香友会支部活動
栃木支部~研修会開催報告

平成29年12月10日(日)、本学学長の香川明夫先生をお迎えして研修会を開催しました。

「これからの食育について」の演題で、支部会員の皆様のほか、学校給食・病院給食・事業所給食などに携わっている方々の参加がありました。

国では「第3次食育推進基本計画」が実施され、それぞれの到達目標に向かって取り組んでいるところです。昭和の時代は栄養不足を補う食育が中心でしたが、平成の時代は、栄養の過剰や不足による健康障害が増え、また、食の外部化が進み、家で食事を作ることが減ってきているなど、食形態が急変する中での食育となっています。さらに対象者をよく知った上で、多方面からのアプローチが大切であることなどのご講演をいただきました。

先ごろ、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。この文化を受け継いでゆくためには、これから日本を担ってゆく子供たちへの食育が重要になってきます。学校給食に携わっているものとして、実りある研修会でした。

〔栃木支部副支部長 矢部玲子・学部昭和54年卒(栄養教諭)〕