塩少々、塩ひとつまみを、計ってみました
学園の創立者 香川綾は、誰がつくってもおいしい味になるように、計量カップとスプーンを考案し、その普及に努めました。
料理のおいしさの中で、塩加減の決め手となる「塩少々」、「塩ひとつまみ」の量は、実際にどのくらいでしょうか。
本学短期大学部の1年生35名と調理学研究室の教員・スタッフ5名の計40名が、精製塩の少々(親指と人差し指でつまんだ量)とひとつまみ(親指、人差し指、中指でつまんだ量)を計ってみました。
塩少々(親指と人差し指でつまんだ量)
■塩少々の量の分布
■塩少々は、今回の計測では、平均で0.2gでした。
■最も値が小さい人で0.1g、最も大きい人で0.5gと、人によってつまむ量に違いがあることがわかりました。
■また、個人ごとに5回の計測値をみてみると、大方の人で0.1~0.2gの違いがあり、最大で0.4g違う人もいました。同じ人でも、その時のつまみ方によって量に違いがあることがわかりました。
ひとつまみ(親指、人差し指、中指でつまんだ量)
■塩ひとつまみの量の分布
●塩ひとつまみは、今回の計測では、平均で0.5g(最小で0.2g、最大で0.9g)でした。
自分の塩少々、塩ひとつまみのおおよその量を知ることができ、人によって、またその時のつまみ方によって、量に違いがあることがわかりました。