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栄養学の基礎を楽しく学ぶ

栄養学の基礎を楽しく学ぶ

1年前期に開講される「栄養学総論」では、栄養学の基礎として、食欲、栄養素の消化・吸収・体内動態、生理作用、欠乏症・過剰症、エネルギー代謝、水分代謝を学びます。

1回目の授業では、「食欲」を学びます。「お腹がすいた」「お腹がいっぱい」という感覚は、実は、さまざまな要因によって調節されています。その要因の一つにレプチンがあります。レプチンは、脂肪細胞で分泌され、摂食量を抑制したり、エネルギー消費量を多くしたりして、「やせ」を招きます。なお、レプチンという言葉は、ギリシャ語の「やせ」からきています。少しでも栄養学に興味を持ってもらえたらと、レプチンの講義で必ずみせるこの写真は、レプチンが欠損した肥満のラットです。研究室でこのラットを用いて実験をした時のエピソードをふまえて話をしています。