデー」が開催されました。梅雨の時期で毎年天候が気になるところですが、傘を開くこともない曇りの一日でした。北海道から沖縄県まで、年に一度の恩師や旧友との再会を心待ちにしている卒業生約120名が坂戸キャンパスに集いました。
平成29年度香友会定例会員総会は、山下静江香友会会長の挨拶、香友会名誉会長の香川栄養学園理事長・女子栄養大学及び短期大学部学長の香川明夫先生のご挨拶のあと議事に移りました。議事は、報告事項として平成28年度香友会活動ならびに決算・監査報告、「一般社団法人女子栄養大学香友会」運営報告などが行われました。
続いての審議事項は、平成29～30年度香友会役員改選の件、平成29年度香友会活動計画及び予算案の件、平成29～30年度香友会幹事候補の件、香川調理製菓専門学校入学時の教材贈呈などが審議され、各事項はすべて拍手をもって承認されました。 新役員は会長 山下静江、副会長 成瀬克子、副会長 三浦理代、監事 岡野治恵、監事 石田裕美です。
ランチパーティーの会場では、五明紀春副学長のご挨拶、続いて山下香友会会長から香川明夫理事長に綾栄会への寄付目録が贈呈されました。 また、香川芳子学園長が平成29年春の叙勲において瑞宝中綬章を受章されたことをお祝いして、香友会から花束を贈呈し、香友会会員の喜びをお伝えしました。
松柏軒のお料理を楽しみながらのランチパーティーの席では、学生会員（在学・在校生）への支援事業である「香友会わかば奨学金制度」に応募し、奨学生として認定された学生・生徒の紹介がありました。大学院・大学栄養学部・短期大学部・専門学校調理マイスター科の9名は29年4月の入学式後、専門学校調理師科・製菓科の4名は29年3月の卒業式時に認定証・奨学金目録が授与されています。
奨学生１人ずつから将来に向けての抱負や奨学金の活用方法について述べられると、温かい激励の拍手が送られました。また、就職活動や勤務の都合で欠席の3名から届いたメッセージが読み上げられました。紹介の後に奨学生出身県の支部長さんとの懇談が持たれ、和やかな雰囲気の中でランチパーティーは終了しました。
午後の講演会は「香川栄養学園のこれから」をテーマに、香川明夫先生には、「香川栄養学園の現在とこれから」と題し、現在の学園状況、社会情勢を踏まえながらこれから学園が進むべき方向についてのお話を伺いました。また、基礎栄養学研究室の川端輝江先生より「『四群点数法』の今を考える」と題し、20005年・2015年リメークの内容や四群点数法を用いた肥満治療効果などについてお話があり、最後に佐々木浩二生涯学習センター事務部長より「新たな家庭料理技能検定」と題し、29年度から小学生・中学生も受検に取り組みやすい5級・4級の新設、審査基準領域の内容説明などがありました。
講演会は、卒業生が今の香川栄養学園を知る、良い機会となりました。
毎年好評な身体の状態をチェックする体組成測定コーナーやキャンパス内各施設のオープン、菓子工房「プランタン」の特製スイーツや「女子栄養大学出版部」の書籍の販売もおこなわれ、終日にわたって有意義な同窓会行事になりました。
