ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

マクワウリと日本文化の関わり / マクワウリを知っていますか?
あっさりと甘い、夏のおやつ。別名、マクワ・マッカウリ・アマウリ・アジウリ・カラウリ・オチウリ・キンコウリ・ウリ・カンロ……。あなたは、その食べ物を知っていますか?私は、誰もが知っている物だと思っていました。しかし大学では、まくわを知らない友達が多いことに、ショックを受けました。それもその筈、スーパーでは手に入りません。文献調査から、古くからある食べ物で、織田信長と関わりがあることも分かりました。上流階級から庶民層にまで愛された、マクワウリ。日本文化という枠で見たとき、どんな価値を持つのか?インタビューを通し、文化財としてのマクワウリを発見していきます。

現代の日本におけるラーメン事情 / ラーメンを通じて女性の食思考・食行動の変化を探る
みなさんはラーメン屋といえばどのようなイメージを持ちますか?ラーメンが好きでよく食べに行くという人もいれば、脂っこい、ベタベタするなどと“男性の食べ物”というイメージを持たれている人もいるのではないでしょうか?私はラーメン屋でのアルバイト経験から女性客が意外にも多いことを知って、ラーメンへのイメージが変わりました。その背景にはラーメン店が女性も入りやすいようにと様々な工夫をして、今では男性に限らず女性をターゲットにするようになったことです。このような現代の日本におけるラーメン事情を通じて、女性の食行動、食思考の変化について探っていきたいと思います。

現代におけるケーキの購買行動
私が幼いころ、誕生日にはホールケーキを購入し、ろうそくやネームプレートを立ててお祝いしていた。ケーキが好きだった私は、大学1年生の時から銀座コージーコーナーでアルバイトを始めた。ケーキを購入するお客様を観察していると、カットケーキを購入する際、一緒にろうそくやネームプレートを注文していることに気が付いた。そして、別のお客様がケーキを購入する際に「誕生日だけど、ホールケーキは切るのが大変。カットケーキにしよう」とつぶやいていた。私はカットケーキがお祝いごとに使われていることに驚いた。そこで今回は、現代のケーキの購買行動について発表する。

江戸時代の行事食
江戸時代、幕府に正式な行事として定められた五つの祝日を「五節句」と呼んでいました。その中のひとつである「人日の節句」では、一月七日に七草粥を食していました。春の七草を加えて粥を作るのが一般的でしたが、江戸時代も末期になると1、2種類の青菜しか入れないことも多く、簡略化が見られました。当時、七草粥を作ることは、豊作の予祝の儀式でした。また、七草粥を食べることで、一年の無病息災を祈願しました。今回の発表では一月七日の「人日の節句」、三月三日の「上巳の節句」の際に食べていた行事食を紹介します。そして、江戸時代の行事食に込められた思いを考察します。

埼玉県の郷土料理
みなさん、郷土料理に関心はありますか?私がなぜ、郷土料理をテーマにしたかと言いますと、昔から関心が強かったのが一番の理由です。また、どういう料理なのだろう?と思ったのがきっかけです。大学の近くである比企地域のことを全く知らないため、この機会に調べることにしました。郷土料理は、地域で採れる食材を用いて、その地域に根付いた伝統的な調理法よる料理です。最近では、町おこしのためのB級グルメなども行っていますが、郷土料理との関連性は、一概に否定も肯定もできません。これから様々なところに行って調査したいと思います。



磯田 厚子ゼミ

飲食店のBGM / ~カレー屋さんの音楽~
私はカレーが大好きである。インドカレー屋には独特の音楽が流れている。BGMはなぜ存在するのか、どのような効果、働きがあるのかを考え、BGMと飲食店の関係を掴むことを目的としている。BGMというのは、その場を演出するために使用される音楽であり、お店の印象を決めるとても重要な要素だ。音楽によって、簡単にお店の雰囲気をコントロールできる。とくに、カレー屋のBGMに注目して取り組む。まずはカレーの知識を増やすところから始めた。インドカレーに限らず、さまざまなカレー屋に行き、BGMを聞き、インタビューした。またカレーが好きで音楽を提供しているユニットとの出会いもあった。

ベトナム女性のスタイルの秘訣
ベトナム女性は少女の頃に、母や祖母から「アオザイが似合う女性になるのよと」と言われ成長していく。アオザイとは「長い衣」という意味で、女性の魅力を強調して、優雅に魅せるベトナムの民族衣装である。すべてオーダーメイドであり、腰や首、ウエストやヒップなど約21ヵ所もの部位を採寸し、ボディラインを強調するように仕立てられる。そこでベトナム女性は身体のたるみを防ぎ、プローポーションの維持に努める。だがベトナム女性はご飯もお惣菜も、もりもりとよく食べる。ただしそこには母や祖母から娘に伝えられたしっかり食べて、しっかり代謝し、しっかり排出する「食」の知恵がある。

将来の旦那様は外国人 / ~日本における国際結婚~
最近日本で外国人を見かけることが多くなったと感じませんか?外国人のビジネスマンや留学生が増えたことによって、日本に居ながら外国人と触れ合う機会が増え、日本人と外国人の国際結婚も増え続ける傾向にあります。国際結婚の過去・男女比率が3つのパターンあること、男性と女性では結婚に対する意識に差があるという事実がわかりました。国際結婚をするには互いの異文化への理解をし合うことがとても大切です。そこで私は、国際結婚の男女の意識の差・国際結婚までの道のり・結婚後の食事や行事などの生活を調べ、国際結婚を望む人や興味がある人に不安や疑問を解決できる報告をします。

ロケ中に食べる弁当
ロケ中に食べている弁当には、冷凍食品のようなものや油料理が多く、これでは体型の維持や栄養面においても健康的な食生活とはいえない。そこで、実際にロケ弁を写真に撮り、栄養面の検討を行った。弁当によっては、季節感あるものや、料理の品数も多くあって、一見バランスよく見えるものもある。が、弁当を一つ一つ分解して材料の重量を測ると、結局のところ、肉類や揚げ物が多いことには変わりない。栄養面では、一つの弁当が約650kcalから900kcal前後のエネルギー、脂質も約25グラムあり、高栄養価であることが分かった。ロケ弁当の本も見つかったので、それも参考に検討する。

なぜ日本人は米を麺にしないのか / ~日本とベトナムの米の食べ方の比較~
同じ米食文化でも日本とベトナムの米の食べ方には違いがあります。ベトナムでは米飯も食べますが、フォーなど米粉麺が有名です。一方日本には米粉麺はありません。しかし、日本にも鎌倉時代には米粉でつくるほうとうがありました。では、なぜ今の日本のほうとうは米粉ではないのか、それには小麦の栽培が関係しています。歴史、伝来等を調べてみると、麺のルーツである中国が、日本やベトナムの麺食文化に深く影響しています。ベトナムの方の話から、日本人はコシを重視するのに対し、米粉麺にはコシがないという意識の違いがわかりました。それらをふまえ、なぜ日本人は米を麺にしないのかを考えます。

韓国のスローフード
スローフードとはその土地の伝統的な食文化の保護と伝承、子供たちへの味覚の教育です。韓国には食が健康を保つための何よりの薬であるという「薬食同源」の精神があり、食に重きを置いています。また、地元の食材や食文化を大切にすることが、健康にもよく、環境保全、生活の安定・向上にも繋がるという意味の「身土不ニ」の活動も行われていることが分かりました。キムチには各地域に郷土性もあり、首都ソウルでも市場で伝統料理を食べられ、身近にスローフードを感じられます。今は韓国ブームもあり、韓国料理への関心も高いため、韓国のスローフードを通してスローフードの大切さを伝えます。

世界のお節料理
日本では近年お節料理を食べない人が増加傾向にあります。まず、お節料理の意味をさぐり、現代的なお節について考える事が目的です。他国の料理を参考に、味に変化をもたらし新しいお正月料理の提案をします。世界にもお節料理があり、調理法も国によって異なります。その多くは焼く・煮る・蒸すで作られています。食べ物の一つ一つに意味が込められている国は、主にアジア(特に中国・韓国)に多く起源は保存食や神へのお供え物など様々です。世界の正月料理に使われている主な食材は、豚肉や米やもち米や小麦粉です。国ごとに家庭でも作りやすい料理を一つずつピックアップし、紹介したいと思います。

