ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

讃岐うどん / ~香川と東京・埼玉間の讃岐うどんの比較と今後の展望~
幼かった頃、私にとって讃岐うどんは、父の故郷である香川県を訪れた時のみ食べられる、楽しみの一つであった。しかし今では、東京や埼玉にいながらも讃岐うどんを食べられるようになり、身近に感じるようになった。しかし私以外の友人はどうであろうか。一地方食である讃岐うどんが関東に進出し、何が受け入れられ、評価されているのか。また、現在どのように展開をしているのか興味がある。今回の研究では、香川と東京・埼玉間での現地調査を通じ、それらを明らかにすると共に、今後の讃岐うどんの展望について考えたい。

ベジタリアンの思想と行動
様々な食習慣の中で、「ベジタリアン」という食物選択を行う人々がいます。日本では一般的に「菜食主義」と訳されます。しかし、国際ベジタリアン連合では、ラテン語の語源がもつ「生き生きとした、健全な」という意味を実行する為に食物を選ぶ人をベジタリアンと定義し、必ずしも「野菜しか食べない人々」ではありません。信仰する宗教の戒律に基づき、肉食を避ける人もいます。しかし、多くは無宗教といわれる日本にもベジタリアンは存在します。そういった人々がなぜベジタリアンという食物選択を行うようになるのか、背景や思想について報告したいと思います。

日本における女性と飲酒の関わり
最近、飲食店でお酒を飲む女性の姿が大変多いと感じたことをきっかけに、女性と飲酒との関わりをテーマとした。飲酒率の推移を調べると、女性の飲酒率は1960年代以降から急激な増加傾向にあることがわかった。また、現在とは違い1960年代以前の日本ではお酒を嗜む女性は大変少なく、当時の女性たちの間には飲酒は一般的に普及していなかったことを知った。そこで、女性の飲酒に対する意識の変化と社会環境の移り変わりを考察し、女性の飲酒が現在に至るまで広く普及した経緯と、現代女性の飲酒スタイルの特徴を探究することにした。

女性と家庭の関係 / 「専業主婦」の変遷
1980年代以前の既婚女性は、「妻をする」という選択が大半でした。しかし、女性が高学歴化し、社会進出を果たすと有職主婦も誕生しました。現在では結婚するか否か、子どもを持つか否かなど、人生の選択肢がさらに多様化しています。そのため、「妻として」の存在意義や価値が薄れ、女性がどこにアイデンティティを見出せばよいのかわからなくなっているのではないかと考えます。一方で、最近の傾向として「専業主婦」になりたいと望む女性が増えているといいます。彼女たちの言う「専業主婦」とはどういう存在なのか、時代とともに変化してきた「専業主婦」について調査・考察しました。

昭和レトロな食生活 / ~高度経済成長期前後の食生活より現在を考える~
食卓に並ぶおふくろの味は、一生記憶に残り、育った時代や地域、家庭環境によって異なります。そして、昭和レトロ時代の間(昭和30年~47年)でも、高度経済成長期以前と以後では大きく変化しています。その原因として、和食から洋食への嗜好の変化や中食・外食残業の発展、核家族化、女性の社会進出が挙げられます。今回の発表では、おふくろの味の変化とそれぞれの特徴を調査し、日本独自のおふくろの味(高度経済成長期以前)の良さを見直すと共に、現代の食生活に活かすための術を考察します。

川越の行事と食との関わり
年中行事は884年に儀式帳と呼ばれる文書中に登場しました。その後、民間で地域に見合った行事が多く生み出され、現在、全国各地で様々な年中行事が行なわれています。私は生まれてから川越で生活してきましたが、知らない年中行事がとても多いことに気がつきました。そこで今回は、一般的なものではなく、川越行事のなか から、「南大塚の餅つき踊り」「老袋の弓取式」の行事に注目し、調査を行ないました。そして、祭りを行なう意味、食との関わり、昔との変化を調査して出てきた共通点など、行事と食との関連性を報告したいと思います。
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青森りんごの生産と消費
多くの作物や海産物で溢れている青森県。そんな青森県で国内生産量第1位となっているりんごに着目し、生産と消費を通じて調査することにしました。生産の面では、まずりんごの歴史、青森県への伝来、青森県の気候・風土、病害虫や自然災害による被害に触れ、実際にりんご農家の方へのインタビューを実施しました。 消費の面では、アンケート調査を行い、現代のりんご消費量の実態を調査するとともに、青森県の取り組みや海外へのりんごの輸出、様々な加工品の開発などの調査を行い、青森県のりんごについて研究しました。



石井 和ゼミ

映像で伝える子どもの肥満防止 / 飲料で余計なエネルギーを摂取しないために
肥満になると生活習慣病などの病気になる可能性が大きくなります。病気にならず健康で長生きするためにも、子どもの頃から肥満にならないようにすることが大切です。肥満について調べていて、普段何気なく飲んでいる飲料の摂取エネルギーが意外と高いことを知りました。そこで今回は飲料をテーマとし、子どものうちに肥満になると大変だ、ということを分かってもらえるように子どもでも楽しんでもらえるようにビデオを制作しました。発表では、肥満によって起こる可能性が大きい生活習慣病、カロリー控えめオススメ飲料について紹介します。



磯田 厚子ゼミ

カンボジアの児童の人権と社会背景について
大学2年生の春休みに、カンボジアを訪れ、児童買春の被害にあった子ども達と触れ合う機会がありました。そこで、カンボジアの子ども達の純粋さや、人懐っこさに感動すると共に、多くの子ども達が人身売買の被害にあっている事実や、その加害者の一部が日本人であることに、日本人としての責任を感じました。そこで、どうしてこのような問題があるのか?その原因は何なのか?最も立場の弱い子ども達にとってどうやったら住みやすい環境をつくれることができ、子どもの権利を尊重するために私たち大人がするべきことは何なのか?を調べてます。

健康食お粥
お粥はどんなときに食べますか?という質問をしたら大半の方が病気の時に食べる料理と答えるでしょう。そこで私は文献調査、お粥専門店へ行ったり、実際に試作してみたところ、お粥は昔から人々の生活に密着し病気の時以外にも食べられていたことがわかりました。中国では朝にお粥を食べると、整腸潔胃といって胃や腸を清めるという意味があり、仏教でも粥有十利という教えがあります。このようにお粥は健康にとても良い料理だということがわかるでしょう。みなさんも日常的にお粥を食べてみてはどうでしょうか?

種子島の黒糖PR / ~リピーターを増やす方法~
鹿児島県西之表市の手作りで作られている黒糖の伝統を守るため黒糖のPRを行っている。現在は、様々なイベントで売られ、商品の認知度が上がり注目も集まってきた。そこで、黒糖の良さを更に伝え再び買って頂くには、どのようなことをPRすれば良いのかを考えた。実習では、種子島に行って黒糖作りの体験やイベントで黒糖販売をしたり、栄大生に黒糖についてアンケートも行った。学生アンケートでも意外と黒糖が食べられているのを発見!

