持続可能な社会の形成に向けて、研究を進め、授業に展開

持続可能な社会の形成に向けて、研究を進め、授業に展開

3 すべての人に健康と福祉を
12 つくる責任 つかう責任
家庭経営学・環境教育研究室の井元りえ教授は、長年に渡り環境教育とESD(持続可能な開発のための教育)の研究に取り組み、SDGsに関連する研究や報告を行っています。教育においては、主に中学校と高等学校の家庭科の教員養成に携わっており、持続可能な社会を創る市民を育てるための家庭科教育のあり方について授業研究を重ねながら学生を育てています。
研究内容に関しては、研究室のページをご覧ください。
また、国際家政学会のSDGs目標12「作る責任、つかう責任」に関する意見表明書の作成委員を務めています。
国際家政学会のSDGs意見表明書は以下をご覧ください。
https://www.ifhe.org/fileadmin/user_upload/UN_statements/Overview_Home_Economics_and_SDGs_2019.pdf
授業「消費者論」や「家庭経営学(家庭経済学を含む)」では、「持続可能な生産と消費」について考えていきます。バナナやチョコレートなどを題材にして、途上国の生産者と私たち日本の消費者との関係について金銭的、倫理的に考え、フェアトレード、エシカル消費のあり方について検討を進めます。また、タオルの生産を事例として、原料の綿花の生産から、紡績、染色、機械織りという工程におけるエネルギー消費や環境への負荷などを考え、ものづくりにおける持続可能な生産と、それを購入する消費者のあり方についても検討しています。
▲ タオルの原料となる綿花

[家庭経営学・環境教育研究室 井元りえ教授]

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