お茶の魅力とは何か / ~ホッと一息の魅力に迫る~
ペットボトル飲料が普及した現代では、人々は急須から飲むお茶にどのような魅力を感じ、どのような価値を求めているのかを探っていく。急須離れは日本だけでなく喫茶習慣のある他の国でも言えることであり、グローバル化が進む現代では伝統的な喫茶習慣のもつ意味が変わってきているようだ。一方、「緑茶ブーム」や「和スイーツブーム」が日本だけでなく中国や韓国でも生まれ、「お茶の存在の見直し」がなされている。今回は、もともとのお茶を飲むことの意味と、そもそもお茶がどのように飲まれていたのか文献調査と“世界お茶まつり”へ訪れたフィールドワークで調べ得たことを発表する。



磯田 厚子・浅尾 貴子ゼミ

女子力アップ!ビューティースイーツ開発 / 〜ココロとカラダに優しいカフェ向け商品考案〜
新宿マルイにあるクックコープカフェという店舗のメニュー提案を行っています。私のテーマは、美容をイメージした新しい食材をデザートに取り入れる方法研究と、それを魅力的な形でお客様に伝えることです。客層は20歳代で、ファッションや美容に気を遣う流行に敏感な女性が多いお店なので、アサイーを使ったビューティースイーツを春メニューとして、また夏には白キクラゲを使って開発し、提案しています。販売に向けて実際にスタッフとして店舗作業に入りながら、メニューが完成に近づいていく嬉しさと同時に、商品開発の大変さも痛感しました。発表では、そんな詳細についてお話ししたいと思います。

キレイ!ヘルシー!旬のコンビニ麺考案 / ~健康と日本の歳時記にこだわったメニュー開発~
うどん、そば、ラーメン、パスタ……、あなたの好きな麺類はどれですか。私はコンビニ麺を製造販売する企業の商品開発をしています。基本的には低価格でボリュームのある商品が多い市場ですが、近頃では野菜の多いものや、工夫された商品も増えてきたことを市場調査の中で知りました。そこで、健康や美容プラス、日本の四季や行事をふまえたものをコンセプトに、工場生産では扱いにくい野菜加工品をどう組み入れられるか、他にはない独創性のあるメニューをテーマに取り組んでいます。工場での製造研修なども行ったので、今までに作ってきた試作品の数々とともに、商品開発現場の実際を紹介します!

野菜たっぷり健康そうざい / 〜メニュー開発と販促の創意工夫ポイント〜
消費者が実際に商品を購入する上で、盛りつけやパッケージ、販売促進のツールなどで、商品概要がひと目で伝わる工夫が必要だと私は感じています。実習として、吉野家ホールディングスが運営する総菜店「おかずの華」で、メニュー開発と販促物の研究を行なっています。そこで、店舗オペレーションを知るために4日間の研修、客のニーズ把握に店舗での聞き取り調査や市場調査などを行なってきました。今回は、客がどのような新商品を期待しているのか。野菜量などの商品ポイントを伝えるための表現の仕方やシニアの方にでも見やすいプライスカードづくりの工夫について発表します!

雑穀パン+野菜のファストフードメニュー開発 / 大手外食企業の健康&美容に配慮した商品づくりの実際
外食産業で健康訴求はどの程度可能なのでしょうか。ファストフードのサブウェイで、健康と美容に配慮したサンドイッチメニューの開発を通して考えていきます。多くの方は、ファストフードといえば、「早い・安い・手軽」という利点の半面、「不健康・高エネルギー」など欠点も同時に思い浮かぶと思います。この欠点が「ヘルシー」に変われば、ファストフードは手軽で素晴らしい食事になるでしょう。そんな良いとこづくしの商品を作るべく、市場調査や、店舗オペレーション研修を受け、作業工程を踏まえた商品開発が必要であることも知りました。サブウェイや商品開発に興味ある方、是非見てください!

☆美人をつくる ごほうびサンドイッチ☆ / さかど葉酸プロジェクトでのメニュー開発と販売の実際
坂戸市と栄大が共同で取り組んでいる「さかど葉酸プロジェクト」の一環として、市内のパン屋2店で、美容と健康を意識したサンドイッチの商品開発を行っています。自分のテーマとして、コンセプトにした「ご褒美」をイメージしたシールやポスター、売り場づくりにも取り組みました。まず、外食店やサンドイッチ商品の市場調査、ターゲットやコンセプト設定。更に、商品企画や試作を重ね、関係者の方へプレゼンテーションを行ってきました。苦労して開発した、さかどルーコラを使用した葉酸サンドイッチが、現在店頭で販売されています。商品開発に興味のある方、パン好きな方は是非聞きに来てください!

地域密着!川越カフェのさつまいもメニュー提案 / ~創作料理開発と美容・健康訴求の黄金バランス~
川越にあるカフェ「WIRED KITCHEN」で、私の研究テーマである美容健康面での訴求方法の研究をしながら、さつまいもを使ったメニュー開発を行っています。一般的に、寛ぎのカフェで栄養や健康を訴求するのは難しく、その手法には工夫や独創性が求められます。開発を行うにあたって、さつまいも商品やカフェの市場調査を行い、店舗オペレーションを経験し、企業へのプレゼンを繰り返すなど、商品開発の実際を経験してきました。発表ではこれらの流れや商品化の方法、そこへいたるまでのプロセスの実際をご紹介します。実際に販売するまでの苦労や工夫もたくさんまとめたので、ぜひ発表を聞きにきてください!



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

私の家でも本格中華! / IHで中華料理の可能性
私は、学内留学制度を利用し調理師科で学び、豪快でかつ繊細な中華料理を作る楽しさを体感しました。その、一から作る楽しさを、家庭でも馴染みのある日本料理のように楽しんでもらいたいという理由で、これを研究テーマにしました。皆さんは中華料理を作る際に、どのように作っていますか?市販の複合調味料などを使う家庭が多いと思います。そこで私の実習では、複合調味料、中華鍋、強火のガス火などを使わず、「家庭でできる」をテーマに、フライパンや鍋を使い、IHキッチンでもできる中華料理の簡単なレシピや調理法を提案することを最終目標として研究していきます。

GIRL餃子
あなたは『餃子』というとどのようなイメージを持ちますか?「にんにく臭い」「ビールのおつまみ」などなど女の子にとって、あまり魅力がないイメージを持つ人が多いのではないかと思います。そこで、わたしと同じくらいの年の女の子=つまりGIRL!!の皆さんに好んでくれるような、おしゃれなGIRL餃子を提案したいと思います。昨年、調理師科に学内留学して学んだ技術を生かし、女の子が好むメニューとはどのようなものかを、追求しながら、自分なりに考案します。餃子が好きな人も嫌いな人も、餃子のイメージが高まって、好きになれるに違いありません!皆さんで餃子を盛り上げましょう!

手作りお弁当の魅力 / お弁当から感じる料理のおもしろさ!
お昼は何を食べていますか?栄大生は食に関心を持つ人の集まりであるのに、学食やコンビニを利用する人が多いと感じています。そこで、栄大生のお弁当事情についてアンケート調査をしました。お弁当は、料理をするきっかけにもなり、節約や自分のライフスタイルにあわせることができます。おいしいものを食べている時って幸せですよね。自分でおいしいものを作って毎日楽しいお昼を過ごしませんか。学内留学制度を利用し、調理師科で学んだことをいかして、簡単で分かりやすく、お弁当を作るおもしろさを伝えていきます!!お弁当生活いつ始めるの?…今でしょ!!!笑

見せるサラダ / 飾り切りにチャレンジ!
私は大学3年次に、学内留学制度を利用し調理師科に通いました。実習では、プロの先生方の作る料理の美しさに感動しました。野菜の切り方一つにしても、丁寧に時間をかけて切ることもあり、料理に合わせて様々な切り方を学びました。それだけで料理に華やかさが出て見た目も美しい料理になりました。手軽で簡単なサラダが、食材の切り方を変え、飾り切りを取り入れ、盛り付け方を工夫することでどう変わるのか?簡単なサラダも切り方を工夫することで、いつもとは一味違うご馳走サラダが出来上がりますよ。専門学校で学んだ技術も活かし、見た目も美しいサラダを提案します。

ほうれん草をもっと
みなさん、ほうれん草は好きですか?子どものころ嫌いな野菜が大人になるにつれ、不思議と食生活の中に受け入れられる、そんな経験があると思います。その中でも、幼少期に苦手意識の高い野菜でもある「ほうれん草」に注目し、食べられるようになったきっかを調べています。またほうれん草の種類によって、向いている調理法が異なります。ほうれん草の種類や特徴を調べると共に、おいしいほうれん草料理の調理法提案、簡単に作れるレシピの紹介をしていきます。これを通し、ほうれん草が苦手な人に、少しでも多くほうれん草を口にし、作ってもらえるようなきっかけになったら嬉しいです。