種子島の黒糖PR / ~買いたくなる売り方とは~
皆さんは種子島をご存知ですか?種子島は鹿児島県の離島の一つです。種子島では、伝統的な製法を守りながら、現在も黒糖を作っています。そんな黒糖を通して、地域活性化を考えています。地域の商品をどうやってPRしているか?アンテナショップに調査に行くと、値札に商品説明が記入されていたり、商品名が大きく書かれていたり、商品がわかりやすくPRされていました。言葉でPRすることも大事ですが、文字でPRすることも必要だと感じました。商品の見せ方の工夫や接客のポイントを販売マニュアルとして、まとめました。

『 菜愛のあなたへ 』 / ~野菜ソムリエの食育系レシピBOOK~
一人暮らしをしているみなさん!!日頃の食生活に野菜不足を感じていませんか?自分で食事作りを担うみなさんが、毎日楽しく・おいしく・積極的に野菜を食べられるように応援したい!!と思い、今春ジュニア野菜ソムリエとなった私が、心をこめて本を作りました。そのタイトルが『菜愛のあなたへ』です。食べ盛りである20代のおなかと心を満たすお手軽レシピや、野菜の栄養素の効能、買い物時に新鮮なものを選ぶためのチェックポイント、正しい保存方法などの知っ得を盛り込んでいます!これを読めば、きっとあなたも愛菜化するはずです♪



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

韓国料理で野菜 / ~営業を通してのメニュー開発~
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料理は見た目も美しく☆
調理師科での実習を通し、美しい盛り付けや人を感動させる飾り切りに魅了させられた。そこで、大事な第一印象となる「料理の見た目」に重点をおき、「美」しく「味」が良い、【美味しい】料理を作りたいと考えた。レストランCui-Cuiの営業では、目で楽しめるワンプレート料理を考案・販売し、アンケート調査を行った。また、盛り付けや飾り切りの技法を取り入れた料理を作成・比較し、「目で見るおいしさ」の意味を再確認する。他にも盛り付けこだわりのレストランやあっと驚く大皿作品を調査し、料理を視覚から追求する。

飾り巻きずし / ~いつも食べている太巻きをもっと可愛く、もっと楽しく!!~
「飾り巻きずし」を知っていますか?普段食べている太巻きの食材でお花や動物の形に表現されているものを「飾り巻きずし」といいます。桜でんぶと混ぜ合わせるとピンク色、卵の黄身では黄色など、色彩豊かに表現することが出来る酢飯の特徴を生かして桃の花や向日葵を作り、そして季節に合う献立を作成しています。また、実際に作っている様子を撮影したもので作り方を紹介し、さらに、作ったものを発表で展示しようと考えています。飾り巻きずしとはどんなものか知っている人もそうではない人も、是非目で見て楽しんでもらえる発表にしたいです。

学内留学制度
学内留学制度とは、3年時に香川調理製菓専門学校へ通い、実践的な技術を身につけ、専門を卒業すると同時に資格を習得することが出来る制度です。専門での生活は、大学とは違う環境の変化や調理技術の試験等が通っているとき不安だった。大学に復帰してからからは、ゼミ活動や就職活動をどのように活動していけばよいか?と日々不安だらけだった。そこで、私は同じ不安を持っている下級生もいるのではないかと思い、アンケート調査を実施し、学内留学制度のこと・大学に復帰してからのことを分かりやすく説明をします。

Picnic!!
外でご飯を食べよう!!その一言で、ピクニックは始まる。そして青空の下での食事は、気持ちが良く、いつもよりおいしく感じるような気がしてしまう。そのような気持ちを伝えたくて、調理師科への学内留学制度を利用して得た技術を活かし、ピクニックの場を提供した。後期は、時間帯別・イベント・持ち帰り・理想(アンケートにて調査)などと分けて、新しいピクニックを提案しそれぞれをピックアップして発表する。

物語をイメージしたお菓子
私は学内留学制度を利用し製菓科に入学たこともあり、ケーキに関するテーマにしました。ケーキそのものが動物の形になっているようなかわいいケーキが好きなので、物語をテーマとした外観でかわいさの伝わるケーキを作り、パティスリーアプランティとして営業することで評価を得るゼミとしました。ケーキショップPAOPAOオーナーシェフ金子さん(坂戸市入西)に、製菓科とは違う視点から、ケーキ・焼き菓子(ブールドネイジュ)を評価・アドバイスしていただき、それをもとに改善、ケーキ作りに活かしています。

Men’s Sweets
私は学園内留学制度で製菓を学び、自分で作ったお菓子を人に提供したいと思った。大学に戻ってからは洋菓子の魅力(見る魅力・作る魅力・食べる魅力)を知ってもらうために栄大生を対象としたアプランティの運営をした。運営を通して男性にも気軽に洋菓子を食べてもらえないだろうかと思うようになった。近頃、男性を対象とした洋菓子の販売、スイーツサイトなど男性がスイーツに触れる機会が増えてきている。しかしケーキ屋さんの内装や客層を見ると、スイーツ=男性のイメージがまだ少ない。気軽に男性が食べられるような洋菓子とは何かを探る。



五明 紀春ゼミ

現代生活の中のポップコーン / ~日本の団らんの新しいわき役に~
私は三年前からポップコーンを製造し販売するアルバイトをしています。私にとっては身近なお菓子であるポップコーンですが、日本の家庭における団らんではあまり登場せず、日本人にとっては決して身近なお菓子とはいえません。そんなポップコーンを日本人にももっと家庭で手軽に楽しんでもらうべく、日本人に受け入れやすい和風味のポップコーンを作り提案したいと思っています。また発表後には成功した試作品を食べていただき、さらにポップコーンの原料とフレーバーをお配りするつもりなのでぜひ発表を聞きにきてください。

道草を食う / ―野草に食材としての利用価値はあるか―
野草には、見つける楽しみや収穫する楽しみがあります。そんな野草を食べる楽しさを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、テーマとして取り上げました。 今回の発表では、アンケートでいただいた質問に返答し、「栽培は可能か、肥料を与えると大きく育つか」という実験の結果発表や、前回発表できなかった夏~秋の野草・木の実を紹介します。また、まとめとして様々な料理をつくり、テーブルコーディネートを行います。

I am Mycophagist / ~きのこ食べよ!~
Mycophagistとは「菌食主義者」つまり、菌を積極的に食べる人のことを言い、私はそのMycophagistでもあり、きのこマイスターです。きのこは菌でできていると言っても良い程、菌が多く、また菌を食べることは健康に良いと言われています。きのこはどんな料理にも活用できる魅力ある食材です。発表では、山で観察したきのこを紹介。新感覚デザートや「毎日でも食べられる『きのこレシピ』」の試作、きのこの疑問や豆知識を紹介します。きのこを嫌いな人にも好きな人にも、もっと好きになるような発表をと考えています。

