自治体初の坂戸市ミツバチプロジェクトに学生がオリジナルレシピの開発で貢献

自治体初の坂戸市ミツバチプロジェクトに学生がオリジナルレシピの開発で貢献

3 すべての人に健康と福祉を
12 つくる責任 つかう責任
食品化学研究室のゼミ(指導:宮澤紀子専任講師)に所属する食文化栄養学科の学生は、坂戸市が2013年度から取り組んでいる坂戸市環境館いずみのミツバチプロジェクトに参加し、坂戸市産のハチミツを活用したオリジナルレシピの開発を通じて、大学のキャンパスがある坂戸市の環境保全と農業、商業の活性化のために活動しています。

ミツバチプロジェクト推進事業は、坂戸市の自然環境の保全、ハチミツを特産物とした商工活性化を図ることを目的にした坂戸市の活動です。坂戸市は、2013年度から全国初となる自治体によるミツバチの飼育を始めました。女子栄養大学・大学院のキャンパスがある坂戸市の魅力ある地域づくりに、食品化学研究室のゼミに所属する食文化栄養学科の粟野さんが中心となり、オリジナルレシピの開発に取り組んでいます。開発したレシピは、坂戸市のHPなどで掲載する予定です。

ミツバチと共生できる環境づくり

ミツバチは、とても環境の変化に敏感な生き物で、環境指標生物とも言われています。つまり、ミツバチが元気に飛び回るまちは、それだけ豊かで健全な自然環境がある証とも言えます。

坂戸市の安全安心な野菜や果物を育てる農業を下支え

私たちの食糧の1/3を支える植物の受粉にミツバチが関わっていると言われ、ミツバチと共生する活動が坂戸市の安全安心な野菜や果物を育てる健全な農業の一翼を担うものと考えられています。
また、養蜂により採れるハチミツは自然の恵みそのものであり、季節ごとの花の種類などにより味や色、香りなどの風味の違いを私たちに楽しませてくれています。いずみのミツバチプロジェクトの活動を通して養蜂の輪が広がり、ハチミツが坂戸市の特産物になることも期待されています。

坂戸市を流れる高麗川に咲く菜の花から蜜を集めるミツバチ
内検作業中:ミツバチの巣箱をあけて、女王蜂がいるか、産卵育児は順調かを確認しています
環境学館内の専用スペースで採蜜と瓶詰め作業をします

[食品化学研究室 宮澤紀子 専任講師]

教員情報