奥嶋 佐知子ゼミ

子供料理教室で教えるということ。 / キッズ・イン・ザ・キッチン
皆さんは「子供料理教室」に興味はないだろうか?私は「子供」と「人に何かを教えること」そして「料理」が好きなので子供料理教室を運営したいと思った。先生として携わる初めての料理教室で感じた事。料理教室では子供たちにレシピを配って調理を始めているが、子供たちはレシピを見てくれず、「先生これどうするの?」と毎回声をかけられてバタバタしているのが現状だ。子供たちに安全にわかりやすく調理を教え、なおかつ子供たちとコミュニケーションが取れる料理教室にするにはどうしたら良いだろうか。子供たちに合った教え方・レシピ作成に重点を起き、考えていきたい。

お野菜デザートで野菜を食べよう! / キッズ・イン・ザ・キッチン
みなさんは普段野菜をどのくらい食べていますか?私は月2回、児童館にて小学生を対象にした子ども料理教室の運営を行っています。そこでの子ども達の様子から、野菜をあまり食べない子や残してしまう子が多いことを問題に感じました。そこで私は子ども達が大好きなデザートに野菜を使用するというアプローチから楽しみながら野菜を食べてもらいたいと考え、野菜を食べることへのハードルを下げる手伝いをしたいと思い"お野菜デザートで野菜を食べよう!"というテーマに決めました。みなさんも野菜が大好きなデザートに使われていたら食べてみたいと思いませんか?

きれいに食べる。(食事のマナー) / キッズ・イン・ザ・キッチン
「正しい配膳、食事中のきれいなマナーを子供の頃から習慣づけてほしい。」この思いを留め、料理教室の運営を行っている。マナーは決して、いつのまにか身につくものではないが、今の時代はマナーを学べる機会が少なくなってきているのではないかと思い、私はそのきっかけ作りを行いたいと考えた。「きれいに食べる」ということは、料理を作ってくれる人、食材を作ってくれた人に対しての感謝や思いやりの表しだと私は思う。また、身についたマナーは一生の財産になるはずだ。まずは子供たちに一年間使ってもらう自分の箸置きを作ってもらい、正しい配膳から教えていこうと考えている。



奥嶋 佐知子・石川 裕子ゼミ

おうちのスパイス&ハーブ / ~ムダなく使えるレシピ~
「スパイスやハーブは、買ってきても全部使い切れない」「気が付いたら賞味期限が切れてしまっている」という話を、料理教室の受講者の方から聞き、1つのスパイス&ハーブをおうちでおいしく消費できるレシピを考案しようと思いました。どんなものが家庭で残ってしまうのか?受講者の方とのお話の中で「粉山椒」が多く挙げられたことから「粉山椒」を家庭で1瓶ムダなく使えるレシピを提案します。書籍や料理本のレシピを参考に試作をし、おいしいうちに消費できるようレシピを考案していきます。今回は“簡単おつまみ山椒レシピ”を紹介します。

盛り付けを楽しむ / ~笑顔溢れる男たちのキッチン~
私は、男性料理教室を運営する中で、料理を盛りつける作業に着目し、「季節感」や「見た目に美しく・美味しく・彩りよく盛り付ける楽しさ」を受講者に体感してもらいたく、より楽しい料理教室を行っていこうと考えています。そこで、媒体に用いるのが“あしらい・かい敷”です。どのような植物が料理の添え物として適しているのか、季節、入手のしやすさ、家庭料理での扱いやすさを考慮し、気軽に、なおかつ日本料理に限らず様々な料理に合う“あしらい・かい敷”を提案していきます。そして、何気ない日常の中で見かける植物も、料理に活用できる楽しさを受講者に伝えたいです。



高城 孝助ゼミ

大切な人に贈るスイーツの考案 / ~五味五色五法を用いた果物&野菜スイーツ~
みなさんは家族や友人など、日頃からお世話になっている大切な方々に感謝の思いを伝えていますか?直接「いつもありがとう」と言うことはなかなか難しいのではないでしょうか。贈り物は人と人とをつなげる大切なものです。贈り物は、自分だけではなく相手も笑顔にし、互いを思う気持ちが強まるものです。私は、贈られた相手が「ここまで工夫して、私のために作ってくれたんだ」と思ってもらうため、他にはない独自なスイーツを贈り物にしたいと思いました。そこで、日本料理で使われる「五味五色五法」を応用して、果物と野菜をコラボした新感覚なスイーツを考案していくことにしました。

コーラの魅力 / コーラとは何か!おいしさの理由!
コーラとは何か、どうして炭酸の定番にまでなったのか、コーラの歴史や人気の理由、種類(ペプシ・コカコーラ・トクホ・ゼロカロリー)などを研究しています。コーラは、コンビニ、自販機、飲食店はもちろん日本だけでなく、何処でもと言っていいくらいに世界中で飲むことができる炭酸飲料です。しかし、こんなに飲まれているにも関わらず、コーラが何なのかを知っている人は少ないのです。発表を通して「自分に適したコーラ」や「今まで知らなかったコーラの魅力」を発見してください。これから暑くなってコーラが美味しく感じる季節です。コーラを普段飲まない人も発表を機に飲んでみてください!

アイシングの魅力 / 作ってあげたい、もらって嬉しいお菓子の考案
「アイシング」をご存知ですか?あまりピンとこない方も多いかもしれませんが、一度は目にしたことがあるはずです。スイーツの魅力は甘くて美味しいこと、そして見た目が可愛いく、キレイなことではないでしょうか。スイーツに装飾し、見た目をよくするのがデコレーションです。アイシングとは、焼き菓子を甘いクリーム状のペーストで飾る方法で、アメリカでは主にフロスティング(frosting)と呼ばれます。繊細に、カラフルにデコレーションすることが出来、長期保存にも適しているので贈り物にも最適です。そんなアイシングの魅力にせまり、もらって嬉しいお菓子を考案しようと思います。

居酒屋の起業
個人経営の居酒屋で、大手のチェーン店では見られない、「おちょこ」の下の受け皿にあふれ出るまでお酒をつぐ光景を見た時、居酒屋に興味を覚えました。日本では奈良時代から酒が醸造されていましたが、居酒屋が起業されたのは江戸時代になってからです。酒場に関する最も古い記述は、紀元前1800年頃に著わされた「ハンムラビ法典」に見られます。また、古代エジプトでは、紀元前1400年頃書かれたパピルス文書に、「ビールを飲ませる酒場で酔っ払ってはいけない」という言葉が残っています。この居酒屋(酒場)の歴史とともに各国のお酒の風習やマナーの違いなどを紹介したいと思います。

糖化への対応 / 老化を遅らせる抗糖化食品
私は、甘いものが好きで、運動もしないのでこのままの生活を続けていたら、老化を早めてしまうと不安になりました。私のような方には、糖質の吸収を遅らせる食物繊維を多く含むゴボウやサツマイモなどを食べるのがおススメです。または、糖質の吸収を抑える酢や柑橘類を多く取ることも効果的。また、ローマカミツレ、セイヨウサンザシ、ドクダミなどの天然ハーブをハーブティーにして飲んだり、サプリメントとして摂取することによって、抗糖化作用が期待できます。食事は毎日とるものなので、続けることが重要です。なるべく抗糖化を習慣化し、毎日続けられるような提案をしていきたいです。

ヒット商品 / 売れる法則を探る
世の中にたくさんの商品がある中で多くの人に買ってもらえる商品はどのような商品なのか興味を持ちました。そこでわたしたちの生活に欠かすことの出来ない食品を対象として調査します。毎年、新商品はたくさん発売されています。しかし、そのすべてがヒット商品となるわけではなく、すぐに店頭から消えてしまう商品もあります。そこで、ヒット商品となる要因を調べます。また、ヒットしたからといってその商品がすべて長い期間売れ続けているわけではありません。時代が変わっても売れ続けている商品は少なく、ロングセラーとなる商品はヒット商品とは何が違うか、なぜ売れ続けているか調べます。