こまめにまめ
みなさんは普段から豆を料理に使って食べていますか?豆腐などの大豆の加工品なら食べるけれど、豆そのものはたまにしか食べない人が多いのではないでしょうか。発表を通して豆の栄養成分や効能だけでなく、たくさんの種類があることやおいしい食べ方を知ってもらいたいと思います。たくさんの人に興味をもってもらい毎日こまめに豆を食べてもらえるようにしたいと考えています。今回は、生産者の話や、おすすめの豆料理を紹介したいと考えています。

RED LINE / ~for TOMATO~
私の食卓に頻繁に出てくる食材はいくつかありますが、その中でも小さい頃から変わらず大好きな食べ物が“トマト”です。しかし残念ながら、トマト嫌いな人は多く、私のまわりにもたくさんいます。そこで少しでも好きになってもらえるよう、トマトに含まれる栄養素や働き、どのような効果があるかなど…トマトの魅力を伝えていきたいと思います。さらに、トマト専門店や野菜スイーツ専門店に行き研究を深め、最終的には、トマト嫌いな人でもおいしく食べることができ、トマトを好きになってくれるようなレシピを、女子には欠かせないスイーツにし提案します。

玄米は完全食
「玄米を毎日食べている」という人はほとんどいないと思います。むしろ嫌いな人のほうが多いのではないでしょうか。私もたまに食べる程度でした。しかし、この実習を通じて玄米に対する考えは大きく変わりました。栄養素がバランス良く含まれている玄米は完全食と言われていて、水に浸すと発芽するため生命力があります。玄米には“命をいただく”という日本の食文化に通じるものがあると感じ、「いただきます」という言葉の意味や大切さを改めて考えさせられました。皆さんにも玄米の魅力を知ってもらい今までとは違う目線で玄米を見るきっかけになれば、と思います。

「だし」から見た韓日食文化の比較研究
日本ではかつお節の「だし」をよく使うが、これは世界でも非常に独特な「だし」である。韓国では牛肉の「だし」をよく使っている。普通、牛肉の「だし」は欧米料理でよく使われる「だし」であり、東洋では牛肉の「だし」を使うのはまれである。韓国と日本は最も近い国で周りが海であり、環境も似ているが、異なる「だし」を持っているのに疑問を持った。世界各国では様々な特徴を持つ「だし」が発達し、それぞれの食文化を特徴づけている。これらの特徴や違いはどこから来るのか。「だし」から、韓日の食文化の違いがまた違う目線で見えるかも知れない。

大豆Sweets / ~大豆でもっとヘルシーに~
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高城 孝助ゼミ

卵アレルギー者のための食メニュー開発
ある特定の食物の摂取によって身体にアレルギー症状が出現する現象を食物アレルギー(Food Allergy)といいます。アレルギー反応は、皮膚や粘膜の炎症や気管支喘息、ジンマシン、胃腸障害などを引き起こすものまで様々です。食物アレルギー症状を持つ人は年々増えているといわれていますが、私自身、卵アレルギーがあり、食べられないものが多くあります。そこで自分自身の体験をもとに、卵アレルギーの人でも卵を使用せずに、卵と同等の栄養素を摂取できるメニューと卵を使わないケーキなどを開発したいと思いました。

おいしく食べて美しく / ~ミツバチからのプレゼント~
みなさんはハチミツを食べますか?私は「ハチミツ販売」というアルバイトの経験を通して、ハチミツに興味がわき、研究テーマにしました。ハチミツを買われるお客様の多くが年配の方で、若年層のお客様が少ないことに気がつきました。そこで、若い人にもハチミツのアピールをしたい!と考えました。そのため、ハチミツを美味しく食べる調理法を研究し、新しいアイディアを生み出す。更に、美容法を紹介するなど、ターゲットを女性とし、年齢層は幅広くハチミツの良さを伝えます。ハチミツに興味が無かった方が少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

冷え冷え体をポカポカに / ~冷えと生姜~
冷え性に悩まされている女性、あなたもその1人ではないですか?私はその1人であり、冷え性の改善策を常に追求し、実践しています。改善策の1つに、"しょうが"という言葉をよく耳にすると思いますが、果たしてそのしょうがと冷え性の関連性はなんなのか?近年注目され、生姜湯といった商品も話題となり、私たちの身近な存在となっているこの"しょうが"について、体質改善とともに探求します。

買いたくなる小売店の「食品売場」づくり
消費者の多くが小売店に入ってから買う食品を決めていると言われています。食品メーカーは自社商品の認知率を上げるために広告・宣伝をしていますが、商品の認知率の高さが購買率の高さに直結しなくなっており、広告・宣伝が減価しているのが現実であると言われています。小売店ではプライベートブランドのようなテレビや新聞での広告・宣伝をしていない商品が増えてきています。また、薬局や電気屋など、食品を中心としていない店でも食品を売っているところも増えてきています。そこで消費者が買いたくなる「食品売場づくり」を研究しようと思いました。

Jazz Barをプロデュースする
私の出身地である栃木県宇都宮市は、「餃子の街」として有名であるが、実は餃子の他にも、別名があるのをご存知だろうか。宇都宮市は、「ジャズの街」、「カクテルの街」とも呼ばれ、市内にはたくさんのバーがある。しかしこのことは、宇都宮市民以外にあまり知られていない。そこで、最近元気がなくなってきている我が地元、宇都宮市の活性化も含め、「ジャズの街、カクテルの街 宇都宮」を皆さんにイメージ付けるべく、ジャズとカクテルを組み合わせ、ジャズバーをプロデュースしようと思う。

ドッグカフェのプロデュース
みなさん犬は好きですか?ペット同伴可能なお店、ホテルや旅館、高速道路のパーキングエリアでのドッグラン等を目にすることが増え、近年のペットブームが伺えます。私は犬好きということもあり、犬好きの人を対象にしたドッグカフェをプロデュースしたいと思いました。飼い主が犬と一緒に利用ができ、飼い主のみならず、犬用のメニューの提供、犬好きの人たちの交流の場、情報提供の場として利用ができるドッグカフェのプロデュースをしていきます。何度でも足を運んでもらえるような空間づくりをしていきます。

ヨーグルトの新しい食べ方・商品開発
ヨーグルトは日本人の食生活に定着した食品になっており、牛乳だけでなく植物から作られたものなど様々なタイプのヨーグルト商品が販売されています。そこで私はヨーグルトの歴史を踏まえたうえで新しい食べ方を提案したいと考えました。中間発表では、歴史・世界でどのようなヨーグルトが食べられているか・消費量・分類・植物性乳酸菌の簡単な説明を行いました。今回の発表ではヨーグルトとお年寄りの関係、植物性乳酸菌と動物性乳酸菌の違い、私たちが身近に食べているヨーグルト、新しいヨーグルトの食べ方を紹介したいと思います。

