森林資源の継承~大分県産乾シイタケの食品機能を探索する~

森林資源の継承~大分県産乾シイタケの食品機能を探索する~

3 すべての人に健康と福祉を
12 つくる責任 つかう責任
日本一の乾シイタケ生産量を誇る大分県と共同で食品化学研究室の宮澤紀子専任講師は、大分県産乾シイタケの嗜好性および機能性に関する研究に取り組んでいます。長期にわたり、品種や栽培方法、調理・加工による成分変化等を検証し、生産から消費に至るまでを一貫して捉えて高付加価値化を目指した研究活動を展開しています。

温暖な気候に恵まれた大分県は、県土の70%は豊かな森林が広がっています。大分県産の乾シイタケは、主にクヌギを用いた原木栽培によって生産されています。古くから、生産振興のためにクヌギ植林が進められており、原木となるクヌギを安定的に確保することにつながっています。食の視点で、生産から消費に至るまでを捉えた活動は、「森林資源の恩恵を将来の世代に与えること」に役立つことが期待されます。

ほだ起こし(積み込み)
ほだ場
袋掛け
発生
伏せ込み(林内)

[食品化学研究室 宮澤紀子 専任講師]

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