農産物で商品開発 / ~直売所の活性化~
多くの人が「道の駅」を利用したことがあると思いますが、「道の駅」は今から20年ほど前、各地の主要道路沿いに設置され始め、現在、全国に1万箇所もあります。この「道の駅」の目玉となる施設は「農産物直売所」です。最近では、地元の農産物の購入だけでなく、地元の農産物を使った料理・お弁当・惣菜などを楽しむこともできる施設が増えています。今後、ますます進化が期待される「農産物直売所」ですが、この「農産物直売所」の活性化をテーマとした私は、埼玉県春日部市の「農産物直売所」ナーセリー斎藤さんのご協力で、農産物を使った商品開発に取り組みました。

農産物直売所における商品開発 / ~地域のみなさーん美味しい野菜を食べましょう♪~
近年、「農産物直売所」が全国に広がっている。農産物直売所では、新鮮な野菜が手頃な値段で購入できるだけでなく、それらの野菜を使用した手作りの加工品が購入できるのが特徴である。日本人はすべての年代で、野菜の摂取量が国の推奨値である350gに達しておらず、特に若い世代ほど摂取量が少ないのが現状である。「地産地消」という言葉の通り、私は、地元で採れた美味しい野菜を地元の人々に食べて頂きたいと思い、今回、埼玉県白岡市にある農産物直売所「四季の里 うちまき」の斉藤社長のご協力のもと、農産物直売所の野菜を使用した商品開発やイベントのお手伝いに取り組み始めた。

農産物を商品開発して地元再発見! / 美味しい出会いを求めて茨城・埼玉へ
今や農産物直売所は、コンビニ最大手のセブンイレブンの店舗数1万5千店を超える1万6千店を数えるほど全国に拡大しています。そして、農産物直売所は単に農産物を売る場ではなく、「地域づくり」の中核的存在としての機能を発揮すべく、さまざまな活動を展開しています。今回、幸運にも埼玉県春日部にある農産物直売所・うちのまきで、地元の農産物を使用した惣菜の開発に携わらせていただいたり、さまざまなイベントのやりかたを教えていただきました。さらに、私の出身地・茨城県の農産物直売所の調査を通して、農産物直売所が「地域づくり」に果たしている役割を探っていきます。

ディズニーフード
リピーター率95%、年間パスポート保持者7万2千人と、強い固定ファンに支えられて成長を続けている「東京ディズニーランド」。ディズニーランドはウォルト=ディズニーが、58年前、アメリカ・カリフォルニア州で開業したテーマパークですが、日本の「東京ディズニーランド」は、今年4月15日、開業30周年を迎え、新しくなったショーやパレード、アトラクション、記念グッズやフードの販売により、一層盛り上がりを見せています。世界中の人々に愛され、多数のリピーター客を獲得しているディズニーの魅力に着目しリピーターを獲得するお店づくりには何が必要なのかを探っていきたいと思います。

日本とアメリカの接客 / 言葉、店、人、文化において考える
おしゃれで、美味しい料理のお店でも、従業員の感じが悪くてがっかりした経験をしたことはないでしょうか?フードサービス業はフード(料理)とサービスが売り物ですから、当然、従業員の接客サービスは、顧客満足に影響を与える重要な要素です。特に、日本の大手飲食チェーンではマニュアルで決められた味気ない、心のこもっていない接客が目立ちます。私は、アメリカ旅行の際、飲食店でフレンドリーな接客に接し好印象を持った経験がありますが、接客をアメリカではどう捉え、実践しているのか、また接客に関する教育はどのように行われているのかを日本と比較して考えたいと思います。

日本のウエディングスタイル / ~ライフスタイルに合わせたレストランウエディング~
みなさんは日本のウエディングスタイルと聞くと、どのようなスタイルを想像しますか?日本で人気の挙式スタイルといえば、ウェディングドレスに身を包み、チャペルでウェディングです。チャペルウェディングや定番のウェディングケーキカット、そしてブーケトス・・・そもそもこれらは欧米から入ってきたウエディングスタイルを日本流にアレンジして取り入れているのです。また、これまでの披露宴はゲストをもてなすという意味合いが強いものでしたが、最近は披露宴のコンセプトがゲストも一緒に楽しめるものに変わりつつあります。そんな、ウエディングスタイルの変化について、調べていきます。

高齢社会における食のありかた
日本では今後も高齢化が進展し、2015年には国民の4人に1人が高齢者になると言われている。また高齢者単身世帯の増加は高齢者の食行動や購買行動に大きな影響を及ぼすとも予想されている。食関連企業は、現在、宅配サービスや介護食品の開発など買物難民や要介護の高齢者のニーズへの対応に力を入れている。しかし、高齢者の約8割を占める、元気であるが、視力の衰えなど老化を感じているアクティブシニアへの対応は大変遅れている。アクティブシニアが日頃、外食店や小売店を利用している中で、感じている不便さを発見し、アクティブシニアが利用しやすい食環境のあり方を考えていきたい。

幸せの科学 / ―チョコレートの法則性―
表面の艶やかな光沢、口に含んだ時の溶けるような感覚、そして舌触りの滑らかさ。この甘い甘いお菓子は多くの人々を魅了してやまない。口にする人に幸せをもたらすこの食べ物は、繊細で従順な一面を持つ。こちらの働きかけに、よくも悪くも素直に応じるのだ。こちらとしては是非ともよい方向に導きたいものである。そのプロセスこそがテンパリングという工程だ。ではその作業の中に、どのような法則が成り立っているのだろうか。第一回目の発表ではテンパリングのプロセスを絵本という形で表現してみた。甘いだけではないチョコレート。愛おしきチョコレートの法則に触れてほしい。

世界三大美女から学ぶ美 / ~美人になるためのライフスタイルの提案~
私は白い肌に憧れを抱いており、美白になる方法はないかと探しているうちにトマトに美白効果があるということを知りました。そこから食による美容というものに興味を持ち始めました。美容について調べてみたところ、たくさんの情報が出てきました。そこで私は誰もが知る世界三大美女のクレオパトラ、楊貴妃、小野小町のライフスタイルに着目すれば、美の手掛かりがみつかるのではないか?と考えました。そしてその情報をもとに自分で美容食を提案し試作してみようと考えています。また、時代ごとの美人における条件や、国ごとの美人の遍歴などを調べていきたいと思っています。

世界のお弁当事情 / 各国のお弁当文化とは?
みなさんはお昼ご飯に何を食べますか?誰でも一度は手作り弁当を食べたことがあると思います。日本では、キャラ弁や可愛いお弁当などが沢山あります。これは日本特有の素晴らしいお弁当文化です。現在では、簡単に済ませられるファストフードやコンビニ弁当などが数多くあります。しかし、愛情たっぷりのお弁当に接した時の嬉しさ、自分に合った食材や量を味わえるのは、これらにはない手作り弁当の良さだと思います。そこで、海外ではどんなお弁当が食べられているのか気になり、研究することに決めました。世界各国それぞれのお弁当の中身、食材、歴史などを紹介していきます。

新しいコンビ食・メニューの提案
最近は、ガリガリ君のコーンポタージュ味、トクホのコーラなど今までに見たことのない新しい食品やメニューを目にすることが多い。これらは、アイス×スープ、コーラ×健康という新しい組み合わせによって生まれたものである。こうした組み合わせによるメニューや食品の開発手法は、今に始まったわけでなく、古くからあり、例えばカレーという外国から来た新しい食べ物を米飯やうどん、パンと組み合わせた食べ物は日本の食生活にすっかり定着している。私はこの組み合わせによる食べ物をコンビ食と名付け、このコンビ食を色々な組み合わせを考えて提案していきたい。

作ってあげたい「ワンプレートごはん」
皆さん、「ワンプレートごはん」というと、どんな食事を思い浮かべますか?私が思う「ワンプレートごはん」とは、1枚のプレートで1食の食事が彩りよく仕上がっているスタイルの食事です。彩の良い見た目と多様な味の変化の演出ができ、しかも、片付けの手間を軽減できる、楽しい食事スタイル、それが「ワンプレートごはん」といえます。自分のためだけではなく「誰かのために」作って、その人に喜んでもらえるような食事を考えたいと思い、今回の研究テーマを考えました。「あの人のために作ってあげたいな」と思ってもらえるようなワンプレートごはんを提案したいと思います。

飲食店繁盛の法則を探る / ー多くの人に長年愛される店とはー
飲食業とはフードサービス業とも言われるように「料理」だけでなく「サービス」も売るビジネスであり、起業については比較的簡単にできますが、経営の継続が難しく、廃業も多いビジネスです。例えばここ2~3年、日本では、連日ニュースで話題になる程の行列を作るお店がいくつもありました。しかしこれらのお店は現在どのような状況でしょうか・・・?このようなことから「長年人々に愛され続ける」ことの難しさと大切さを感じました。そして、中には長年お店の看板を下ろすことなく、現在も繁盛し続けているお店もあります。そのようなお店から、繁盛の法則を探っていきます。