地域の調味料を使った新メニュー開発
インターネットやアンテナショップが普及している現代では簡単に日本全国の調味料を手に入れることが出来ます。そもそも日本にはその地域特有の郷土料理があり、そこで使われている地調味料があります。しかし、私たちはその調味料の使い方をどのくらい知っているのでしょうか??もしこれらの調味料の新しい活用方法があれば、もっと多くの人が地域に目を向け、興味を持ってくれるハズ!!そして地域の活性化に繋がるのでは!?と考えました。中間発表では地域特有の調味料を紹介したので、本発表では地調味料の従来の使い方、新しい使い方を提案します。

ダイエット飲料との正しい付き合い方
みなさんダイエット飲料は飲んだことはありますか?私はダイエット飲料をみると買ってしまいます。健康志向に対応した「カロリーゼロ」、「「カロリーオフ」などと表示した飲料が多数発売されていますが、これらの表示を見て、違いがわかる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。厚生省の「エネルギーに関する強調表示の種類及び基準」では、「ノンカロリー」または、「カロリーゼロ」などの表示をできるのは、100mlあたり5キロカロリー未満であることと定められています。ダイエット飲料の歴史、正しい付き合い方を提案したいと思います。

赤味噌文化 / ~名古屋めしの生い立ち~
名古屋には「手羽先」「味噌煮込みうどん」「味噌カツ」「小倉トースト」など「名古屋めし」と呼ばれる名古屋発で全国に広がっている料理が多数あります。また、名古屋といえば「赤味噌」「八丁味噌」というイメージも強くないでしょうか?赤味噌は「名古屋めし」の味の決め手となっており、その影響もあって名古屋の料理の味付けは全体的に濃い傾向があるのが特徴の1つとなっています。しかし、なぜ名古屋は東西の影響を受けずに独自の食文化が形成されているのでしょうか?近年全国に広まりつつある「名古屋めし」について探求していきたいと思います。

多彩な顔を持った野菜スイーツの開発
最近注目されつつある野菜スイーツの魅力を様々な角度から研究しました。現代の若い世代にみられる、ダイエットはしたいけど甘いものを我慢できないという女性の思いや、野菜摂取量低下などの問題があります。そこで、「野菜をおいしく食べられて体の中から健康になるためには?」と考え、私の好きな野菜とスイーツと組み合わせ開発をしてみようと考えました。研究内容は、野菜スイーツの調査や栄養価の計算、販売店の種類・価格・品揃えの調査。野菜スイーツは洋菓子が主ですが、和菓子への応用、また販売店では使われていないような野菜を使用し開発しました。

野菜に輝きを / ~野菜の「お菓子化」を考える~
みなさん、野菜は好きですか?日本人の野菜摂取量は、一人当たり一日350gを目標にしていますが、300gにも達していないのが現状です。野菜摂取は、がんや生活習慣病を予防すると考えられており、健康を保つためには大切なことです。そこで、野菜がもっと身近なものになれば良いと思い、「野菜のお菓子化」を考えました。野菜もお菓子のように「笑顔で食べてもらいたい」また「野菜嫌いな人でも食べられる」そのような間食としての野菜を提案しています。野菜のもつ可能性に驚きや楽しさを感じ、野菜を好きになってもらえるきっかけを作りたいです。

農家レストランで宮城県をPR
「農家レストラン」を知っていますか?わたしの地元宮城県は、海、山、河、里の食材が豊富な県です。それらの地域食材や郷土料理を提供する農家レストランは最近メディアでも多く取り上げられるようになりました。これからは食品を生産するだけでなく、ビジネスとしての農業の在り方にも注目が集まっています。経済や食糧消費のグローバル化が進む中、日本の農業のこれからのヒントがこの農家レストランにあるのではないかと考えてきました。また、宮城県の食文化や地域食材をPRする新しい場として注目していきます。

新名古屋スタイルの名物菓子の開発
名古屋には「ひつまぶし」「味噌煮込みうどん」「きしめん」「天むす」などがあり、無駄を省き、コストを抑え、それでいながらおいしさを追求し良いものを作るという「合理性」に富んだ気質に支えられているのが名古屋の食文化といえます。現在、全国的に有名になった名古屋ならではの料理はたくさんありますが、お菓子に関してはあまりないように感じ、愛知県出身の私は、名古屋の食文化の知恵をベースにしながらも「ういろう」だけでなく、もう少し彩豊かな新たな名古屋スタイルの名物菓子の開発に取り組み、発表したいと思います。

若者・女性向けビールの提案
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効果的な販売促進とは
飲み物を買う時、おまけが付いているのを選んで買うことってありませんか?私達は毎日のように多数の販売促進を目にします。販売促進の目的は、特定多数、つまりその商品・サービスを購入した人に、特別な物やサービスを与えることで、売上の増加に繋げることです。キャラクターとコラボしているフィギュアがおまけに付いている、パッケージが人気アニメとコラボなど、市場では様々な販売促進が展開されています。現在の厳しい不況期で売れている食品はどのような販売促進を行っているのか?効果的な販売促進とはどのようなものか探りたいと思います。

新しいシリアル食品の提案 / 時短でもっと楽しく健康に!
コーンフレーク、オールブラン、フルーツグラノラ、チョコクリスピー・・・きっとみんな、いちどは食べたことがあると思います。シリアルとは穀類を原料にした加工食品のことで、アメリカから伝わり、日本では1980年代にご飯、パンに続く第3の朝食として認知されました。忙しい現代人が、手軽においしく栄養を摂れるシリアル食品。栄養面からみたシリアルの良さをより具体的にして、シリアルの良さを生かしたメニューをもっと探りたいと思います。

旨!トマトジュース / ~トマトジュース好きを増やす~
皆さんトマトジュースは好きですか?私はトマトもトマトジュースも好きなのですが、トマトは好きだけれど、トマトジュースは苦手という人が非常に多いように思います。女子栄養大学生60名にアンケートを取った結果、トマトが好きと解答した人が83%であったのに対し、トマトジュースが好きと解答した人は30%しか居ませんでした。そこで、トマトジュースが苦手という人に、トマトジュースには、トマトよりもパワーがあるということを是非知ってもらいたいと思い、研究テーマとしました。トマトジュースが苦手な人でもおいしく飲めて、おいしく食べられるレシピを提案します。

