令和2年度 食文化栄養学実習

奥嶋佐知子ゼミ■調理学研究室


食べないなんてもったいない
食品ロス削減へ


 料理をしていて、もったいないと感じることはありますか?にんじんの皮や大根やカブの葉を食べられないからと言って捨ててしまっていませんか?また、好き嫌いでご飯を残していませんか?
 私はバイト先で調理をしている最中に、まだ食べることのできる野菜の部位をたくさん捨てているところを見てもったいないと感じました。また、せっかく作ったご飯を残されてしまうのも悲しいことです。日々の料理の中で少し工夫することで生ゴミは減り、調理法や味付けを工夫することで好き嫌いのある方でも美味しく食べることができるようになると思います。そのため私は、普段捨ててしまっている部分でも“美味しく食べることができるんだ!”と思ってもらえるような献立を考えています。
 今、私たちは小学生を対象に子供料理教室を運営しており、子供達に楽しく料理をしてもらう事以外に、生ゴミの廃棄を少なく、好き嫌いなく食べてもらう事を目標としています。レシピを考える際には、普段なら捨ててしまっている野菜の部位を取り入れた料理を必ず一つ献立に入れるようにしています。また、好き嫌いがあっても食べることができるように、食べた時の舌触りや味付けなどを考えながら作っています。子供たちには普段なら捨ててしまっている部分を使った料理だということを、レシピに分かりやすく記載し、知ってもらい、自分たちで料理する時に少しでもゴミが出ないように気にしながら作ってもらえるようにしました。
 今まで行った料理では、とうもろこしの芯からダシを取ったコーンスープや、カブの葉や皮まで使った味噌汁などを作りました。また、子供たちの苦手な食材を使用し、苦手なものでも食べてもらえるように工夫した料理を今後提案しようと考えています。