高島 美和ゼミ

執事メイドのお仕事 / お帰りなさいませお嬢様♪
最近の日本では、「メイドカフェ」や、「執事喫茶」の流行や「執事」や「メイド」が、ドラマや漫画、アニメなどで主人公として取り上げられることが多くなった。その中の執事といえば、イケメンで主人に絶対忠誠、できないことがないのでは?と思うくらい有能であり、メイドは、かわいい制服を着て、尽くしてくれるイメージが強い。使用人は、イギリスのヴィクトリア朝で最盛期を迎えました。当時の雇い主の社会的階級や、「執事」と「メイド」の階級、また、種類はどのくらいあったのか?さらに、各メイドの仕事内容はどのようなものなのかについて探求する。

Japanese shortcake / ~ルーツの先に見えたものとは~
私はケーキが好きで、ケーキ屋さんでアルバイトをしています。そのとき、ショートケーキの人気に気がつきました。どのケーキ屋さんのショーケースにもあるショートケーキ。ショートケーキはどのようにして現在の不動の地位を築いたのでしょうか?どの国から、誰の手によって日本に伝えられたのかを調査し、ルーツをたどると意外なことがわかりました。ショートケーキの誕生には2つの国が関係していましたが、実は日本独自のケーキだったのです。そこで、私は別の視点からショートケーキを見つめ直そうと考え、新たな日本のショートケーキを提案したいと思います。

消えたお菓子と残ったお菓子 / ~日本とヨーロッパにおける洋菓子の移り変わり~
誰もが好きな洋菓子が、「西洋菓子」という名前で日本に伝わったのは、明治時代のことでした。西洋の文化を必死で吸収していたこの時代、最先端の料理本には、今もポピュラーなものから、名前も知らないものまで、様々なお菓子のレシピが載っています。この、今も残ったお菓子と、消えてしまったお菓子の差は一体何なのでしょうか。私は以前明治の洋菓子について調べ、当時の人々の苦労や、お菓子に対する思いに触れ、その奥深さを感じました。今回はその洋菓子の故郷、ヨーロッパにも視野を広げ、それぞれの時代の食文化がお菓子にどんな影響を与え、またお菓子がどんな変化をたどったかを探ります。

美食と魔食の宝庫★ハリーポッター / ~魔法界のスペシャルディッシュを召し上がれ~
私はハリーポッターの大ファンです。なぜなら個性豊かな料理やお菓子が次々と登場するからです。蛙チョコレート、バーティ・ボッツの百味ビーンズ、かぼちゃジュース。どれもこの作品の食べ物の代表作ですが、その他にも普段現実のイギリスで愛されているものからハリーたちの世界にしかない不思議な食べ物まで沢山物語に登場します。私は「こんなに面白くて美味しそうなものが一杯載っているのに作らないなんて勿体ない!」と思い、物語に登場する料理やお菓子をいかに美味しく、魔法界らしくレシピ化するかということを研究しています。では、魔法界の食文化を堪能しに、ホグワーツへgo!



高橋 勝美ゼミ

夏のがんもどき / ~年間消費量均等化を目指して~
がんもどきは豆腐と山芋を主な原料としており、刻んだ野菜などと混ぜこれを丸く成形して油で揚げて作られる。調理法が少なく、煮物をよく食べる冬は需要があるが夏はあまり出番がないという欠点がある。がんもどきの「煮物の具」というイメージを変え、年間消費量を均等化するために、油分を控えた生食出来るようながんもどきを提案する。生産者側の手間や負担、コストを減らした夏向けがんもどきの製法を模索し、生産者の立場、消費者の立場の両面から新しいがんもどきを開発する。食産業の時代背景も念頭に置き、味、食感、保存性、コストに着目しがんもどきの年間消費量均等化を目指したい。

蕎麦における新しい食べ方の創造
蕎麦粉は「蕎麦」という麺として食べられることが一般的であるが、小麦粉とは違い、蕎麦粉を常備している家庭はまずないであろう。なぜなら現状では蕎麦粉にはほとんど多様性がないからだ。蕎麦は主に中高年には人気だが、若い世代には今一つ人気がない麺である。蕎麦粉の栄養素は、低年齢化が問題視されている生活習慣病を予防する効果も期待でき、注目されている。日本の食文化の代表格でもあり、もっと若い世代に受け入れられるような料理を開発する。手始めに、既存の麺以外の料理として、ポピュラーなガレットやクッキーなどを作った。また、現在栽培している蕎麦の成長過程もあわせて発表する。

梅の魅力 / ~新しい利用法を追いかけて~
梅といえば、梅干しや梅酒のイメージが強いが、その他にも様々な利用法がある。近年では梅を使用したポテトチップスや飴などの菓子も数多く商品化されている。梅の名産地である和歌山県では、香りや風味を楽しむことができる梅そばや、梅ソフトなども有名だ。また、街頭調査では梅を使用したロールケーキやプリンなど様々な梅スイーツが販売されている現状を知り、非常に興味を持った。実際に梅レアチーズケーキを試作したところ、梅独特の酸味は、意外に甘味にも合うことがわかった。これらの研究を通して、まだ知られていない梅の魅力を導き出し、多くの人々に伝えたい。

食べものに関するフリーペーパー女子的活用法
街を歩くと無料で持ち帰ることができるフリーペーパーが沢山あることに気が付いた。フリーペーパーとは設置されたラック・店舗・人などから無料で配布される印刷紙媒体であり、冊子状のモノも含まれる。その中でも特に食べものに関するフリーペーパーが多いように見えた。それらは無料、コンテンツが多岐、デザイン性が優れている、バリエーション豊富、見て読んで楽しめるもの、といった特徴があり何ともお得である。食べものが好きだったり食べ物に興味を持っている女子大生にこのようなフリーペーパーの魅力を伝え、女子的活用法を提案し、みなさんの生活が少しでも華やかになってもらえると嬉しい。



田中 久子ゼミ

ゆるキャラとB級グルメでまちおこし
今、全国各地でゆるキャラやB級グルメによる、まちおこしの活動が盛んに行われています。熊本県のくまモンや、今治市のバリィさんは、TVなどでもよく見かけるので知っている人も多いと思います。その中で今回は、ゆるキャラの数が多く、B級グルメのイベントも開催されている埼玉県に注目しました。埼玉県のゆるキャラの認知度調査を女子大生に行ったところ、全員が「知っている」と答えたゆるキャラはありませんでした。そこで、埼玉県のゆるキャラやB級グルメについて多くの方に知ってもらうため、見ているだけでも楽しめるような「まちおこしマップ」を提案します。

宇都宮餃子わくわくマップ
みなさんは宇都宮餃子を知っていますか?メディアにも多く取り上げられており、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?栃木県宇都宮市では、餃子が観光産業の中心であり、市民の日常食として多くの人に受け入れられています。餃子が中国から日本に伝わったのは、江戸時代と言われていますが、宇都宮餃子の起源は、終戦後に引き上げてきた兵隊が伝えたと言われています。現在では餃子が、観光客やメディアを引き付けています。そこには、餃子が持っている「力」が大きく関係していました。魅力をたくさん伝え、宇都宮餃子を食べに行きたくなるような、マップの提案をします。お楽しみに!



根岸 由紀子ゼミ

知っていますか?いちじくのこと / ~加工法と簡単料理レシピ考案~
皆さんはイチジクと聞いて何を思い浮かべますか?一般的にお菓子やデザートとして使用されることが多いのですが、料理としての使用法はあまり知られていません。川島町や坂戸市など埼玉県下の特産物にもなっています。生食用の他、加工としてはジャムが多いのですが、他にも乾燥(ドライ)、冷凍など様々に考えることができます。そこで、私はその様々なイチジク加工品をお菓子やデザートとしてではなく料理として使用できないかと考えました。いちじくの食べ方がよくわからないし買わないという方でも、また、イチジクをよく知らない方でも興味を持っていただけるようなメニューを考案し発表します。

さといもっと! / 食べない君、料理しない君も好きになる里芋料理提案
煮物やけんちん汁に入れる芋は何ですか?里芋でしょ?!里芋料理といわれ思い浮かぶのは一つか二つくらいでしょう。スーパーやコンビニの惣菜売り場にも里芋の煮物は置いてありますが、煮物以外はあまりみかけません。外食チェーンでも里芋を使用している料理は少ないでしょう。現在、里芋の消費量は減少しています。埼玉県でも育成が注目されています。里芋が日本で最も歴史のある食材であり、日本人に親しまれてきました。幅広い世代の方に里芋を愛してほしい。そこで、里芋を日常で食べない、料理しないという方に向ける里芋料理提案をします。一度口にしたら…あなたは、もう里芋の虜!