アボカドの美食化革命
アボカドの原産はメキシコと中央アメリカ。主に熱帯・亜熱帯で生育し、その木は25mもの高さになり、濃い緑色の果実(アボカド)をつけます。日本では「アボガド」と呼ぶ人が多いですが、「アボカド」が正しい名称です。アボカドサラダや巻き寿司、タコスなどに用いられますが、ブラジルなどではデザートにすることもあります。私はアボカドが大好きですが、アボカドが苦手という人も少なくないようです。そこで、「アボカド」の美食化革命として、アボカドが嫌いな人でも美味しく食べられるアボカドの新メニューの開発に取り組むことにしました。

身も心も温まる色彩スープ
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“お菓子Bar”のプロデュース
皆さんっ!お菓子は好きですか?お酒は好きですか?最近のバーは、ダーツバー・メイドバーなど、ただお酒を飲むだけでなく、お酒と共に自分の趣味を楽しむ場となっています。そこで、お菓子もお酒も好きな私は、おいしいお菓子を食べながら、お酒の飲めるお菓子バーをプロデュースしたいと考えました!・「誰でも気軽に入れるバー」をコンセプトに、店舗設定、メニュー立案をしていきます。・メニューでは、相性のいい者同士を組み合わせる「マリアージュ」を主に、お酒に合うお菓子を提案していきます。

感動を与えるサービスとは / ~お客様から「ありがとう」をいただく接客について考える~
外食業はフードサービス業と言われるとおり、「フード(料理)」だけではなく「サービス(接客)」も売るビジネスです。よく見かける顧客アンケートによれば、「二度と行きたくない飲食店」としてあげられる理由のトップは「従業員のマナーが悪い」ということです。つまり、お客様は「料理の質」以上に「サービスの質」を重視していることが分かります。そこで、お客様に満足以上の感動を与えるサービスとはどのようなものなのか、お客様から「ありがとう」と言っていただける接客の在り方について考えたいと思います。

外食産業の感動創造産業化計画
人と人との関係は1番印象強いものだ。従業員と客の間柄が知り合いでない限り短い時間で相手の性格を知ることはまず不可能である。逆に考えると、1つ丁寧なことを行えば常連になり、1つ雑な応対をすれば怒らせてしまうかもしれない。人間だからこそできるサービスを早くて安いだけのQSR(クイックサービスレストラン)からクオリティの高いサービスと品物を提供するHQQSR(ハイクオリティクイックサービスレストラン)となれば今後日本のフードサービスビジネスが変わると考える。HQQSRを軸として今後の新フードサービスを提案する。



高島 美和ゼミ

パッケージのイメージは万国共通? / ~日本と外国の比較~
みなさんは、お菓子は好きですか。輸入菓子を買うことはありますか。 私は輸入菓子が好きなのですが、購入の際に派手なパッケージが印象的で目に留まります。外国のお菓子は見た目からも伝わるように、とても甘そうな印象や口に合うか分からないなど私たちは、あまりいい印象がないと思います。そこで今回は、留学生にアンケート調査をしました。前回、女子栄養大学の学生にアンケートした内容と留学生向けのアンケートを作成し調査します。アンケートの結果を元に日本と外国のパッケージの違いについて比較していきます。

ラテアートってなあに?
皆さんは絵の描かれたドリンクをみたことや飲んだことがありますか?私は以前、カフェでカフェラテを頼んだ時、かわいいいイラストが描かれたラテが出てきたことがあります。とても驚いたとともに、うれしい気持ちになりました。ラテアートとは何か調べ、ラテアートの魅力をお伝えします。前期では、描き方や定義、歴史について調査しました。後期では、それに加え、ラテアートのように見た目から楽しめるドリンクはないか、家庭で簡単にラテアートを楽しむ方法はないか、を調査しました。

パウンドケーキで野菜摂取量up!!!
ダイエット中で甘いものを我慢している人や、アレルギーを持っていて卵などを使ったお菓子が食べられない人に・・・私は、野菜摂取量をUPしながらも甘みを出す野菜やその野菜にあう野菜を調べました。そして主食としてもデザートとしても食べられるような、イギリス発祥のバターケーキの一種であるパウンドケーキで試作しました。アレルギーやダイエット中、野菜嫌いの人、それぞれの人に合った、簡単にできる何種類かの野菜を使ったパウンドケーキやそのレシピを紹介します。

おいしいの? まずいの? イギリス料理
皆さんは、イギリス料理はおいしくないと聞いたことがありますか?イギリス料理について調べていると、その言葉をよく目にします。一方で、イギリス料理がどんなものか知っている人はあまり多くなく、たとえ名前を知っていてもそれがイギリス料理だと知らない人が多いことが、実習を通して分かりました。イギリス料理にはローストビーフやお菓子のスコーンなど、おいしいものがたくさんあります。実習では、そんなイギリス料理を皆さんにもっと身近に感じてもらうこと、おいしいと思ってもらうことを目的にしています。

仏×和 / 発酵バターを使った新しい食のスタイル
美食の国と言われているフランス。今年の春休みにヨーロッパ菓子研修で訪れた際、発酵バターの存在を初めて知りました。クリームチーズのような香りとコクのある味に感動した私はバターを持ち帰れない事を残念に思いました。しかし帰国すると、日本のスーパーでも置いてあるのをよく目にするようになり、日本でも少しずつ知名度が上がってきている事がわかりました。多くの人にそのおいしさを知ってもらいたく、今回は発酵バターの種類や特徴の紹介、そして発酵バターの魅力を最大限引き出せるお菓子を試作してみました。

ブラジル創作料理☆
世界のグルメシティとして、様々な国の料理が楽しめる東京。イタリアンレストランは何百軒とありますが、ブラジル料理レストランは、まだ十数件程しかありません。もっと、魅力を伝えたい・・・。発表では、ブラジル滞在を通して出会った料理を写真とともに紹介します。また、日本の食材を取り入れて、和風ブラジル料理を提案することで、食べる人にとって親しみやすくする。代表料理フェジョン(豆の煮込み)とパンジケージョ(もちもちチーズパン)を和風にアレンジし、レシピを作る。また、ブラジル料理について更に調査する。



高橋 敦子ゼミ

家庭料理の実践
私たちは坂戸市で「男性料理教室」を行っています。坂戸市では、ご近所付き合いのできる市民の健康作り運動を進めており、市内3大学やボランティア団体が「健康作り地域寺子屋事業」として支援しています。受講者方が将来、市民の指導者になって「寺子屋」を開講し、「市民の健康作り」を呼びかけられるように、色々な調理技術や知識を指導。主に、余りの食材を使ったレシピ、器の選び方、効率の良い調理手順、基本的な調理技術、栄養に関する知識です。これらを行った結果、受講者方の意識や生活習慣にどのような変化があるか、食事側との関係を分析し、発表します。

