全国新聞社出版協議会主催の「第11回ふるさと自費出版大賞」で、前沖縄支部長で香友会名誉会員の安次富順子さん(学部41年卒業)の著書「ブクブクー茶 改訂・増補版」が郷土文化部門の最優秀賞に輝きました。
沖縄伝統ブクブクー茶保存会元会長・琉球料理保存協会理事長の安次富さん。「沖縄独特のブクブクー茶を後世に残そうという思いで作った本だ。多くの人に読んでもらう機会をいただけてうれしい」と受賞の喜びを語っています。
沖縄にしかない独特のお茶・ブクブクー茶は、戦後姿を消し“幻のお茶”と言われていました。著書には、庶民文化としての歴史や伝播経路、復興への道のり、現地取材による聞き取りや文献調査の成果などを盛り込んだほか、保存継承に取り組んだ同保存会30年にわたる活動の記録も綴られています。