食卓に干しいもを!! / 手軽さ、栄養価、おいしさはさつま芋以上!!
「さつま芋から連想することは?」と聞かれたら品種や料理など様々なことを思い浮かべることができると思いますが、「干しいも」について聞かれた場合はどうでしょうか?きっと、漠然としたイメージしか出てこないのではないでしょうか。しかし、「干しいも」はさつま芋よりも優れた所がたくさんあるのです。そこで、もっと多くの人に良さを知って興味を持っていただけたらと思い、「干しいも」について調べました。今回は歴史やルーツ、作り方、種類、栄養など「干しいも」とは何なのかということを発表します。また、より美味しく食べていただくために、家庭で簡単に出来る“ひと手間”も紹介します。

1日1本 焼き芋生活! / シーンに合わせた焼き芋料理提案
皆さんはさつまいもをどのように調理して食べますか?一般的には焼き芋で食べることが多いかもしれません。秋になるとさつまいもを使った総菜や菓子がたくさん売られているのを頻繁に見かけますが、近頃のスーパーでは焼き芋も売られていて、しかも1年中手軽に食べられます。品種によって食味も様々であり、地方によってはバターやハチミツをつけて食べることもあります。焼き芋は少量でも満腹になりやすいので残してしまうことも多いです。そこで私は、焼き芋のリメイク料理を考えました。食事のシーンや対象者別の料理を提案し,焼き芋を使った料理を定番にします。

坂戸ブランド野菜「すいおう」の利用 / ~地域活性、屋上緑化、飲料・商品開発を考える~
葉や茎を食べるサツマイモがあることを知っていますか?まだあまり食材としてのイメージがないサツマイモの茎葉ですが、実はその茎葉には血糖値・血圧の上昇抑制や美肌等にも作用する豊富な栄養素が含まれています。坂戸市のブランド野菜でもある「すいおう」という品種をテーマにし、実際に自分で苗から育て、茎葉の活用を広めていきます。すいおうの茎葉を使って…「健康に良い飲料を提案したい!」、「屋上緑化に使えないかな?」、「坂戸地域の活性に役立ちたい!」、そんなことに取り組みます。もっとすいおうを身近な食材として感じてもらえる提案を目指していきます。

さつまいもよ!make up☆ / 御縁から始まるわたしの挑戦!!!
人と人との御縁(繋がり)その繋がりから私の挑戦はスタートする。『サツマイモ』・・・この食材を聞いてあなたはどんな料理を想像するだろうか?焼き芋・スイートポテト・サツマイモのタルト・干し芋・大学芋・天ぷらなど、多くの料理がある。さらに、サツマイモは、葉の部分も美味しく食べられるのを御存知だろうか?そんな万能なサツマイモを使い、今回の御縁から洋菓子の商品開発を行う。人と人の繋がりの大切さ。それを形として表現してみた。3年生で製菓科へ学内留学して身につけた知識や技術も活かし、挑戦していく。サツマイモの変身した姿をとくとご覧あれ!!

お野菜の使い方いろいろ!! / “やさいだし”
みなさんはだしと聞いたらどんな食材を連想しますか?栄大生なら、ほとんどの人が昆布とかつおぶしの和風だしを考えるのではないでしょうか。私は、大学3年次に学内留学制度を利用して調理師科に入学しました。そこで、一番初めに習ったこととは、だしとだしの「引き方」は料理の基礎であるということです。そこで今回は、その中でも野菜に焦点を当てて“やさいだし”を考えたので提案します。野菜には、アクだけではなく、旨味もあります。本来の味や旨味がギュッと詰まった野菜の紹介と、家庭でも市販品を使用せずに手軽に取れるだしの「取り方」をみなさんにお伝えしたいと考えています。

漬物時代 / 新しい漬物とその食べ方
みなさんは最近漬物を食べていますか?定食の添え物でついてくるけど残す。漬物の臭いがちょっと。など私たちが漬物と触れ合う時間は減ってきていると思います。そこで私は日本の伝統食である漬物を現代の食卓によみがえらせたい!漬物の時代を作っていきたい!と考え、実習のテーマにしました。糠臭くない漬物、さっぱりと美味しい漬物。漬物は野菜を美味しくしてくれるものなんです。漬物のつけ方や漬物を取り入れたレシピの提案などをしていきます。漬物の魅力を存分と味わってください。そして、発表を聞いて漬物を食べたいと思ってくれたらうれしいです。

お手軽食事、串団子 / ~串を活かして埼玉県産食材を食べる~
「団子」というと、みたらし団子のような”お菓子”を想像する方が多いと思います。しかし、肉団子のように”食事”としての団子もあります。串に刺すことで、片手で手軽に食べられる利点が生まれます。食材そのままの形、団子生地に練り込む、具を包む、団子自体を包む…など同じ食材であっても形や使い方は様々です。北海道のいも団子や新潟県のきんぴら団子など、地域色豊かな食事あるいは軽食としての団子もあります。そこで、まず埼玉県産の食材を団子にすること、さらに様々な団子の形で利用することにしました。串の利点を活かして、お菓子としてではなく、食事としての串団子を提案します。

野菜×果物のシャーベット / ~旬の食材を活かして~
シャーベットといえば、レモン味やいちご味を思い浮かべるかもしれませんが、今回私が紹介したいのは、野菜×果物のシャーベットです。生のまま・煮る・砂糖煮または、シロップ煮など、様々な調理法がある中でその野菜や果物にとってどのようにすれば1番おいしくできる組み合わせ(生のまま+レモン汁・煮る+ラム酒など)なのかを検討してきました。さらに旬を活かすことを1番に考えました。今回は、野菜×果物ではなく、それぞれ単品でシャーベットを作りました。昨秋から今春にかけてが旬である、いちじく・梨・柿・大根などを使用したシャーベットを皆さんに紹介します。

こころを“結ぶ”おにぎり / 〜食事のカタチからみるおにぎり〜
おにぎりを食べると心が和んだり、どこか温かい気持ちになったり、懐かしさを感じたり、癒されるような気持ちになったりしませんか。私の母が作るおにぎりは、市販のおにぎりとは違い、おにぎり一つで満足できるように工夫がされています。それには、渡す相手への気持ちも一緒に握り込まれていると感じます。そこで、各家庭のおにぎりのカタチはどう伝えられているかなどの調査をもとに、おにぎりから日本の食文化を考え食事を見直していきます。また、私たちの食生活が多様化するにつれ、ご飯を食べる人は減っています。この現状を変えるべく、おにぎりを通して飯の美味しさも伝えます。

災害の時でもおいしいごはん / ~身近にあるものでできること~
災害のように大きなストレス状態におかれたとき、食べ慣れない物を食べることは新たなストレスを引き起こします。普段食べているものを非常時にも食べることができれば、心を落ち着かせることがでるのです。あえて備蓄するのではなく普段から常備し、日々の食生活の中で美味しく活用しながら非常時にも役立てることが何よりも大切になってきます。私は、身近にあるもので手軽にできる調理法、器の作り方、常備しておくべきもの、また災害時に不足しがちな栄養素や世代によって求められる食事を紹介します。常に防災意識を持ち、今後の参考にしていただければと思います。

米粉利用から考える麺作り / ~つなぎと製法の検討~
米は日本人の食生活と深く関わってきたが、現在は米離れが進み消費者は年々減少しています。一方で、無洗米やアレルギー対応などの米などが市販され、米は時代により求められ方が異なっていることが伺えます。その現在の米離れをなくしたいと思い、お米の新しい食べ方として米粉を使った料理を提案したいと思いました。小麦粉の価格上昇により米粉ブームが到来し米粉に注目が集まったこともあります。ただ、米粉をもっと利用しやすく、または米粉を使ってみたいと思ってもらえるようにするために、私たちの生活に生かせる米粉麺レシピを提案したいと思いテーマに選びました。