埼玉の野菜をおいしく食べよう / ~家族とのコミュニケーションをはかる~
子供たちに野菜に興味を持ってもらい、「地産地消」の大切さを知ってもらうことを目的に料理教室を実施しています。この料理教室は子供の食生活の乱れや野菜嫌いの児童が多いと聞いています。野菜は1日の目標量の300gの3分の1である100gを摂取できる献立にし、冊子はイラストを使った分かりやすい表現など子供たちの目線で作成しています。そして家族とのコミュニケーションを大事にしてもらえるように、家庭でも実践できるような献立や料理の指導をしています。

男性料理教室 / ~家庭であまり作らない料理を手作りする~
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高橋 勝美ゼミ

色からみた好まれる料理
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摘み取り果実 / =幼果を食べてみようか=
果樹栽培作業の一つである摘果の目的や現在利用・加工されている幼果(果物の未熟果)商品を紹介し、実際にビワの幼果を利用してクッキーを作ったことを前回の発表で示した。今回は東北を代表する果物の一つであるリンゴの幼果を用いる。そしてリンゴの幼果の成分を紹介、食用化を提案する。また果物とは異なった一つの食材として考え、商品化を視野に入れた加工製品を提案して、より生産性を考慮したものを発表する。

■■豆腐DEお酒■■
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うめーべ!!ほしいも / ~芋の皮を追いかけて~
ほしいもの歴史、作りかた、現在と昔の生産方法の違い、加工される過程で出る皮を、増量剤として使用したまんじゅうとうどんの作りかたを前回発表した。現在、加工される過程で出た皮は、豚の餌として利用されているが、数十年先はどうなるのだろうか。今回は、数十年先の環境変化を踏まえて、皮の活用法を提案していく。また、生産地の市が行っているほしいも広める活動と共に、自ら行った活動も紹介していく。



根岸 由紀子ゼミ

素材にこだわるパン作り / 埼玉県産 地粉&野菜
パン、まんじゅうやうどんなど埼玉県では粉食文化があり、地粉が大切にされています。私は、その地粉と自ら拾って育てた酵母、さらに埼玉県産の野菜を使ったパンを提案し、地産地消を促したいと考えました。大学農園で作った小麦粉と、レーズンやりんごなどから拾った酵母を使ってパンを作りました。そして、埼玉県でよく作られている野菜や大学農園で作った野菜をパンの具材にしたり、生地に練り込んだりして取り入れました。小麦の栽培や酵母拾い、パン作りに興味を持ってもらい、実際にパンを作ってもらえると嬉しいです。

葉っぱビジネスを追いかけて / ―サツマイモ(すいおう)の茎葉利用の普及活動―
すいおうはサツマイモの品種で、強いえぐ味や青臭さをなくし、サツマイモの葉と葉柄をおいしく食べられるように開発されたものです。しかし、すいおうを知っている人は少ないようなので、より多くの方に知ってもらい、すいおうの葉と葉柄を利用した料理・商品を提案することを目的としました。そのために、すいおうのシンポジウムに参加したり、自宅ですいおうを栽培したり、レシピを考え、試作を行いました。また、アンケート調査によって、すいおうの知名度やどのように販売することが求められているかをまとめて、紹介します。

塩スイーツの原点 / ~塩を利用し糖分控えめの「新・塩スイーツ」提案~
塩キャラメル」「塩大福」「塩アイス」など、「塩」を使ったスイーツが注目されています。塩味に甘味という対照的な組み合せをどう思いますか?食事摂取基準でも減らす方向にある塩分なのに、塩スイーツを食べて塩分の過剰摂取にならないのかと疑問に思いました。塩スイーツのブームの原点を追求し、実際に市販の塩スイーツの塩分濃度を測り、さらに塩と砂糖の対比効果を利用した、砂糖控えめで低エネルギーの「新・塩スイーツ」のレシピ提案することを目的に、実習に取り組みました。発表では、試作・提案したスイーツを紹介します。

米を飯以外で食べてみよう / ―ぱくっと たのしく ありがたく―
大学1年の終わりにヨーロッパに滞在してみて、お米のある生活がとてもありがたいと気付かされました。他の穀物が選択しやすくなったことで以前よりもお米を食べなくなっている日本の現実を知り、その消費量を上げる手助けをしたいと考えたのです。といってもお米料理はとても幅広いので、主に飯を使うことを意識しました。「お米を食べたい」という気持ちをそそらせることをモットーに、切り餅をワッフル状にした「モッフル」やご飯を平たくつぶして焼いた「米せんべい」をはじめとする米加工品の商品を開発しています。

すいおう茎・葉の食べ方への提案
サツマイモの葉柄・葉は栄養豊富にも関わらず、えぐ味や青臭さから日常の食材から遠ざかっていました。しかし、サツマイモの新品種である「すいおう」の葉柄・葉は料理として利用範囲も広く、美味しく食べることが出来ます。そこで、栄養豊富なすいおうの魅力を知ってもらうために、生葉・葉柄、ペースト、粉末に分けて、すいおうグラタン、すいおううどんなどの料理を考案・提案しています。



平田 久ゼミ

食材が通ってきた道
人間は、海に生息するシラスを陸に上げるために、“漁獲”のための船や網を作った。さらに固有の道具を、機械を、工場を作ることで、シラスを「加工」の道へいざない、ちりめんじゃこへと変貌させた。こうして彼らは人間に、「シラス文化」をつくらせた。 この「加工」は、他のどの海産物もがたどる過程だ。海産物の加工工程は約110種類に区分されるが、食材はそれぞれが独自の加工工程を経ることによって、個々の特徴ある食品へと変貌していく。実習では、海産物の加工工程の分析を通し、『その食品らしくなっていく』ことを確認した。



平野 覚堂ゼミ

ひとりでできるもんっ / ─Cooking for Beginner─
近年、家庭で手伝いをせずに育った料理の初心者が増えている。料理に挑戦するものの、悲惨な結果に終わる若者を取り上げるテレビ番組をよく目にする。結婚や一人暮らしを機に料理をはじめる人にとって、レシピを見て、料理に挑戦しても料理用語には分かりにくい表現や曖昧な表現が多い。「分からない」、「できない」が積み重なることでストレスを感じ、料理を嫌いになってしまうのではないか。そこで、料理の初心者がストレスなく、「ひとりで」スムーズに料理をできるようにし、一人でも多くの料理嫌いを減らす方法を考えた。

食メッセンジャー / ─目で理解する食の知識─
あなたは有名人が勧めていた食品を買いに行ったことはありませんか?番組で紹介していた一品ダイエットをしたことはありませんか?今あなたが信じたその情報は本当に正しいものですか?そんな情報をあなたは何の疑いもせず鵜呑みにしていませんか?私はこの“わかりにくい”食の情報をアニメーションを用いて“わかりやすい”に変え、印象に残りやすいものを作ることにしました。これを見ることによって、誤った情報に流されずに一度自分で考えてみるようなきっかけになることを期待したいと思います。

