コロナ禍の中で~卒業生の職場では~

奥山 律子

NPO法人所属(埼玉県)
管理栄養士
専門学校栄養士科平成21年卒業


 NPO法人に所属(パートタイマー契約)し、包括地域支援事業「志木市訪問短期集中型サービス(栄養改善)」業務を担当しています。この業務は、要支援認定者または総合事業対象者に対して栄養士が自宅に訪問し、本人が実行できそうな内容で情報を提供しながら、食生活の改善を目指すものです。そして社会参加や生きがいなどにも結びつけることができるよう、支援しています。
 緊急事態宣言後は、利用者、訪問者共に訪問時の体温測定、体調の確認をおこない、マスクの着用を徹底しました。手指のアルコール消毒は訪問先の玄関前でおこないました。利用者へはマスクの着用のほか、換気のために窓を開けてもらうようお願いしました。事務所に出入りする際も、同様の対応をしました。
 解除後も体温測定と体調チェックは毎日おこない記録を続け、より一層の感染対策をとっています。しかし、訪問者が感染対策をおこなっていても、利用者は訪問に不安を感じ利用を控えるようになっています。特に志木市では激減しています。
 感染対策をしっかりおこなうことで、コロナに関わらず感染リスクは下がると感じています。私たちも不要不急の外出は極力おこなわない。旅行はもってのほかです。一人暮らしの父(88歳)がいるのですが、状況を理解し、お互い会うことはしていません。緩んではだめです! 一人一人が意識しなくては出口を見出すことはできないと思います。