平田 久ゼミ

犬ごはん / ~今と昔から見る犬ごはんの広がり~
皆さんは犬を飼っていますか?犬は私たちの生活をより豊かにしてくれる大切なパートナーです。犬を飼うことで一番大切なことは食事です。私自身、毎日の犬の食事には1種類の野菜を入れて与えています。しかし、他の家庭では納豆やスイカの皮を与えたり、あるいは人間と同じように軽く調理して与えたりと様々です。一昔前は味噌汁にごはんだった犬の食事が、人と同じように犬の食も変化していることに気付きました。最近では「DOGカフェ」という、人と犬が一緒に食事を楽しめるお店も増えていることもあり、より豊かになっている犬ごはん。犬ごはんの流れをわかりやすくまとめ、その考察をします。

食の欧米化 / 食肉加工の視点から
食の欧米化と言われて久しいが、その中核をなすのは肉食であろう。普段食している牛や豚といった肉がどのような製造工程から食肉となっていくのか、内臓肉に代表されるような、いわゆる「食肉」以外の部位はどのような工程を辿るのか、また、各工程にはそれぞれどのような配慮がなされたのかを調べた。他方、今の日本では誰もが普通に食している“肉”だが、常食とはされていなかった時代もあった。肉食が定着していった背景にはどのような歴史があったのだろうか。こうした観点から我が国における現代的な食文化を探究しようと思う。今回は主に「食肉加工」に着目した発表にしたい。

食のタブー / 食べない背景と人間の選択行動
ペットの犬も夏の風物詩のセミも、世界を見渡せば食の対象であり日常的に食されている。自分が食べてはいないものを他者が食べていることに驚くことがある。だが、逆もあるのだ。日頃の自分の食事の中にも他者、他地域、他文化から見れば“食材”とはみなされてはいないものがあることを。私たちは食べ物が溢れている中で、日々「食べる・食べない」の行動を判断している。ある物を「食べない」とすることを行動様式とする文化では、それを食べることに嫌悪感が生まれ、タブーとなり、それが一つの食文化となることがある。食行動の形成にはどのような背景があるのか検討してみた。



平野 覚堂ゼミ

栄大にカフェを作ろう / ―「何もしない」をする空間―
ここは「何もしない」をするためにくるカフェだ。ここに来れば解決のための小さなアイデアがふと思いつく。もし、そんなカフェがさくら広場にあったら、どのような姿をしているのだろう。この学科には新しいレシピやアイデアを求められる場面がたくさんある。しかし机に向きっぱなしではいいアイデアはなかなか出てこない。そんなときは「何もしない」をしにこのカフェに来て欲しい。自分の心と状況に合う空間を見つけ出し、ひとりで、時にはふたりであれこれ考えを行き当たりばったり巡らせて欲しい。今日もこのカフェは「何もしない」をする為にヒトとアイデアが集まっている。

もちもちのきもち / ─私の考える新もちスタイル─
最近おもち、食べましたか?私は昨日も食べました。 もちは寒い時期やお祝いの席でよく食べられますが、どうやら世間では、もちは一年中食べられてはいないようです。それはもち最大の特徴である粘り強い食感が、食欲の出ない時期にさらに食べる気を薄れさせるためだからだと思います。さらに食べ方のバリエーションの少なさがそれに拍車をかけます。しかし、もちにはまだ人々に知られていない、おいしい食べ方の可能性が秘められていると信じています。そこでもちによるもちもちの食感と米の風味を存分に活かした、新しいもちスタイルを提案します。発表を見たらすぐさまもちが食べたくなるかも!?

食卓物語 / ─食卓評論家が読み解くダイニングメッセージ─
「気付いたらあった」「そういえばいつもここに」。食卓とは、無意識のうちに生まれたある空間である。私たちは、食卓をより自分が作業しやすい場所、空間へと近づける。そのために居心地の良さを最低限のモノたちで最大限に近づけようとするのだ。食卓は、私たちが普段気付かないクセや食生活、行動そのものを物語っている。その人の生活やありのままの姿を、鏡のように映し出したひとつの舞台のようだ。私はその食卓が魅せる“ダイニングメッセージ”を読み解き、食卓からわかるすべてを評論しよう。食卓、それは今のその人自身、あるいは誰かに向けたメッセージが隠されているのかもしれない。

しょっ木 / ─木でつくる食事のかたち─
人は普段何気なく食器と接している。しかし食器は毎日、毎食使う物だ。手に取って触り、口にし、食事の間ずっと目にしている。どうせなら愛着のわく食器を使って毎日食事したいとわたしは思う。木の食器の特徴は、使うごとに味が出てくること、手入れが不可欠なことである。木の食器は定期的に手入れをしなければすぐかびてしまう面倒な物だ。しかし使い込むことで色が変わり、味が出る。面倒を見ればその分こたえてくれる。そんな木と食をともにしたら、そのごはんはどんな味になるだろう。成長しても使い続けられる。親から子へ受け継がれて使われる。わたしはそんな木の食器を提案する。

ちいさなはなしのおおきなちから / ―人をつなげた食べ物のはなし―
会話の中で、ちょっとしたいい話に出会うことがある。それは、誰もが感動するようなものでも、人に話さずにはいられないようなものでもない。自分の胸にじんわりと広がっていくような、そういった浸透力を持った話のことをいう。誰かの心を動かす話というのは、必ずしも特別な話だけではない。何でもないような平凡な話も、心を動かす「ちから」を持っているのだ。そんな話を、会話の間だけで留めておくのはもったいない。私は、そういった話を、文字やアニメーションなどの形にして、より多くの人に届けることにした。違う誰かの心が「どくん」となる瞬間を増やしたい。

飯ッセンジャーフード / ─お弁当で伝えるあんなことこんなこと─
「お弁当に想いを詰めてみたの」そんな言葉を言ってみたり言われてみたり。ここで言う想いとは、愛情だったり、友情だったり、どれも温かく心地の良いものだ。しかし感情は温かいものばかりではない。怒り、悲しみ、笑い、他にも沢山ある。今までのお弁当に詰まっていた「想い」はその人のもつ感情の一部にすぎず、本当はもっともっと伝えたい事があるに違いない。だって人間だもの。あなたの持つ素直な想いをさらけ出そう。声に出しては言えないあんなことこんなこと、お弁当で伝えちゃおう。お弁当の持つ包容力と、作り手の込める想いで、相手の心に響く「飯ッセージ」が生まれるかもね。



松田 康子ゼミ

café D.A.N. / 心地よいカフェの作り方
カフェの掲げるコンセプト、お客様は何を見て感じ取ってくれるのだろうか。メニュー、内装、接客……店のコンセプトを表す項目はたくさんある。今年のカフェのコンセプトは「落ち着いた雰囲気が織り成すシフォンと紅茶の特別空間」。私はこのコンセプトをお客様に伝えられる店内作りと接客に力を入れた。店内作りではテーブルクロスやメニュー表、店員のサロンも一から手作りし、お客様に心地よく過ごしてもらえる接客方法について模索した。発表では、実際の営業時の内装と、お客様が来店されてからオーダーを受け、料理を提供し、会計を済ませてお帰りになるまでの流れについて紹介する。

café D.A.N. / cooking ciffon
シフォンケーキをメインとしたcaféD.A.N.を運営。今年は、昼のcaféと、夜caféを運営することにした。また、今年はコンセプトにあわせてシフォンケーキに高級感をだすことを心がけた。そのため、昼はリキュールを使った香り豊かなシフォンケーキを提供。夜はノンアルコールカクテルに合わせた、フィンガーフードとしてのシフォンケーキを提供している。今回の発表会では、試作を通しての失敗談や、2回の運営した結果などについて発表する。毎年恒例(笑)シフォンの作り方や、提供したシフォンケーキのレシピの配布、シフォンの試食をお届けしちゃいます(≧∀≦)

café D.A.N. / ドリンクのプロデュース
美味しい料理やデザートを食べる時、必ずドリンクがついてくる。Barや居酒屋のように、ドリンクが主役の場も存在する。ドリンクには、口を潤すだけでなく、味覚に変化を与え、より食事を美味しく感じさせる作用がある。そこで私は「café D.A.N.」にて、ドリンクのプロデュースを開始した。ドリンクをプロデュースするにあたって重要視したことは、シフォンケーキと同じ様に、ドリンクにも季節感を出すことである。主に、昼のオープン時にはポットサービスの紅茶を、夜のオープン時にはノンアルコールカクテルを提供している。発表では、今まで行った2回の運営内容と、今後の方向性について紹介する。

café D.A.N. / カフェでのメニュー開発
今年行っている、夜カフェではシフォンケーキだけでなく、ノンアルコールカクテルに合う軽食も一緒に提供しています。私は、その軽食を考案しました。ノンアルコールカクテルが甘いこと、シフォンケーキが粉と卵を使っていることを配慮してマリネとポテトを使った料理を提供しました。今回の発表後、昼カフェの新しいメニューとしてシュークリームの提案を考えています。カフェメニューとして提供できるように試作を重ねて盛り付けなども考えています。カフェであまり提供されていないシュークリームですが、多くの人が私達のカフェでワクワクしてもらえるように提供していきたいと考えています。