気持ちサンド / ─お父さんに贈るサンドイッチ─
父と娘の関係は娘が年頃になると会話が減ってくるといわれている。幼いときは家族付き合いが多いが、成長するにつれて減っていくのがふつうだろう。そんななかでも、母親や兄弟、姉妹とは話しやすいが、父親とは話にくいと感じる娘は多くいるのではないか。そこで、普段伝えることができないお父さんへの気持ちを込めてサンドイッチを作り、気持ちを伝えるきっかけを作りたい。サンドイッチはパンの種類と中身の材料を変えるだけで様々なバリエーションができる。気持ちを込めてサンドイッチを作ることで、父と娘が会話をする機会になれば良いと思う。

食オノマトペ / ―楽しいぎおんごー
日本には、たくさんの『擬音語』があります。お菓子のパッケージに書いてあるサクサク、台所から聞こえる包丁のトントン、コーラをグラスに注ぐ時のシュワシュワ…想像しただけで楽しくなってきませんか?私たちの身近にあって日常的に使われている擬音語をいつもとちがったカタチで取り入れることで、もっと楽しい食生活を提案します。企画1:World Tour 擬音語をほとんどもたない外国人に擬音語を作ってもらう。企画2:ぎおんごクッキング 料理の擬音語がたくさん登場するクッキングマンガ。 など

栄大“らしさ”計画
女子栄養大学らしさって何だろう?たとえば今ある栄養価計算された定食は栄養という栄大らしさを引き出す。それが直接学生の自慢になることはないかもしれない。しかし、それが大学や学生が居着く環境を自然に作り出し、自然と活気をあたえ、大学にとっても学生にとってもよい循環をもたらす。このようなことを増やし、もっと大学の可能性を広げ、栄大らしさを導くことで、学生が過ごしやすい大学づくりができるのではないか。今回、学生の気質に注目したCMと写真から栄大の特色を引き出し、さらにそこから栄大生に合った環境づくりを作った。見た人にこんな大学だったら楽しいなと思ってもらいたい。

エロ食 / ―新しい料理写真の提案―
一般的に料理写真というと、料理とテーブルウェアのみを写した物が多い。しかし、料理は最終的に人が食べる物であり、料理写真に人の姿が入っていても不思議でない。ただ単に料理単体から「おいしさ」を感じるのではなく、「おいしさ」以上の表現を提案する。1つめの提案では、人が食べる物である食べ物の写真に、その人の体の一部を入れて撮影した。料理に焦点を当てて撮影することで、料理自体がメインとなっている。2つめの提案では、食べ物を食べている人の姿を撮影した。こちらは、人の表情や仕草に焦点を当てて撮影し、人の姿がメインの料理写真となっている。

大学へ行こう! / ─新・栄大提案─
入学するとき、多くの人は少なからず大学生活に期待を抱き、「大学に行きたい!」と思っている。しかし、大学に慣れてくると、「大学に行かなきゃ…」というマイナスな感情で通学するようになる人も多いのではないか。大学は「行きたい!」と思えてこそ、楽しい場になる。そこで、もっと栄大生自身が行きたくなるような栄大のカタチを提案する。在学生や教職員がもっと栄大を好きになれば、学外の人にも自然とその魅力が伝わるだろう。第2回発表会では、夏のオープンキャンパスに行った企画とブンカの学生向け、大学全体に向けた企画を発表する。

どうなる?日本の伝統
日本には昔から根付いてきた伝統が数多くあるが、今の日本は生活スタイルの変化等から伝統がなおざりになっているように感じる。このままでは日本の伝統が消えてなくなってしまうのではないか。伝統にはそれぞれ意味があり、行っていくことは大切なことである。しかし今の時代に昔と同じように伝統を実施していくのは困難である。そこで本来の伝統のあり方や現代に合った方法で伝統を知らない人たちに伝統を知ってもらい少しでも長く将来に残せるようなきっかけを提案する。

和菓子若者専門店 / —いまに合った和菓子屋のカタチ—
大学生にとって和菓子屋は身近な存在ではありません。和菓子屋独特の威厳や寂れた雰囲気が和菓子屋離れを引き起こし、そのことによって更に和菓子に触れる機会がなくなっているのではないでしょうか。そこで私は絵本を通して大学生に受け入れられるような和菓子屋のあり方を提案します。絵本には、和菓子に欠かすことの出来ない「時の移ろい」を含めること、和菓子を際立たせると考える光と季節を意識した建築を表しています。大学生のみなさんがこれを読み、こんな和菓子屋がもしあったら入りたいと思い、和菓子をもっと身近に感じるきっかけ作りが出来たらいいと思います。



松田 康子ゼミ

S&C Cafe運営の裏側 / ~見られない部分を覗いてみる?~
4月から約半年間、月に2~4回のペースでCafeの運営をしてきた。どうすればもっと楽しんでもらえるか?喜んでもらえるか?たった二人での手探り営業はなかなかにハードだったが、楽しみも多かったように感じた。営業をしていると、お客様の立場からでは見えない部分があることを改めて実感した。発表では、このS&C Cafeをどのような流れで運営してきたのか?試作の工程や店名が決定するまでなど、通常お見せしない部分をちょっと覗いてもらおうと思う。S&C Cafeの見方が変わるかも?シフォンケーキの試食あります!

S&C Cafe / ~私たちが目指したcaféの新しい形~
cafeを先輩から受け継いで行なっています。受け継いできたcafeをより良くしていく為に、cafeに新しい形がほしいと考えました。考えたのは、和風と洋風に分けたcafeにすることで、お客さんが飽きずに何度でもcafeに行きたいと思ってもらえると考えました。cafeのメニューは、定番のシホンを2種類、期間限定の季節のシホンを1種類で考えていきました。シフォンケーキ以外のメニューでは、和風には和風らしく和菓子を、洋風には別の洋菓子も考えて販売していました。また,内装も、なるべく和風と洋風とで分けるように心がけてきました。



宮内 正ゼミ

カフェの接客
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カフェにおけるサービスとは何か / ―カウンターサービスで満足ですか?―
カフェで提供されるものは、フードやドリンクだけに限りません。形にこそ残らないものの、私たちはサービスの提供も受けているのです。カフェにおけるサービスには、スターバックスのようなカウンターサービスやレストランのようなテーブルサービスがあります。急いでいるときに、その場ですぐ受け取れるカウンターサービスは魅力的な存在ですが、マニュアルに頼りきったサービスは果たして私たちを満足させてくれるでしょうか。私たちが満足するサービスを「良いサービス」と呼ぶならば、その良いサービスとはいったい何でしょうか。

