令和5年度 食文化栄養学実習

堀端薫ゼミ■給食システム研究室


ファントァン(飯糰)をもっと身近に
ファントァンを知って、作って、食べて欲しい!

私が初めて台湾でファントァンを食べたとき、食感、味、見た目にとても驚き、美味しさにとても感動した。そこで、ファントァンを知らない人に知ってもらいたい、 食べてもらいたいと思い、再現レシピの試作し、基本の作り方を習得した。試作では具材のカリカリ食感と、フワフワ食感を再現することにとても苦労した。また、具材の割合と炊いたもち米の厚さが食べた時に影響するため調整を重ねた。今後は家庭でも手軽に作れるようなレシピ展開しSNSで発信する。発表会では試作の改善点、東京で販売されているファントァンを食べた感想、その他調査したことについて発表する。

さつまいも×ワッフルで川越を盛り上げたい!

川越といえばさつまいも。このイメージを活かし、さつまいもを使用したメニューの考案を行う。川越市が行っているさつまいもの情報サイト「さつまいも大学」では、さつまいもとワッフルを掛け合わせた新たなご当地グルメの創作を目指す活動を行っている。まず、さつまいも大学へレシピ提案を行うことを目標としている。これまでに、ワッフルの食感を残しつつ、さつまいもの味がするワッフルのレシピの製作に苦戦し、さつまいもパウダーやさつまいもフレークなどの材料を工夫して製作を行なっている。今後は、家庭向けのワッフルと販売向けのワッフルのレシピの作成を行なっていく。

給食が食べたい!
少量調理と大量調理の違いを学ぶ

学校給食が食育におけるとても重要な役割をしているのはご存知ですか?文部科学省の学校給食の実施状況調査(令和3年)によると完全給食の場合は98.7%であり多くの小学校が給食を実施しています。学校給食は多くの人が体験した食育の一つであり、馴染みが深く、体験として大人になっても記憶に残っています。そんな給食をもっと身近に感じてもらえるように学校給食を家庭用レシピに変更し、また自分で考えた献立を実際に学校給食に変更することで大量調理と少量調理の違いを調べたいと考えました。今回は久喜市協力のもと実際に学校給食として提供するまでの活動を紹介したいと思います。

野菜の値段が高い!
〜自分で育てて食料を得たい人向けの知恵〜

私は、食材料の価格高騰を背景に、野菜の自給自足を目論み、家庭菜園を始めた。しかし、現在の規模では、1野菜4日分ほどの収穫量しか得られなかった。そこで、「自給自足生活を送るために必要な栽培規模を知る」という目的を再設定し、収穫量などから調べることとした。これまで、6種類の野菜の栽培や、数週間家を空けても枯らさず育てられる方法に取り組んできた。また、自給自足を実行されている方の元を訪問し、見学や質問をさせていただいた。今回は、これらの経験から得た途中結果を発表する。そして今後は、労働時間を費用に換算したり、農業体験をさせていただいたりする予定である。

セルビア×人気スイーツで新レシピ提案
女子大学生が好むSNS映えするセルビアスイーツ提案

セルビア共和国を知っていますか?本研究の目的は、女子大学生がセルビアの食文化に興味を持つことで、セルビア共和国を知るきっかけを作って欲しいということです。文献調査の結果から、男性に比べて女性の間食率は高いといわれています。また、対人ストレスの程度が高いと間食接種頻度が増加する女子大学生に絞って研究をします。これまでに、セルビア料理教室のボランティア参加、セル ビアフェスタでのスイーツ提供、スイーツ、間食の文献調査、セルビア料理の調査を行いました。今後はアンケートの調査、セルビアを生かしたレシピの考案、試作を行い、実際にSNSで発信していこうと思います。