令和5年10月7日(土)、埼玉支部では4年ぶりとなる外部での研修会をおこないました。今回は、埼玉県の南西部、飯能市の名勝天覧山のふもとにある『発酵のテーマパーク「OH!!!」』を参加者15名で訪れました。
まず、敷地内のレストラン「Femy」にて、薪火で焼いた塩糀漬けの鶏肉や味噌糀漬けの鱒をメイン料理に、熟成玄米や漬物、味噌汁など発酵の食材をふんだんに使ったランチメニューを食べながら、自己紹介をし、歓談。
次に隣接する「パリシャキ研究所」でキムチ作りを体験。ミニ講座を受講後 、“オリジナル「ご飯がススムくん」”を作りました。 *「ご飯がススムくん」はピックルスコーポレーションのブランド名
ミニ講座では、キムチの由来や“オリジナル「ご飯がススムくん」”の作り方の説明を受けました。因みに「キムチ」は昔、中国で食べていた胡瓜の塩漬けがキムチの先祖であると言われています。戦乱により中国から現在の朝鮮半島に多くの人が逃れ、胡瓜の塩漬けを伝えたことがキムチの起源となり、その後、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に、それ以前にポルトガルから日本に伝来していた唐辛子を持って行ったことにより、現在の唐辛子を使ったキムチへとなっていったとのことです。(諸説はあるようですが)
作り方は、まず「ご飯がススムくん」のヤンニョム(韓国の合わせ調味料の総称)に、各自好きな調味料・食材(唐辛子、醤油、魚醤、ハチミツ、ごま油、ニンニク・生姜・リンゴ・梨などのすりおろし、納豆昆布、細切りのスルメ、ごまなど)をプラスしてオリジナルヤンニョムを作ります。それを塩漬けの白菜にまぶして“オリジナル「ご飯がススムくん」”が出来上がります。混ぜる調味料により、辛みや甘さ、旨味を増すことができ、翌日以降、白菜に塩漬けに味がなじんで旨味が増し、1週間ほどで食べきるのがよいとのことでした。
皆さん、真剣な顔をして各調味料を配合しつつ、楽しんでいる様子でした。
キムチ作り後は、自由解散。希望者が天覧山の散策、能仁寺の拝観をしました。天覧山は標高197mと低い山ですが、眼下には飯能市街の街並みや、都心のビル街が見渡せました。また能仁寺は1501年(室町中期)の創寺と言われ、庭園は桃山時代の作庭と推定され、“日本名園百選”に入っています。
天候にも恵まれ、皆と語らい“食べて・学んで・動いて!”と楽しく充実した1日でした。
報告:埼玉支部 西野智子(学部平成元年卒)