大学院で職業実践力育成プログラムを展開

大学院で職業実践力育成プログラムを展開

文部科学省の「職業実践力育成プログラム(Brush up Program for professional:BP)」は、社会人の職業に必要な能力向上を図る機会の拡大を目的とし、大学・大学院等で開講する社会人や企業等のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムについて認定を行うものです。
本大学院では、平成28年度より、BPプログラムとしての認定を受け、「健康寿命延伸のための食環境整備に関わる高度人材養成プログラム」を開講しています。開講の背景には、健康寿命の延伸が⽇本社会の喫緊の課題で、現在、⽇本⼈の⾷料消費の約8割を加⼯品と外⾷が占めていること、 健康寿命延伸のためには、外⾷や中⾷でも健康的な商品選択ができるような、⾷環境整備を積極的に⾏う必要があることがあげられます。プログラムの履修は、社会人を主な対象として体系的な学習プログラムを開設し、その修了者に履修証明書を交付する形で行われています。
教育課程は、栄養学の最新知識と、組織マネジメントを学び、最後に応用力・批判的思考力を鍛える内容で構成されています。
令和3年度「健康寿命のための食環境整備に関わる高度人材育成プログラム」
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令和3(2021)年度は、新型コロナウイルス感染症予防を考慮し、講義科目10科目をオンラインで、演習1科目の一部を対面授業として実施しました。11科目全てを履修するコース受講生16名、科目単独で選んで受講できる科目受講生9名が参加しました。オンラインにしたことで、コース受講では香川県、愛知県、宮城県からの受講生がいたり、科目受講ではタイからの受講生もいたり、遠方からの受講も可能となりました。
管理栄養士・栄養士の資格を持った方が多いですが、企業の総合職(事務職)の受講生もいます。専門や経験が異なる受講生同士の意見交換を重視しており、オンラインでも活発にディスカッションが行われました。
健康・栄養施策の動向と食環境整備」講義(2021年度)の一場面。左が担当の武見ゆかり教授
コロナ禍以前(2019年度)の授業の様子
(大学院教室での授業の様子)
 (ワークショップの様子)

[食生態学研究室 武見ゆかり教授]

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