〜講演会と体験学習会「肉まん・餃子作り&懇親会」を開催しました〜
令和7年3月22日(土)かながわ県民センターにて、南関東ブロック研修会を開催しました。埼玉および東京支部から横浜に参集いただき16名での開催となりました。
第一部講演会のテーマは「災害準備と災害時の栄養マネジメント」。国立研究開発法人防災科学研究所研究員の大塚理加先生にご講演いただきました。
大塚先生は女子栄養大学、関西大学社会安全研究科博士課程修了。委託会社勤務、朝日生命糖尿病研究所研究助手、国立長寿医療研究センターおよび東京都長寿医療センター等にて高齢者研究に従事。現在は、全国様々な災害現場に赴き、その実態を調査され、防災科研の理念である防災科学技術を高めるための活動「予測し、未然に防止し、被害の拡大を食い止め、復旧・復興を実現する」ため、特に高齢者の災害対策等の研究に従事されています。
災害に関する情報はあちこちに溢れています。しかし、今回の先生のお話は、防災科学という広い視野でのお話でした。情報の流れ(市町村から県そして国という下から上への流れ)、災害時の食支援が実際どのようになっているか。災害時に脆弱な人=フレイルを生み出さない高齢者の対応など、重要で心に残るお話をしていただきました。
災害を乗り切るために、避難所や災害現場で、「うるさいオバサン」として、一人一人が声をあげ、広げ繋げていくことが大切だと言われました。先生のお話に納得するとともに、「食支援」の大切さを考え、出来ることをしていきたいと強い思いに駆られました。
第二部は中華街。身動きがとれないくらいの混雑の中を移動し、「揚州飯店」にて、肉まん・餃子作りを体験しました。手作りの生地にあんを包むだけなのですが、ちょっとした「コツ」がありました。楽しく、厳しく上手に教えていただき、笑いに溢れた体験学習となりました。蒸されて倍以上になった自分の大きな肉まん、大きな餃子2個。これだけでお腹いっぱいと頬張りつつ、ランチコース(フカヒレスープ・エビチリ・揚げ鶏・チャーハン・杏仁豆腐)をしっかり堪能しました。他支部の方と楽しくコミュニケーションも深めることが出来、充実したブロック研修会となりました。
報告:神奈川支部 支部長 飯泉千寿子