CAKE POPS / 可愛く!おいしく!デコレーション
CAKE POPSの世界へようこそ!見た目はロリポップキャンディのようですが、ひと口食べればあら不思議!なんと中身は柔らかいスポンジなのです。デコレーションの工夫次第で、味も形も自由自在にオリジナルが誕生します。スティックに刺さっているので手を汚さずに食べられるところも魅力のひとつ。ラッピングでおめかしをしたCAKE POPSをプレゼントしてみてはいかがでしょう??合言葉はスポンジにチョコレートやクリームを「混ぜて、丸めて、コーティング」です。学園内留学の製菓科で学んだ経験を活かして、可愛いだけじゃない!とびきりおいしいCAKE POPSをご紹介します。



宮内 正ゼミ

どうしてカフェに行くの? / ~カフェの利用目的と居心地の良さ~
多くの人が日々利用するカフェ。しかしその用途は、もはや単なるコーヒーブレイクに留まりません。勉強に読書に手芸、時にはスポーツ観戦や動物とのふれあいまで。今、カフェ利用客は「コーヒーを飲む」以外のことを求めつつあるのです。しかしそれらの多くは、1人でも出来ることばかり。何故彼らはわざわざカフェに集まるのでしょうか。趣味仲間が欲しいから?それとも仲間を作るのが億劫だから?その背景には、現代人のコミュニケーション力というキーワードが隠されているのかもしれません。今回はその点から、コンセプトカフェの利用目的を探ります。ところで皆さんは、どうしてカフェに行くの?

ビジネスマンの休憩所 / 息抜きできるカフェ空間
平日のお昼時のカフェに入るとビジネスマンが沢山います。そのほとんどが、喫煙席を利用して、コーヒーを注文し、煙草を吸いながら休憩しています。本を読んでいる人、同僚と話をしている人等、それぞれの仕方で気持ちをリフレッシュしているようです。一方、禁煙席にはビジネスマンはほとんど見当たりません。ビジネスマンは、喫煙という目的が加わらない限り、コーヒーを飲みながら休憩するという目的だけではカフェを利用しないのでしょうか。だとしたら、ビジネスマンにとってのカフェとはいったいどういう空間なのでしょうか。ビジネスマンがカフェを利用するには何が必要かについて考えます。

女性の外食行動 / ~一人でも入りやすいお店の空間とは~
女性は男性と違い、一人で外食することに対してためらう人が多いと思います。私自身一人で外食をする際、周りの目を気にしてお店を選ぶことがあります。特に牛丼店やラーメン店は、一人では気軽に入れません。これはいったいなぜでしょうか。恥ずかしさやためらいといった、その人の心理的なことなのでしょうか。それとももっと文化的なことや社会的なことなのでしょうか。カフェやファーストフードなど様々なお店でフィールドワークを行い、一人で来ている女性客やお店の雰囲気などを調べました。今回は、フィールドワークをした結果やそこで感じたことなど、実際に体験したことをもとに発表します。



宮城 重二ゼミ

むくみ知らずさんへの道
日頃身体のむくみについて悩んでいる女性は多いのではないのでしょうか?私自身むくみについて悩んできました。そこで、自分の生活とむくみにどんな関係があるのか、どうすれば改善されるのかを研究していくことにしました。しかし、むくんでいるにも関わらず、痛くないからといって放っておいてはいませんか?むくみを発見することで自己管理のきっかけとして生活の改善に繋げられないでしょうか。私のようにむくみで悩んでいる人のために原因や改善法を伝え、むくみとしっかり向き合ってほしいです。そして、むくみを身体の危険のサインとして体調管理の自覚のきっかけとしてほしいです。

女の子の悩み / 月経についての悩みはありませんか?
月経など、女性特有の症状で悩んでいる人は多いのではないでしょうか?私自身、月経前や月経の時などに頭痛や腹痛などの身体的症状や無気力になる、悲観的になるなどの心理的症状に悩まされています。しかしあまり知られていないだけで上のような症状は女性ホルモンバランスの乱れから起こるものと言われます。月経1週間前くらいから起こる月経前症候群、月経中に起こる月経困難症などにより生活に支障をきたす人もいます。このような症状がなぜ起こるか考えたことはありますか?これは現代人の生活習慣の乱れと密接に関わっています。この点を考えながら女性の悩みと上手く付き合いましょう。

ごはんをココロで食べる。 / ~感謝の言葉。あなたは言えてる?~
「いただきます」「ごちそうさま」あなたはしっかり言えていますか?最近の私が忘れていた言葉。大事な言葉。食事といってもただ食べればいいと思っていませんか? お金を払えばすぐに食べられるのが当たり前だと思っていませんか? 食材は人々の努力によって作られ、他の生命が失われてできているということ。そして料理を作ってくれて一緒に食べてくれる人がいるからこそおいしくご飯が食べられるということ。忘れてはいけない温かい気持ち、どこかに忘れていませんか? 感謝の言葉一つでいつもの食事も違ったものになるはず。ご飯をココロで食べてみんなにこにこ心も身体も健康に!\(^O ^)/

日常の食事を華やかに / ~テーブルコーディネートで心も健康に~
「おいしいね」そう誰かと会話をしながら食卓を囲んだのは、ここ数日間に何回ありましたか?笑いのある食卓、会話の弾む食卓、みんなでワイワイと囲む食卓・・・。「おいしい」と思える瞬間は、食べている食材や献立だけで、おいしいと感じているのではなく、「誰と」「どんなふうに」食卓を囲むのかで、感じ方が違うものではないでしょうか。季節・行事・料理のテーマに合わせて食卓を飾り、よりおいしく、より楽しく食事ができるような食空間づくりにテーブルコーディネートがあります。そこで食卓を囲んで食事を楽しむということにどんな意味があるのかを調べ、目でも楽しめる方法を提案したいです。




武藤 志真子・藤倉 純子ゼミ

ボンビー学生のHAPPY KITCHEN☆
一人暮らしの食生活の背景には、食費に使える費用、調理方法についての知識不足など様々な要因が考えられる。そこで、“ビンボー学生=食生活が貧相”という仮説を立て、D大学男子学生31人、J大学女子学生117人に食生活や調理器具についてのアンケートを実施した。アンケートは自記式集合調査法で20問行い、男女別にクロス集計を行った。自炊に意欲的という意見(男性67.7%、女性85.7%)が多く、節約に関心があり調理することに対して前向きであった。この結果から、調理に関する学生の不便や不満を解消できるレシピや食材の保存方法の提案をし、低価格で栄養バランスが整った料理本を作成する。

カフェ、はじめます。
短大ではお皿の上の料理についてしか考えていなかったが、編入し料理を含めた全体の食、食空間について学びたいと考えた。そこで食空間コーディネーター資格の勉強をし、その実現の場としてカフェの開業をしたいと考えた。実地調査を行い、チェーン店と個人経営店を訪れ、利用目的の違いや特徴を調べた。次にカフェ開業について書かれた文献を元に調査を行ったが、わかりにくかった。そこで開店するまでに必要な資格や申請等の情報を整理し、さらに自分で実際にカフェを開業するという設定で計画を立てている。これらをまとめ、初めてカフェの開き方を学ぶ人対象のマニュアルドラフト版を作成した。

成人への食育 / ~野菜とともに~
自分で食べたいものを自由に選ぶことができ、長年の生活習慣が影響してくる大人にこそ食育は必要である。都内○区のメディカル・ファミリージムに参加している地域住民を対象に、食育媒体を作成する。一つ目は四群点数法の4つの食品群を擬人化した人物たちを登場させ「何をどれだけ食べたらいいのか」をテーマにした漫画を作成した。二つ目は成人の野菜摂取量がおおよそ一品分届いていないことに着目し、野菜摂取の増加のきっかけづくりのためおいしい野菜スムージーを提案し、提供する。三つ目はその野菜の栄養素や一点あたりの目安量などがわかるスマートフォン向けのサイトを作成し公開していく。