教員の守屋です。今日はうれしいお知らせをお届けします!
実践栄養学科3年のKさんが考案した献立が、長野県の公式クックパッドに掲載されました!
https://cookpad.com/user_kondates/201166
Kさんは、3年後期に管理栄養士活動実習で長野県大町保健福祉事務所で実習をさせていただいた折、クックパッド長野県公式キッチンに掲載するためにACE献立を作成するという課題に取り組みました。
献立の基準は主菜1品、副菜2品であること、エネルギー500~700kcal、食塩相当量3g以下で野菜(きのこ・海藻を含む)140g以上が摂取できるというものでした。
本学に入学し、長野県人会の新入生歓迎会や新年会に参加して学んだ長野県の食材や郷土料理などをいかしたいと思い、県人会でおなじみの鯖缶や長野県の農作物を使った料理を考案することにしたそうです。
以下、献立作成の際、Kさんが工夫した点です(Kさん談)。
海がない長野県では、古くから鯖缶が常備食とされてきました。しかし、鯖缶を使った料理は食塩相当量が高くなりやすいため、カレー粉を使ってサバの臭みを和らげるとともに、物足りなく感じがちな減塩メニューをスパイシーな香味で味を引き締め、満足感のあるサバカレーにしました。さらに、信州産のきのこや豆を使い、野菜もしっかり取れるボリュームのある一品にしました。また、ドライカレーの付け合わせは、パルメザンチーズをふりかけてソテーすることで野菜の甘みがアップし、彩も美しくおしゃれなカフェ気分を味わえるようにしました。
コールスローサラダといえばキャベツのイメージが強いですが、長野県産の白菜を使用して白菜に含まれるうま味成分のグルタミン酸で美味しさもアップするよう工夫しました。食塩3g未満でも満足感のある献立を考えるのには苦労しました。
多くの若い世代にこの事業のことを知ってもらい、この記事を閲覧した人達が「作りたい!」と思ってもらえるように、カフェのようなワンプレートごはんでバランスの良い献立にしました。私のこだわりがつまった献立です。
サバの栄養価(←ここをクリック)については、以前、名誉会長の五明先生が紹介して下さいました。ヘルシーな鯖缶を使ったおいしくて健康的なACE献立、皆さんも作ってみませんか?