香友会支部活動
熊本支部研修会開催報告

 熊本支部では、令和元年9月28日(土)に、研修会を開催しました。
参加者は福岡、佐賀、鹿児島など九州各県の会員と野菜ソムリエの資格をお持ちの一般の方など計19名でした。講師に女子栄養大学名誉教授の三浦理代先生をお招きし、「野菜の機能性と最新情報〜野菜は健康をつくる、そのわけは?」というテーマでご講演いただきました。
 まず、日本人の医療費の現状や栄養状態、野菜摂取状況などをデータで示され、その後野菜の機能性成分について詳しくご説明いただきました。また、先生ご自身の研究内容にも触れ、野菜摂取の重要性を改めて認識することができました。
 私は学生の頃に三浦先生の食品学の講義を受講していましたので、当時を思い出しながら懐かしい気持ちで拝聴しました。もちろん、今回は学生の頃には習わなかった新しい情報なども知ることができ、大変勉強になりました。
 最後の質問タイムでは「血中酸化ストレス度」といった少し難しい内容についての質問や議論も飛び交い、参加者の学びもさらに深まったのではないかと思います。
 講演の前には、熊本の老舗の料亭「おく村」にて季節の食材を使った懐石料理を囲んで、和やかな食事会が行われました。熊本で昔から栽培されてきた“ひご野菜”のひとつである「水前寺のり」を使った料理も提供され、県外の方にも楽しんでいただけたのではないでしょうか。美味しい食事と三浦先生を囲んだ懐かしい昔話に花が咲き、楽しい食事会となりました。
 食事会、講演会を通して、三浦先生や九州各支部から参加していただいた方々との交流も深まり、大変有意義な研修会となりました。三浦先生、遠いところわざわざお越しいただき、本当にありがとうございました。

研修会画像1研修会画像2研修会画像3集合写真画像


〔報告:熊本支部 清川 綾乃・学部平成22年卒業〕