「えのき氷」は、エノキタケをミキサーでペースト状にして、1時間煮出し製氷皿で凍らせたものです。長期間保存することができ、みそ汁やカレー、煮物、炒め物などに入れて使うもので、不足しがちな食物繊維をとることができます。エノキタケのうま味による減塩やとろみ付けにも利用することができます。既に、ヒトを対象とした臨床試験等によってその健康効果が確認されており、日常の食事で上手に利用することが健康の維持、増進に寄与するものと期待されます。ゼミに所属する食文化栄養学科の霜鳥さんは、きのこの消費拡大と20代の若い女性にも積極的に「えのき氷」を利用してもらいたいと考え、「えのき氷」を活用したヘルシーなメニューの考案に取り組んでいます。
中野市農業協働組合が開発した商品。エノキタケを水と一緒にミキサーでペースト状にし、1時間煮出して凍らせたものです。
[食品化学研究室 宮澤紀子 専任講師]