香友会支部活動
東北ブロック研修会・懇親会を開催しました

 平成30年11月18日(日)、岩手県盛岡市のいわて県民情報交流センター・アイーナにおいて、栄養大学生物無機化学研究室教授の立屋敷哲先生を講師にお招きし、東北ブロック研修会を開催しました。参加者は、青森・山形・福島支部各1名、秋田支部3名、岩手支部10名と大学時代に立屋敷先生の研究室のゼミをとっていらした埼玉在住の卒業生の方が加わって下さり、計17名でした。
 
1.講演
 演題は「からだの中の化学」で、立屋敷先生のご著書のエッセンスをご講演いただきました。1973年から女子栄養大学に勤務され、来年退職されるとのことで、大学、学生、卒業生への思いもこめてお話しいただきました。
 「何のために食べるのか」「毎日食べる量は膨大になるのに太らないのはなぜ?」「呼吸しないと生きていけないのはなぜ?」「水を飲まないと生きていけないのはなぜ?」「水に溶けない油脂はなぜ消化吸収される?」「なぜ食塩は必須?」などを、様々な実験を交えてわかりやすくお話しいただきました。
 香川綾先生は化学の大切さも説いていらして、「栄養学と医学と化学の関係を理解すると学生は本気で勉強し始める」と仰っていらしたことや疎開学園の授業科目にも有機化学があったことも話してくださいました。
 化学は難しいとのイメージが強かったのですが、立屋敷先生は非常にわかりやすくお話ししてくださったので、学生時代に戻ったかのようなひと時を過ごさせていただきました。
 
2.昼食及び懇親会
 盛岡のわんこそばの老舗「東屋」のお弁当で昼食をとった後、立屋敷先生から「女子栄養大学の卒業生は仕事を続けている人が多い。在校生にも伝えたいので、どんな仕事をしてきたかも交えて自己紹介してもらいたい」との要望があり、参加者それぞれが活動の様子などを話しました。懇親会はたいへん和やかに進み、それぞれがいろいろと刺激を受けたように感じました。
 最後に先生の卒研生のスライドを用いて、日本酒の高級酒と普通酒の成分の違いについても講義をしていただきました。

講演画像

講演の様子

講演画像

 

 

 

 

 

 

 

集合写真

講師の立屋敷晢先生を囲んで

報告:三上れい子〔学部昭和49年卒業・岩手支部長〕