コロナ禍の中で~卒業生の職場では~

小島 利恵

上尾市教育委員会学校教育部学校保健課(埼玉県上尾市)
主査
学部平成6年卒業


 学校教育部学校保健課では、通常、学校給食に関する事務(献立に関すること・給食物資調達に関すること・消耗品に関すること・学校栄養士に関すること・調査等に関すること)をおこなっています。
 緊急事態宣言後、6月まで市内の小・中学校が休校になり、学校再開に向けて、感染防止マニュアルの作成や給食再開に向けて献立作成や物資の調達をおこなっていました。分散登校から通常登校となり、給食も簡易給食から通常給食へと感染防止対策に工夫や改善を図りながら、移行しました。 
 夏から秋にかけて、コロナ禍は落ち着いていましたが、引き続き感染対策をおこないながら、様子を見ている感じでした。また、今まで普通におこなっていた会議はリモートでおこなうことが増えたりと、「新しい日常」が定着しました。
 再び緊急事態宣言が発令されましたが、今回は学校が休校にはならないため、感染者の出た場合への対応をおこないながら、学校が粛々と運営できるよう支援をおこなっています。
 コロナ禍の中で改めて感じたことは、学校という子ども達の学びの場を守るために、様々な立場の人達のご協力をいただき成り立っているということでした。
 今までの形では実現できないことがあるとしたら、どうしたらできるか創意工夫、経験や知恵をフル活用して共存していかなくてはならないと時代なのだと感じでいます。ピンチをチャンスに変えるためにも、栄養・休養・運動と、健やかなカラダづくりを今まで以上に意識したいと思っています。