「食についてのサポートの手引き~乳幼児はじめの一歩編~」の作成

「食についてのサポートの手引き~乳幼児はじめの一歩編~」の作成

志木市子育て支援センターの業務を受託しているNPO法人志木子育てネットワーク「ひろがる輪」では、子育て支援員の方々が利用者の様々な相談にのっています。利用者は0~2歳児の子どもとその保護者が多く、特に食についての相談が多くあります。支援員の方々は子育て経験者ですが、食については経験に頼ることが多く、不安を感じていました。
そこで、実践食事管理研究室(西村早苗准教授)の卒業研究において、相談を受ける支援員の方々のための「食についてのサポートの手引き」を作成しました。作成過程では、支援員の方々とZoom座談会を4回実施し、学生が提案したものに対して、意見をいただき修正や追加を繰り返し行って完成させました。
「食についてのサポートの手引き」の表紙
「手引き」の表紙は、かわいい動物の顔のイラストを用いて、親しみが持てるようにしました。構成については、相談内容を保護者の方々の「悩み」に着目して整理しました。悩み別に、その「背景」と支援員がアドバイスをする前に「確認すること」、そして相談者に「提案」する内容が記されています。また、それぞれの悩みごとに、相談者と支援員が一緒に見ることのできるわかりやすい資料も添付しました。
悩み別の例(悩み② 「手づかみ食べ」)
相談者と支援員が一緒にレシピを見ることができるように工夫(手づかみ食べレシピ)
離乳食についての相談が多いため、共有できる資料を増やしました。
だしの活用レシピでは、野菜だしの作り方や市販品について説明
離乳期のステージごとにレシピを展開し、紹介

[実践食事管理研究室 西村早苗准教授]

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