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自分の眼で、食品の成分や品質を確かめる

自分の眼で、食品の成分や品質を確かめる

食品学実験では、食品の成分分析、食品の規格や品質判定、加工食品の製造を行います。実際に自ら体験することによって、食品を深く理解することができるようになります。
ここでは、食品の成分分析など、実験の一部をご紹介します。

本学には、実験に使う器具や機械がしっかり備わっています。いろいろな機器を使って、食品から特定の成分を抽出し、その量を測定したり、食品がJAS規格に沿った品質かどうかを調べたりします。

タンパク質の分析

食品に濃硫酸を加え、ドラフトチャンバーの中で分解します。ドラフトチャンバーとは、化学実験で気体や揮発性の有害物質を扱う時に使用する、排気装置です。
分解が進むとキレイな緑色になります。
分解した試料溶液を蒸気で分解させます。いかにも化学実験っていう感じで、劇的に色が変わる変化に感激します。

灰分と無機質の分析

灰分の実験では、食品を550℃で燃やします。
灰から無機質を抽出します。抽出した無機質は原子吸光光度計で測定します。

醤油のJAS規格の品質判定

たまり醤油、しろ醤油、薄口醤油、濃口醤油、再仕込み醤油の5種類について、JAS規格に沿った品質かどうか調べます。