料理づくりの体験を増やそう①〈小学生編〉

料理づくりの体験を増やそう①〈小学生編〉

「食文化栄養学実習」では、調理学ゼミ(指導:奥嶋佐知子准教授)の学生(食文化栄養学科4年)5名が、坂戸市の児童センター主催の料理教室で、小学生に料理づくりを教えています。
ゼミでは、日常的に料理をする機会が少ない方々を対象に、料理教室への参加を通して、料理を作る楽しさ、食べる喜び、食にかかわることへの大切さを伝え、家庭での実践につなげていくことを目指して活動しています。小学生を対象にした料理教室は、坂戸市千代田児童センターと三芳野児童センターで定期的に実施しています。
この夏は、チンジャオロース丼と牛乳プリンの実習を行いました。ゼミ生の研究テーマである「食材を無駄なく使う」「苦手な野菜をおいしく食べる」「盛り付けを美しく」という内容を盛り込んで実施。ピーマンの種の取り方、ピーマンを食べやすくする切り方、使用した食材を美しく見えるように盛り付けることなどを伝えながらの実習です。
ピーマンを食べやすくする調理法やおいしそうに見える盛り付け方などをひとつひとつ丁寧に伝えていきます。実習は、和気あいあいと進み、はじめは「ピーマンが苦手」と言っていた子どもたちからも、完成する頃には「食べてみようと思う!」という言葉が聞こえてきました。少しずつ、自分で調理することで苦手な食材にも興味がわき、おいしく食べることにつながっていきます。今回はコロナ禍のため、作った料理は持ち帰って自宅で味わってもらうことになったので、次回会ったときに味の感想を聞くことが楽しみです。
こうした調理のコツや盛り付け方などについては、料理教室だけでなく、ホームページや料理動画を通して発信する準備もしています。
初めに作り方の説明を行います
実習台に分かれて、料理開始!
無駄なくピーマンの種を取る方法   
ピーマンを食べやすくする方法 
赤・黄・緑をバランスよく盛り付け 
見事、できあがり!!
作った料理はテイクアウトとしました

[調理学研究室 奥嶋佐知子准教授]

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