衞藤久美ゼミ■国際食コミュニケーション研究室
フィリピン料理を広めたい!

私は幼い頃からフィリピン料理に親しんできたが、日本ではフィリピン料理があまり広まっていない点に疑問を抱いた。そこでフィリピン料理の魅力を知ってもらいたいと考え、日本人の口に合うレシピを考案し、発信することを目的とした。12 月のフィリピン訪問時に収集した情報を整理し、現地の親戚に教えてもらったアドボとシニガンのレシピを再現した。日本で入手可能な食材で作ったがおおよそ再現することが出来た。またフィリピンの食文化の文献調査や醤油等調味料の試食を行った。今後は日本人の口に合うようアレンジしたレシピを考案し、フィリピン料理の魅力を発信する予定である。
外国人からみる日本の食の魅力

普段の生活から外国人観光客が増えたと実感している。ニュースなどで来日の理由に日本の食事を食べてみたい!と答えている人を多く見かけた。そこで外国人にとって日本の食の魅力とは何かを調べることを本研究の目的とした。文献調査では、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」について、外国人シェフからみた日本の食の魅力について調べた。しかし一般の外国人からみた日本の食の魅力に関する文献が見当たらなかったため、日本を訪れた外国人を対象に日本の食の魅力、訪日前後の日本の食のイメージの変化等についてアンケート調査を実施した。今後は、アンケート結果を分析し、考察していく。
幼少期の食経験が成人後の食習慣等に与える影響

私は幼少期の完食指導がトラウマとして残っている為、幼少期の食経験の影響について調査をしたいと考えた。本実習の目的は幼少期の食経験が成人後の食習慣や食事観に与える影響を検討することである。栄養学専攻の大学生を対象に2024年に実施された74名分の調査データを用いて、現在のポジティブ/ネガティブな食事や将来の食事像の分析を行った。その結果、ポジティブな食事では友人との食事に関するカテゴリー、ネガティブな食事では孤食に関するカテゴリー、将来の食事像では家族やバランスの良い食事に関するカテゴリーが多かった。今後は幼少期の食経験と現在の食事観等との関連を分析する。
市販品を活用した家庭での食育の提案

私は、本屋の食育コーナーに手作り重視のレシピ本が多いことに疑問を抱いた。本実習の目的は、日本のうまいものセレクトショップ「久世福商店」でアルバイトをしている私が「家庭での食育=手作り重視」という固定観念を見直し、久世福商店の商品を活用して家庭での食育を提案することである。子どもに関する文献調査より、カルシウム不足と野菜の好き嫌いを優先度の高い課題とし、対象は、小学校低学年の子ども及び保護者とした。今回は、食育の計画・目標・想定シーン・商品を選定し、レシピ考案と試作を行った。今後は、家庭での食育を促す配布用リーフレットの作成・設置を進める予定である。
調理科学を生かした失敗しにくいレシピ提案

私は大学で学んだ調理科学に興味を持った。既存のレシピに科学的視点を取り入れることで、失敗しにくい料理の実現が可能であると考え、レシピ作成を行うこととした。本研究の目的は、調理が苦手な者や失敗経験のある者の調理頻度向上につなげることである。まず、対象となる若年層の調理に対する意識や調理経験を把握するため、アンケート調査を実施し、分析まで行った。さらに、調査と並行して若者にとって見やすいレシピについても検討し、ウェブサイトや書籍を通して理解を深めた。今後はこれらの結果をもとに料理の選定を行い、レシピ作成を進めていく予定である。
間食の上手なとり入れ方

私は間食は健康に良くなさそうというイメージがあり、食べると罪悪感もある。しかし、間食をすると気持ちが満たされるため、健康にも配慮しながら間食を楽しむ方法を考案したいと考えた。本実習の目的は、心と体の健康に繋がる間食のとり入れ方を考え、伝えることである。まず、若年女性で不足している栄養素を調べ、ビタミンDやカルシウムが不足していることが分かった。また、間食の実態把握とレシピ考案に向けて、18歳から25歳の学生を対象としたアンケート調査を行った。今後は、アンケートの調査結果をもとに、健康的な間食の市場調査やレシピ考案などを行う予定である。
朝ご飯を食べる習慣を支えたい!

私は、幼い頃から朝食を食べる習慣が自然と身についていたが、高校生・大学生になると朝食を食べないという声をたくさん聞くようになった。さらに、履修した授業で朝食欠食が問題であることを知った。本実習では、幼い頃に身につけた朝食習慣を保たせ、大学生の朝食摂取率を高めるためにできることを伝えることを目的とする。18〜25歳の学生を対象に朝食欠食頻度や朝食内容などを知るためのアンケート調査を実施し、アンケートから得た情報の分析を行った。今後は、簡単に作れる朝食のレシピ提案と朝食に関する情報を伝えるためのリーフレット作成を行う予定である。
市田柿をもっと身近に

私の祖母は長野県南信州の特産品である市田柿という干し柿の生産や加工に携わっている。本実習の目的は、市田柿の魅力を発信することである。文献調査を行い、市田柿は大正10年から市田柿の名称で出荷が始まり、平成18年に長野県第一号の地域ブランドに認定されたことが分かった。また、市田柿はビタミンA、カリウム、食物繊維等が豊富である。さらに高森町出身者2名を対象にアンケート調査を行い、学校給食で提供されていること、年越しやお正月に食べる習慣があること等が分かった。今後は市田柿をもっと多くの人に知ってもらい、身近に感じてもらえるようにその魅力を発信する方法を検討する。