常連客とは何か / ~客の事例分析~
あなたには行きつけのお店はありますか?客側の目線で言えば、お気に入りのお店があることは素敵なことだと思います。自分の好きな味や、場所を提供してくれるお店を持つことは、息抜きや気分転換にもなります。それとは反対に、店側から見ると、常連客とはどのような存在なのでしょうか。経営の安定という意味だけではなく、常連客の作りだすお店の雰囲気や、店員とのやりとりなど、新規の客に対するそれとは明らかに違うものがあると思います。そのような違いに注目して、常連客について考えてみたいと思います。

カフェチョイス!!
実習が始まるまで、カフェは買い物途中などで寄ることがあっても、けっしてわざわざ行くところではなかった。私のように、多くの人にとってカフェは“寄るところ”なのではないだろうか。カフェを“寄るところ”ではなく“行くところ”としている人たちはなぜそこに“行く”のか。雑誌やインターネットなどのメディアを見て、その中の数店舗を中心にフィールドワークを行い、多くの人に選ばれているカフェにはどのような共通点があるのか、どういった要因で選ばれているのか、現代のカフェの特徴を浮き彫りにする。



宮城 重二ゼミ

飲酒運転の現状 / ~その時あなたは飲む?飲まない?~
2006年8月25日に福岡県で飲酒運転事故が発生し、その事故で子供3人の尊い命が奪われた。これをきっかけに、警察は日本全国で飲酒運転を厳しく取り締まる姿勢を見せた。しかし4年経った今、減少傾向にあった飲酒運転事故は少しずつ増えている。なぜあのような衝撃的な事故が起きたのにもかかわらず、飲酒運転事故は後を絶たないのだろうか。今回の実習で、実際に飲酒運転をした人にインタビューを行った。これを事例として紹介し、人々のモラルに問いかけ、情報提供していきたい。

サプリメントってどんなもの? / ~正しい付き合い方とは~
忙しい社会生活を送る中、十分に食事をとれずにサプリメントに頼る人々がいます。けれども本来の乱れた食生活の改善策ということで、あくまでも補助食品として利用するはずが、実際には過剰に摂取していたり、ましてや食事の代用品として利用してしまっている人もいます。食事を手抜きしてサプリメントに頼るといった用い方では本末転倒というものです。調理された食事を楽しみ、本当に不足したと感じる時にサプリメントを利用するように、豊かな食生活に向け、より良いサプリメントの摂取方法を提案していきたいです。

個食をもっと楽しく! / ~高齢者の孤食の問題と改善策~
皆さんは高齢者の孤食問題を知っていますか?今の日本は高齢社会であり、一人暮らしの高齢者が多く存在しています。さまざまな理由から、一人で食事を食べることを強いられてしまう高齢者の『個食』は、一人寂しく食べる『孤食』であってはなりません。情報を発信し、高齢者の方達の毎日の食事が豊かになるきっかけ作りをしたいと思います。アンケート調査、高齢者の食事調査、文献調査を通して、問題の改善策を高齢者の方達に提案します。



三好 恵子・堀端 薫ゼミ

学校給食 / ~効果的な食育教材の研究~
学校給食は、小学校6年間ときに中学3年間、くり返し食べられてるため、効果的な食育が実施できる機会と考える。私は、成長期の子供達に食事の楽しさや学校給食の大切さを伝えていく事で、食育に繋げる事が大切だと感じた。その為には食育のテーマとともに、子供達の特徴にあった教材作りが欠かせないと考えた。そこで、坂戸県立聾学校の管理栄養士さんに協力を得て、給食に行われる月1回(4月~10月)の食育に参加し、教材作成と食育指導を行った。12月の研究発表会では、指導案、教材作りまでの流れや手話による指導の実際を紹介する。



武藤 志真子・藤倉 純子ゼミ

子どもを菌からまもる / ~食中毒予防~
毎日食べる食事をより安心して食べられるように、食中毒予防について情報発信をしようと思った。免疫の低い子どもをターゲットにし、子どもとその保護者を対象に学習ソフトをFLASH(アニメーションを作成するソフト)で一から作成した。作成上の工夫としては子どもに親しまれるように、オリジナルでキャラクター(よぼうちゃん)を作成し、音楽やナレーションも入れた。その学習ソフトを保育園の先生に評価して頂き改善した。アニメーションはマウスでクリックする簡単なもので、当日はその学習ソフトを実際に使ってもらいたい。

◆遊んで学ぼう!英語で食育◆ / ~楽しく学べる英語の食育ツール開発~
「あなたは赤・黄・緑の食品をきちんと食べていますか?」英語教育が盛んになってきている昨今、そこに食育を盛り込むことができたら食育にも注目してもらうことができ、英語を組み合わせると興味深いと考えた。赤・黄・緑(三色食品群)の食材やその食材の含まれる料理をカードにし、子供も大人も一緒に楽しむことができる英語で食育を行うゲーム(Vege GAME)を開発した。Vege GAMEは赤・黄・緑の三種類で、食のレジュメと説明書を同封した。イラストは手書きのオリジナルにした。発表会当日は実物を準備いたしますので、ぜひ遊んでみてください。

【女子中高生の食育】 / ~携帯サイトを通じた痩せ思考の改善~
近年の女子中高生は、自己の体重や体型を過大評価し、実際の体型は肥満で無いにもかかわらず、さらに痩せたいと願望する者が非常に多い。そこで、対象となる女子高生の実態を把握する為、女子高生180名に集団留置法でアンケートを実施した。そのアンケート結果を元に過度な痩せ思考の改善と、正しい食・健康に対する知識を伝える事を目的とした携帯サイトを作成した。リーフレットと共に情報提供した後、携帯サイトの公開・リーフレット配布の結果、対象にどの様な意識の改善があったかを再度アンケート調査を行って確認した。

あなたの姿勢は大丈夫? / ~姿勢と健康~
普段私たちが何気なくとっている姿勢が体の歪みを招き、様々な痛みを引き起こすことがあります。そこから体に何らかの症状があらわれてくることもあります。そこで毎日の体の状態などを記入しながら活用できる『style note』をコンセプトにパンフレットを考案しました。今回は、女子大生を対象に姿勢や体に関する悩みをアンケート調査しました。また姿勢矯正などを目的に販売されている媒体を実際に体験し、自分が効果的だと感じたものや、アンケート結果、第1回発表会でいただいたコメントなどをもとに内容を決定しました。

いらっしゃいませ!ご注文をどうぞ! / フードサービスの接客ゲーム
接客業とは形のないサービスであり、多種多様なお客様を相手にしなければならないため、非常に難しい分野です。その練習の場を作り、かつ実際の接客業務に近づけるフードサービスの接客シミュレーションゲームの作成をすることにしました。開発ツールFlashを使用し、出題では写真、動画などを使ってなるべく問題がイメージできやすいようにして、マウスのみでゲームを進められるよう工夫しました。多様な接客業において、限られた選択肢しかないゲーム作成は難しかったですが、様々な方々にプレイしてもらい、評価を頂きました。